先発医薬品の自己負担額値上げ! | 一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)

      ▲▲▲▲誤った美容目的使用のヒルドイドも▲▲▲▲

 4月19日、厚労省は後発医薬品がある特許切れの一部の先発医薬品について、10月から患者の自己負担額を引き上げると発表しました。これは医療費の公費負担を抑えるのがねらい。負担額が引き上げられる医薬品リストには、血行促進薬/ヒルドイド・抗インフルエンザウイルス薬/タミフル・抗不安薬/デパス・認知症治療薬/アリセプト・湿布薬/モーラステープなどの名が。対象となるのは後発薬の発売から5年以上が経っているか後発薬の発売から5年以上が経っているか後発薬の使用割合が5割以上になっている先発薬です。

 

 処方薬は価格が安い後発薬があっても患者の希望で価格が高い先発薬を選んだ場合は、後発薬との差額の25%が保険適用除外となり自己負担額が増えることになります。

 

 美容関係のSNSなどで「薬だから美容に効く」との口コミで注目されていたヒルドイドがあることで、界隈がざわついています。ヒルドイドは本来疾患治療のための、外用塗布薬として処方されます。医療保険適用で安価であったことも相まって、虚偽問診で目的外の処方で入手するケースも増加していました。しかし実際には乾燥肌は短期使用で改善せず、治療薬ゆえ効果が高いはずとの思い込みから、いたずらに長期使用を奨励する誤った美容法が横行。誤解からの適用外使用問題・医療費増加などが重大視され、2017年に健康保険組合連合会が保険適用外とする要望を出していました。

 今回の改定によりヒルドイド300g処方の場合、3割負担額は現行より774円増えて2.439円となる見込みですビックリマーク(BELLEZZa抜粋)