現在放送中の朝ドラ
「カムカムエヴリバディ」。
趣味のジャズや戦前戦後の日本ジャズ史がテーマのひとつになっているので、制作発表以来 気にしていました。
朝ドラ放送時間帯は、車でラジオを聴きながら移動中なので見られません。
番組の録画機能もないし・・・。
実のところ放送開始後4、5回分くらいしか見ていません。昨年末に見た、初代ヒロイン編ダイジェスト番組で脳内補充。
涙腺崩壊の場面がたくさんあったので、連続して見ていたらドライアイが治ったかなと想像します。
深津絵里さん演じる2代目主人公「るい」の名前の由来は、トランペット奏者で歌手のサッチモことルイ・アームストロングです。
アメリカに渡った母(上白石萌音さん演じた初代主人公・安子)と戦死した父(稔)が、ジャズの流れる喫茶店で聴いた想い出の曲『On the Sunny Side of the Street』を演奏したルイ・アームストロングの名をとって娘に命名したのです。
1月5日の放送を見ました。
1962(昭和37)年ごろを設定した大阪のレコード店内が映り、面白く視聴しました。
窓に貼ってある新譜紹介は
ソニー・ロリンズ『橋』
ジョン・コルトレーン
『オーレ!コルトレーン』
思わずニヤリ。
©NHK 2022/01/05
渡辺貞夫のアルバム宣伝が
後ろの棚に見えます。©NHK
レコードジャケットを
手に取りました。
演奏はもちろん
ルイ・アームストロング。©NHK
ルイ Louis
フランス語圏を中心とした男性名で、歴代フランス国王に累々と続く名前が有名。
断頭台に上がった国王もいました。
LとVが重なったロゴで知られるフランスの高級ブランド、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)は創設者のイニシャルからでした。
調べてみると、英語圏ではルイやルイス (イギリス王室で問題を起こしやすい王子の名前として知られています)。
女性形Louiseでは、ルイズ、 ルイーズ 、 ルイーザ 、 ルドヴィク (リュドヴィク)、イタリア語は ルイージ 、ドイツ語では、 ルートヴィヒ・・・とリンクするようです。
ルイ・アームストロング
のレコードといえば
『What a Wonderful World』
『Hello, Dolly!』
『聖者の行進』
あたりがお馴染みでしょう。
歌手エラ・フィッツジェラルドと
共演したアルバム
『Ella and Louis』
『Porgy and Bess』
も、心が洗われます。
そして
ディズニー主題歌集1968
ルイ・アームストロング/
サッチモ・シングス・ディズニー
日本コロムビア
1986発売/YX-7375-BV
LPコレクションから
見開きジャケット写真
NHK連続テレビ小説・
朝ドラをご覧の方たちに
ルイ・アームストロングが
出演した音楽映画も
オススメしたい。
音楽映画『ニューオリンズ』
音楽映画『ニューオリンズ』
(1947・アメリカ)DVD
監督:アーサー・ルービン
「オペラの怪人」
出演:ルイ・アームストロング
ビリー・ホリデイ
ウッディ・ハーマン楽団
1917年のニューオリンズから
シカゴが舞台。
ジャズシンガーのビリー・ホリデイ
唯一の映画出演。
1947(昭和22)年公開当時にあった、アメリカの理不尽な人種差別も描いています。
映画『グリーンブック』にも同じようなシーンがありました。
DVD:PDB-505F
輸入発売元:キープ
日本語字幕、英語字幕、字幕なし
MADE IN HONG KONG
映画『グリーンブック』
(2018・アメリカ/写真:パンフレット)
1962年、アメリカニューヨークから
人種差別が激しい南部へ
演奏旅行するジャマイカ系
天才ピアニストの物語。
運転手はイタリア系。
共に実在人物を映像化。
※朝ドラと同じ時代なので、当時の
日米ジャズ事情の理解が深まります。
ナット・キング・コール
「アフター・ミッドナイト」
「ラブ・イズ・ア・スプレンダー・シング」
高音質・好録音の愛聴盤
スター・ダストを聴いてほしい!
LPコレクションから
激しい人種差別の中で演奏したジャズミュージシャンたち。
ルイ・アームストロング
ナット・キング・コール
デューク・エリントン
ルイは国王。
キングは王様。
デュークは公爵。
彼らがそのような名前を付けて
白人客の前で演奏していた
のです・・・。
【追記】
日本でも、「るい」「ルイ」は、子どもに付ける名前として人気があるようです。
国王や王子のイメージと、音の響きや発音で海外受けが良いらしい。
アメリカ・プロバスケット、NBA の ワシントン・ウィザーズ で活躍中の八村塁選手がいました!
昨年秋に見かけた
八村塁選手コラボ食品
「僕の商品つくってほしいな」
富山市出身
八村塁選手のリクエストで実現した
日清カップヌードルの富山・氷見カレー
パッケージコレクションから
【関連拙ブログ】
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(2016/01/07)
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