7MHz 1/2λ Folded Dipole もう1個 | JK3QBU と ILZ

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オキナインコ と アマチュア無線のアンテナ製作

以前、リボンフィーダーを利用した、7MHz 1/2λ Folded Dipole を試作しました。
まだ、リボンフィーダーが余っていたので、もう1本作ることにしました。
前回は初めてだったので、スタブ等測定のため切った後半田で接続しましたが、今回は寸法が分かっているので、切らないで作ってみました。
イメージ 1
 
給電部です。エレメントはバランとつなぐ所だけ切って、被覆を剥きました。
反対側は手を加えていません。
ケースにエレメントを固定させるためにプラネジで止めています(4箇所)。
ナットもプラスチックのものを探したのですが無かったので、ステンレスを使いました。
エレメントに接触していないので問題は無いでしょう。
イメージ 2
給電部を地上高8mに上げました。
今回は片側エレメントがちょうど10mなんですが、そこから推察すると地上高9mは上がっているようです。
 
片側10mのエレメントが、1mくらいしか余らないのです。
 
ピ~ンと張りました。
アナライザーを使って共振周波数を探しました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 9どうやらこの辺が同調周波数のようです。
 
前回は7.10付近に同調点を持ってきたんですが今回は若干低めにしました。
バンド内の様子を計って見ます。
 
 
 
 
イメージ 11
下端の7.00MHz で1.1でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 127.10MHz では1.2
 
ナカナカのものです。
以前のバンドプランだと、ベタベタに落ちている状態です。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 137.15MHzで1.4
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 14
7.20で1.7
 
まーこんなものでしょう。
 
ダイポールよりは当然広帯域です。
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 15イメージ 16
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
スタブのショートさせたところです。
これもエレメントは切らずに被覆だけを剥いてショートさせました。
強度は当然切ったものより強いはず。
 
エレメント端の処理です。
ここは前回と変わっていません。
塩ビシートを加工しました。
 
今回はもう一つ給電部の高さを変えてみました。
イメージ 17
少し下げて地上高6mにして見ました。
どのような結果になるか?
 
取りあえず同調点を探します。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 3どうやら6.98MHz 近辺のようです。
 
SWRが 1.1 なのとリアクタンス分が若干多いのが気になります。
 
スタブ長をもう少し高い周波数に設定しているのでその影響が出ているのかも知れません。
 
この近辺の周波数を探ってみます。
 
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ざっとこんなもんでした。
帯域は広いです。
頂角が若干広がったこと、高さが低くなったことで8m高とでは違った値になりました。
少し切り詰めて周波数をもう少し上げるとリアクタンス分も減少すると思います。
 
スタブの先をフィーダーではなくIV線に変えたらどうなるかもう一つ疑問点があるのでアンテナをもう1つ作ってみます。
 
結果として
① ダブルバズーカより広帯域
② 高さによって同調周波数が変わる。
③ 意外とIV線のダイポールより扱いやすい(もつれない)
 
気が向けばオークションに出品します。
けれど材料費のこともあり、Zeppより価格の設定は高めになると思います。