
FT-140-43 です。
バランなどをこれで作るのですが、今日は違う遊び(似たようなものですが)です。

とどのつまり、アンテナを共振させてインピーダンスを通常50Ωにしてやればいいことです。
ダイポールはオフセット・給電という技があるのですが、他のアンテナではこの手が使えません。

よく使うトランスのポンチ絵です。
ここでは100Ωを50Ωに落とす方法です。
手書きですがこのような結果になりました。
コアに線を5回と12回巻いていくだけです。
計算方法は書いていますので写真を大きくしてみてください。

0.9mmのPEW線です。
たまたま手持ちが有ったので0.9mmですが200wくらいだと0.8mmでもいいですし、1mmでもいいです。


巻き数はコアの中に何回線が通ったかで数えていきます。

これでトランス部分はおしまい。

なんと言うことも無い簡単な作業です。
これはアンアンですからバランの機能はありません。
機能を持たせたかったらコアのあいたところにフロートバランでも巻いてやればOKです。

25Ωを」示していますので、100Ωだと50Ωが出てくる事になります。
写真が見にくい時は拡大してください。
Zeppで設置環境によって給電部インピーダンスが50Ωから外れてしまう場合このように給電部のインピーダンスを測ってトランスを巻いてやればほとんど解決します。
このトランスは逆もいけますから反対に取り付ければ25Ωを50Ωにすることが出来ます。
インピーダンスがハッキリわからない場合でもSWR が2近辺だと大体これで解決します。
トランスの製作依頼は申し訳ございませんが、お受けしておりません。
ここではFT-140-43を使いましたが、もう1サイズ小さいFT-114-43でも100w位なら十分です。
もっと簡単なトランスもありますが、何故かこの巻き方を以前からしております。
タップを出せばイロイロなインピーダンスに対応できます。
時間が有ればもう少し手の込んだ調整方法も記載します。