場外乱闘型の逃げ方 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

「介護する気はあるよ

でもそちらがやりたいのなら

任せてあげてもよい

 

あり得ない台詞でした

 

 

 

主介護者は妹に替わったばかり

ほんの一か月前にです

 

 

しかし変わった途端に

ケアマネさんから苦情

 

「もう他のケアマネを

探してください。

私たちは面倒見切れませんので」

 

面倒を見切れないのは

被介護者の義母ではなくて

主介護者となった妹

 

「忙しいので連絡はメールで下さい

仕事をしているので

決して電話しないで欲しい」

 

妹からケアマネさんにメールが入ったのです

 

言いたい放題です

 

 

緊急連絡は受けられないということですか」

 

ケアマネさんのお怒りは当然

 

 

 

 

ならば

「直接妹に言って欲しい」

 

あたりまえの話です

 

 

 

しかし

「あの人に言っても

わからないから

 

だからと言って

今や主介護者ではない当方に言われても

困るのですが・・・

 

 

 

ただ

すぐに気がつきました

 

ケアマネさんは

義母が放置されるのを

心配したのでしょう

 

 

たしかに

妹に

「もうつき合いきれない」と

苦情を言ったところで

 

「じゃあ、やらなければ?

 

多分そういう答が帰って来て

介護計画も作れず

訪問リハビリも手配できず

 

挙句の果てに

「介護関係の職員が

職務放棄した」

などと言われかねない

 

そう判断したのでしょう

 

 

 

残念ながら

おそらく

心配したとおりの結果

なっていたでしょう

 

 

「主介護者に戻る」

ケアマネさんに

そう答えると

「では続けさせていただきます」

 

 

 

しかし

今度は妹からどうやって

主介護者を取り上げるかです

 

 

 

「貴方は遠方で

しかも忙しいので

やはり当方が引き受ける」

 

大人の判断をしました

 

 

 

そして

冒頭の発言になった訳です

 

狡猾と言えば狡猾

 

 

 

しかし

事実上の介護放棄

彼女が家族から非難される結末に

 

「お母さんは

おばあちゃんに

何もしてあげていないの?

 

つまり

自身の子供との間の

信頼関係を損なったのです

 

 

子供はよく見ています

 

そして

信頼関係は

おそらく未だに

失われたままなのです