まずは信頼関係構築を | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

「地域包括支援センターに

連絡すれば良いんだね?」

 

「これからの介護を仕切る

親族の一人が

突然言い出しました

 

「やってもらえるのなら

任そうか」

とも思いましたが・・・

 

結果的に失敗でした

 

 

たしかに

地域包括支援センターに

連絡をとれば

良いのです

 

 

 

ただ

電話だけで済まそうとした

 

本来は

まず訪ねて行って

こちらの状況を細かく伝え

自分がどうしたいのかも整理して

一緒に結論を導く

 

そういった手順が必要なのですが

すべて省略

 

 

 

「手間暇かけないのが良い」

仕事と同じに捉えていたようです

 

腕の良さを見せたかった

 

「なんと要領の悪いこと」

こちらのやり方が

前時代的に見えたのでしょう

 

 

しかし

考えてみて下さい

 

「認知症の名医を紹介して欲しい

いきなりそんなことを言われて

医師の評判を伝えますか?

 

 

 

そもそも医師を紹介できるのは

医師だけです

 

医療法規で定められています

 

評判の良い医師を教えてあげるのは

「紹介」ではありません

 

 

 

しかも

いきなり電話で訊いてきた

氏素性もわからない相手です

 

不用意に伝える訳にはいきません

 

その結果

「入所施設を知りたいのなら」

ということで

有料老人ホームの電話番号

教えてくれたようです

 

ただ

そこがお勧めという訳ではありません

 

電話で済まそうなどと考えると

こうなります

 

 

当方が施設を調べてみると

かなりの費用がかかる

判断されました

 

年金収入で足りない部分

どうするのか

その親族は考えもしていません

 

 

 

結局断って

今までどおり

当方が介護することにしました

 

 

 

このように

介護には

介護者と介護職従事者との

信頼関係の構築が不可欠です

 

 

まず地域包括支援センターを訪ねて

自分という介護者を

知ってもらわなければならない

 

介護について

どこまでわかっているのか

あるいは

どういう状態に持っていきたいのか

ということです

 

何も予備知識は必要ありません