子であることの自覚 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

「子には金を使うが

親には使わない」

 

ある介護施設経営者の言葉です

 

 

「だから

コストを最小限に抑えて

入所費用を安くする

 

 

 

場所選びから慎重でした

 

不動産物件を紹介した際に

その真剣さを理解できました

 

 

 

山奥などは見向きもしません

都会へのアクセスが良い物件

大前提でした

 

 

 

「だって外に出て

ブラブラ散歩する気にならないと」

 

あくまでも

入所者目線でした

 

 

「子はアテにならない」

これが考えの基本にあった

 

 

 

ですから

入所者の収入だけで過ごせる施設

建てていました

 

 

 

こういった施設は

子も訪れやすいのでは

 

 

 

一方で

在宅に拘る親からは

子が離れがちです

 

 

「行けば

何かを申し付けられる」

 

買い物だったり

ドライブだったり

時間を取られるのは事実

 

 

 

しかも

他の兄弟から

「介護はあいつがするから」

 

このように

決めつけられます

 

少なくとも

その懸念はあります

 

 

 

もはやババ抜き状態です

 

 

「老後の面倒は見るから」

そう言って

教育費の支援を受けても

他の兄弟に知られていないと

平気で撤回します

 

 

 

親御さんも

そんな子に面倒を見て欲しくない

 

そうです

子としての自覚がある子供

託そうとします

 

 

 

託された方は

一見損に見えますが

放っておくより気が楽なのは事実

 

 

「親の介護で損をした

 

不思議と

そのような発言に

触れた覚えがないのです