何故かお荷物になるのは男性 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

合唱に参加したいけど

夫を放っておけない

 

ボランティア

もっと時間を使いたいけど

主人が嫌がる

 

さらには

ボランティアが日課なのに

『土日は家の奉仕活動をしろ』

旦那に言われた」

 

 

わずか一週間の間

ご婦人から

これだけの愚痴が聴こえて来ました

 

 

 

それなのに男性からは

ご夫人への苦言は聴こえて来ません

 

 

 

これだけで判断すると

夫は本当に

出かけていた方がよい

いうことになります

 

亭主元気でなんとやら

 

 

 

頻度にもよるのでしょうが

「今まで放っておいたことへの

罪滅ぼし」と称して

ご夫人を旅行に連れまわすのも

如何なものかということに

なりそうです

 

ご夫人には今まで培ってきた

人との繋がりというものがあるからです

 

 

一方で

地域デビューもしていない

元サラリーマン

独りで外出することも難しい

 

 

 

だから

近所の土地を借りて

畑仕事に精を出す

 

それでも

家から出ないよりは

マシなのでしょう

 

 

 

ただ

畑や野菜は

話し相手にはなれません

 

もし話しかけていたとしたら

既に危ないおじさんです

 

 

外で人づきあいすることで

ネックになるのは

経歴に基づくプライド

 

 

 

そんなもの

誰も気にしていませんよ

 

御本人だけです

 

訊かれれば答える程度で良いのです

 

 

 

玉子と鶏の話ではありませんが

肩書のない自分でなければ

自分の欲求に気づくことさえない

 

何がしたいのかということ

 

そんなことは

机の前で悶々としていても

気づくことはありません

 

 

どんどん出て行って

人とぶつかり

ボランティアなど

手当たり次第に手をつけてみないと

わからないのでしょう

 

 

 

ただ

そうこうしているうちに

自分の居場所は見つかるもの

 

 

家でゴロゴロしていて

ご夫人の我慢が限界に達した時

破綻は起きるのです

 

ご用心