「なんでこんな目に」を切り替える | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

主介護者になるのには

必ず理由があります。

 

 

親御さんなど被介護者から

近い場所に住んでいる

 

時間的に余裕がある。

 

事務力行動力に優れ

とにかく対応が迅速

 

そして何よりも

被介護者から信頼されている

 

 

ただ

主介護者となるご本人は

そういった事実を

認識している訳ではない

 

ですから

主介護者に選定されると

混乱される方が多いのでしょう。

 

 

 

「介護者のなり手は他にもいる筈」

 

「他の親族を差し置いて

何故自分に介護が集中するのか」

 

「何故他の親族は助けてくれないのか」

 

助けてくれないのでは

ありません。

 

貴方がいち早く行動したからです。

 

他の親族は

貴方のペースについてくることが

できないのです。

 

 

逆に貴方は

他の親族に対して

あれこれ指示することが可能

 

しかし

「自分でやる方がはやい」

そのとおりです。

 

そして

指示したとしても

貴方の意図どおりには

動きません

おそらく。

 

貴方のイライラは募る一方。

 

 

 

いざ介護に手を染めると

直接的な介護以外にも

やらねばならないこと

山のように出てきます。

 

 

 

まずは財産管理

 

多分

言われなくても

親御さんは貴方に

通帳などの金融資産を

預けるでしょう。

 

最も信頼できる人だからです。

 

 

 

この時点で肝心なのは

「財産を管理してもらう」

という情報

親御さんから他の親族に

発信してもらうこと。

 

介護の条件ではないものの

貴方を代理人として位置づけることは

大切です。

 

 

 

遺言書などについては

今回省きますが

「代理人としての位置づけ」は

遺留分さえ請求しない行為に

繋がることがあるのです。

 

 

主介護者になったら

とにかくジタバタしないこと。

 

少なくとも

被害者意識は取り除くことです。

 

この切り替えが

精神的負担を軽くするのです。