講義テーマ: 「高齢者の身体の特徴」
講師:日本医療栄養センター 所長 井上正子
井上内科医院 院長 井上一也
調理テーマ: 「高齢者の食事作り①
~嚥下力と咀嚼力を考慮した献立~」
講師:管理栄養士 齋藤慶子
✿✿✿1日の献立内容✿✿✿
(毎回1日分の献立を資料としてお渡しします。)
1日熱量:20.1点 塩分:8.6g 食物繊維 18.8g
※女子栄養大学の四群点数法を用いて献立をたてています。
朝食:ふわふわフレンチトースト
蒸し野菜サラダ
南瓜とコーンのスープ
バナナとオレンジのヨーグルト
お茶
昼食:そうめんの中華あんかけ
アボカドとトマトのみそピーナッツ和え
からし菜としらすのとろろがけ
ほうじ茶
調理実習では、夕食と間食分を作ります。出来上がりがこちら↓
※一人分の出来上がり写真です。
夕食:やわらかご飯
きす・タラの芽・南瓜の天ぷら
新じゃがのしんじょうかにあん
焼きパプリカのおろし甘酢和え
筍と玉葱の味噌汁
間食:抹茶ゼリーのタピオカかけ
(調理実習の風景)
本日は参加者の方17名でした(皆さん気合いが入っています)!!
今回は、実習後に皆様から頂いた貴重なお声をご紹介…
「抹茶ゼリーを沈殿させない方法が勉強になった!」
「お味噌汁に入れる玉葱えお、電子レンジで温めるというのは
今まで気づかなかったのでやわらかくなり良かった。」
「同じ班になった人と調理しながら、いろいろとお話できるのが楽しい。」
ありがとうございました!!
(講義風景)
はつらつセミナーでは、皆さんで作った食事(夕食分)を
温かいうちにしっかり食べ、そのまま講義に入ります。
テキスト「新しい栄養学と食のきほん事典」と別に配布した講義資料を用いて
井上内科医院 院長先生と日本医療栄養センターの井上正子先生が講義を
して下さいます。
まず院長先生から「嚥下というのは勝手に食べ物が胃におっこちるの
ではない。必ず自分の意思で飲み込まないと嚥下は出来ない。」
そこで例えとして「逆立ちしても、嚥下はできる。」ということを
おっしゃられていました。どんなに介護する側がスプーンを口に運んでも
本人が飲み込まなければごっくんできない。
井上先生にバトンタッチされ、飲み込むためには料理形態の工夫や
環境、見た目も大事。そして「寿司や天ぷらは、食欲のない人の起爆剤
になります。好きなもので食欲を出して頂き、飲み込んで頂くことが大事」
とおっしゃられていました。

とうわけで、あっという間の3時間40分が終了しました!
本日参加された皆様、お疲れ様でした!!
熱心に聞いてくださり、調理実習も積極的にしてくださり
皆様のやる気と熱意と楽しんでいる姿に、講師スタッフ一同
感激いたしました。
これからも、頂いたご意見を取り入れながらためになる
内容にしていくため準備を進めていきたいと思います。
今後とも何卒よろしくお願い致します。
✿(次回のお知らせ)✿
✿はつらつ人生食生活セミナーの詳しいご案内はこちら↓
http://ameblo.jp/jmnc-tukuru-taberu/theme-10037543381.html
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http://www.jmnc.jp/
次回のはつらつセミナーは6月6日(水) 10:00~13:40
講義テーマ:「高齢者の身体の特徴を知る」
調理テーマ:「高齢者の食事作り②
~減塩で美味しい工夫~」
※お申し込みは6月5日(月)までとなります。お早めに!