石丸伸二氏の会見を見て、聞いた | 風の行方

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↓ 石丸伸二氏、都知事立候補公約会見

 

朝から雨のきょう。

都知事立候補の公約会見を、動画で見た。

彼の人となりがわかりやすい。私利私欲がない真っ直ぐな言葉、はぐらかさないで答える姿勢。

 

この方の選対本部長に就いた諸々の経験豊富な小田全宏氏が語る。このような選挙応援は初めてで、明治維新と戦後に次ぐ新しい時代を期待する、という表現に集約される。えっ?

 

事務局長の藤川氏は、元自民党の深谷隆司議員の娘婿という人選に驚いた。深谷隆司さんは下町では有名人でまだ自民党の重鎮。

選対のお二人は石丸伸二氏に頼まれたのではなく、ぜひ石丸伸二氏の応援をしたいと面倒な仕事を引き受けたらしい。ムムム。

 

夫婦で石丸伸二氏の会見を聞きながら、ふと、昔の言葉を思い出した。

 

「人民の人民による人民のための政治」

 

誰の言葉だったかと思ったら、リンカーンだそうだ。たしか二男三男が中学で英語を学び始め、

govemennt  of  the  people.を、by,forを使って、南北戦争後の新しい大統領が就任演説で用いたそうだ。

      「of the people, by the people, for the people 」

を腕を振りながらよく口にしていたのを思い出す。二男、三男は年子だから一緒になんでも行動していたなぁ。

 

それはさておき、石丸伸二氏の公約は新鮮に響いた。

第一に【政治再建】を上げている。

私たちの政治への無関心が、利権政治やバラマキ事業の横行につながっているとの指摘。

 

誰もが当事者であり、未来に夢を持つという社会にしたい、政治が三流では経済も三流というくだりはビックリ。

世界の先進国だった日本は、今は、韓国にも追い抜かれ、さまざまな指標はとても低い。韓国は政権も時々交代している。

失われた30年というのは、政治が三流になったからか・・・・・・合点できる。

さまざまな不平等というのを、国際比較の低位の数字を示されることに私は慣れてしまっていた。

 

夫に聞くと、戦後の政治は昭和時代は良かったが、その後は政治が劣化して今につながっているとの事。

一党独裁は怖い、戦前は一党独裁で戦争が始まったんだよ、反対するものを捕まえて、。

 

よく安倍元総理は「悪夢のような民主党政権」といったが、民主党政権3年間で、我々の生活は何も変わっていない。しかし元総理の言葉は国民に刷り込まれた、。マスコミまでもね・・・国民を洗脳したのか・・

 

戦前に戻っている風潮、という警告を、時々進歩的な人が口にしていたが、。

検察、学術会議にも手を突っ込んだ長期政権の自民だったのか、。

 

都合いい人を周りにおけば、成長はできない。

耳に痛いことを封じ込めるというのは、今のロシアや中国みたい。怖い、と実感。

 

我が町には、「虎と翼」で出てきた、戦後初の女性代議士のひとり山口シヅエがいたんだよ。

小松川高女を出て、弟を戦争で亡くし、社会党から自民党へ移って長く議員を務めた功労者だ、と。

 

いつのまにか社会は弛んで、見えにくいけれど格差が大きくなってきているのか・ということをあらためて感じた。