「ここから出るな」宣告 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

施設入所介護

あたりまえですが

被介護者の自由を奪います

 

 

 

「あたりまえ」と書きましたが

介護職員が一人ずつ付いてくれるのなら

外出も自由でしょう

 

もちろん荒唐無稽な話です

 

 

我々は管理されることに慣れています

 

中学校の校則や制服も同じ

 

管理しやすいからです

 

 

 

「休憩時間に別の教室に行くな

それも生徒の管理が楽だから

 

一方で先生方

比較的自由に校内を行き来します

 

 

 

「そんなもんなんだろう」

そう考える生徒は従順です

 

ただ少しでも疑問に思う生徒

問題児になります

 

 

 

介護でも

問題を起こすのは

自由に敏感な人達です

 

 

 

だから

行動に制限をかけられたくない

 

 

一方介護者を含む家族は

立派な施設に入れることができた」

妙な優越感を持っていたりします

 

 

 

被介護者の自由を考えたりし出すと

在宅介護が基本になります

 

デイサービスも被介護者しだい

 

 

 

ところで

最近周囲に「私はきょうようがない

「教養が無い」と同じイントネーション

おっしゃる方が目立ちます

 

「私は今日、用がない」という

自虐ネタです

 

 

 

「だからつき合ってくれ」

そうおっしゃりたいのでしょうが

施設入所予備軍です

 

 

 

在宅介護で

介護者の自由を奪う人要注意です

 

周囲と共に楽しむような積極性が無いと

危なくなります

 

 

 

義父は特養に入所した際

あまりにも従順でした

 

「施設に入れたい」という

義母の希望を理解したからでしょう

 

 

「親族のお荷物になってはいかん」

おそらく

そういった変な思いがあったような

気がします

 

 

 

医療過誤から入院した

精神病院の介護職員から

「あの方は

親族の思いをすべて理解されています」

 

そう言われた言葉が

今でも耳に残っています