高齢者だからと言って阻止しない | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

「拒否しない」ではなくて

「阻止しない」です

 

 

 

高齢者が

新たに何かを始めようとすると

必ず邪魔が入ります

 

主として家族です

 

 

 

「良い歳をして」

 

「その歳で始めても」

 

たいてい

そういった文言が入ります

 

 

 

まったく未経験の分野

例えば合唱だったとしましょう

 

楽譜を読んだ経験もないのに

公共機関に貼ってあった掲示物を見て

発作的に

「合唱団に入ろう」

そう決意した

 

ポスターによると

「未経験者大歓迎」だそうです

 

 

「俺を必要としている」

家族から見れば暴走

 

でも

やらせてあげれば良いのです

 

案外ハマるかもしれません

 

 

 

また

経験もないのに

「子供食堂に関わりたい」

突然言い出したとしましょう

 

何かきっかけがあった筈

 

 

しかし

頭ごなしに

「貴方がそんなことをしても

何の意味もない!

かえって足を引っ張るだけ」

 

残念ながら

これが普通の対応です

 

 

 

家族は

世間体も気にかけます

 

 

 

あれもだめ

これもだめ

 

その結果

家に籠ってしまい

本当にダメになります

 

 

 

家族の負担は

はかり知れません

 

 

 

「良い歳をして」

 

「その歳で始めても」

 

この言葉を発するには

「貴方の介護は

私たちで引き受けます」

覚悟が不可欠です

 

 

しかし義父の活動を阻止した義母は

介護から逃げてしまいました

 

結果的に

当方には多大な負担を被ることに

 

このように無責任な行為をしがちな高齢者は

監視しておくべきです