『ゴッホと静物画』伝統から革新へ | Thanks cherish now ♡

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(●´ω`●)ゞ




11月の最終週

新宿にある SOMPO美術館にて

開催中の『 ゴッホと静物画 』展へ


ちょっと、何か食べてから行こうよー。

と寄ったのは、いつも混んでる

『 GARDEN HOUSE Shinjuku 』



しらすとネギのピザ

真鯛と野菜のグリル、と

飲み物は 撮るの忘れました(*´∨`*)


実際はもっとなんか、鎌倉だったかな〜

お洒落なネーミングだったような 笑





チケットは用意してたものの

週末ということもあって

やっぱり混んでましたねー。


SOMPO美術館は、週末でもいつもゆっくり

見ることが出来るイメージなのに

ゴッホだと やっぱりこうなるのか^_^;




ほとんどの絵が 撮影可能でした⿻*.·


ゴッホの静物画を中心に、ゴッホの前の時代、

同時代、あとの時代の作品を比較しながら

見ることが出来ます



会場に入って、一番最初に出てくるのは

ドクロの絵ですが

個人的には、そんなに好きじゃないので

撮ってないんですヨ


メメント・モリ(死を忘れるな)

という戒めを込めて描かれた

17世紀の《ヴァニタス》と

1887年にゴッホが描いた《髑髏》から

スタートします



メメント・モリって言葉

多分皆さんも、最近はゲームのCMとかでも

目にしてるんじゃないかナァ、と


ヴァニタスとは、元はラテン語で

空虚、虚栄を意味しますので

絵のモチーフとしては、、


火の消えた燭台、萎れかけた花、

腐った果実、時計や砂時計、グラス、

コイン、書物、筆記具などなど


うーむ。

全然 心踊らないので、サッと見ました^_^;


ここからは、スマホで撮影した

ゴッホの絵の一部になります


《 青い花瓶にいけた花 》



この時代、静物画の価値は

そんなに高くはありませんでした


ゴッホが、静物画に取り組んだのも

モデルを頼むお金がない、、

という、単純な理由からでしたが


色の組み合わせや、対比など

色彩の研究をする上で

とても大事な作業となったのです



1887年、ゴッホが

色彩の研究に余念がない頃の作品です


《 野牡丹とばらのある生物 》


面白いのは、この絵はですね     ↑↑↑

長いあいだ

ゴッホの絵だと思われてなかったんですよ



いずれも当時のゴッホ「らしからぬ」要素が

多いことと、署名の位置、書体などからも

疑問視されていたんです


2003年に発行された

クレラー=ミュラー美術館の収蔵品目録には

この作品は「過去にフィンセント・ファン・

ゴッホ作とみなされた」作品として

掲載されています


1998年に撮影されたX線写真では

《 野牡丹とばらのある静物 》は

ふたりの格闘家(レスラー)の絵の上に

描かれていることが分かっていたんです


クレラー=ミュラー美術館は

X線よりも詳細な情報を得ることが可能な

スキャニングによる調査を実施したところ、

ゴッホが他作品に用いていた絵の具と

筆致が確認されました


さらにレスラーの風体が、ゴッホが学んでいた

当時のアントウェルペン王立美術学校の記録と

一致することも分かったのです



またこの作品は

下に描かれた絵を消すことなく、

直接花の絵が描かれているのですが

こうしたキャンバスの再利用方法も

1886年4月から1887年初頭の

ゴッホの作品では特徴的なものでありました


これらの調査の結果

《 野牡丹とばらのある静物 》は、再び

ゴッホによる作品に位置づけられたのです



《 ばらとシャクヤク 》



ゴッホの《ひまわり》と並んで

《アイリス》がありました


個人的にはアイリスの方が、より好きなのです


青と黄色の対比を表現する時に

一番最初に頭に浮かぶのが アイリスです




SOMPO美術館には、1987年 

ゴッホの《ひまわり》が 当時の価格 

53億円で落札され コレクションに加わり


以降アジアで唯一、ゴッホの《ひまわり》を

見ることができる美術館として現存します


いつもは、分厚いケースでカバーされ

頑丈に守られていますので、

写真を撮っても反射してw

上手く撮れないのですが^_^;


今回の展示で、カバーはありません!

カバー無しでは、初めて見ました 笑


なのに、、アイリスに気を取られw

写真撮るのを忘れました!笑(●´ω`●)ゞ




1888年12月23日

ゴッホとゴーギャンの共同生活は

わずか2か月で終わりを迎えました


ゴーギャンの手記によると

ゴッホはゴーギャンとの激しい口論の末

自ら剃刀で自分の耳を傷つけたといいます


ゴーギャンはアルルからパリに向けて出発し

ゴッホは、アルルの病院に入院しました


1889年1月7日、退院したゴッホは

弟テオに宛てた手紙の中で

「明日になったら仕事に戻ろうと思う

   手慣らしに 1、2点、

   静物画を描くことから始めようと思う」

と言っています


《 皿とタマネギのある静物 》


テーブルの中央には

皿とタマネギが置かれています

手前にはボトルの一部とパイプが

右手には、逆さに配置した手紙が見えます


テーブルの奥には、マッチ箱、封蝋、

ロウソクをともした燭台が置かれています



燭台、タマネギ、本、パイプなどのモチーフは

ゴーギャンと共同生活を送っていた時期に

描かれた作品にも描いており、、


手紙と封蝋はテオとの書簡を、

テーブルからはみ出した燭台は

ゴーギャンの不在を連想させるものです


ゴッホの当時の状況と

内面を物語っていると言えるでしょう



✼••┈┈┈┈•✼•┈┈┈┈•✼•┈┈┈┈••✼


また、今回の展覧会では
ベル・ジャルディニエールの
カレンダーがありまして〜素敵でした♡

会場では 撮影不可だったので
一部、図録から撮っています







また、今回の展示図録なのですが

印刷がですね

個人的には、すごーくGOODでした!笑


それは、印刷の紙面の明るさです

実際に見た絵と同じくらいの明るさを 

ちゃんと保って印刷されているから!


展示図録は、実際の絵の明るさよりも

すごーく暗く 印刷されてるモノも

あったりするので、これはとてもいいです



私の仕事柄?も

あるのかもしれないけれど

仕上がりの印刷の具合とかが

気になる時があるんですヨ^_^;


あと、その図録と

値段との釣り合いも気になるわー。笑




めちゃめちゃお金かけた感じの、装丁とか

図鑑みたいに厚い表紙の図録って

結局、あとでまた見るときに

重くて疲れて、読みにくいしー、


お行儀よく、テーブルに置いて 

ページをめくるしかないでしょう?笑



背もたれ椅子に座り、両足を椅子の座面にのせ

、、つまり、椅子の上に体育座りねw

膝に図録を立てかけて読みたいとき

わりとあるんだもの 笑(●´ω`●)ゞ


表紙も、油彩のヌラヌラした見た目w

と ボコボコした質感で、いい感じに♡

作られています



ではでは皆さま (❁ᴗ͈ˬᴗ͈) 

いつもこちらにも ありがとうございますꕤ*.゚



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