施設選びは介護者のため? | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

今まで見てきたなかで

被介護者自身が

介護サービスを自ら選ぶことは

まずありません

 

 

 

せいぜいデイサービスの

施設選びです。

 

 

 

訪問リハビリを始める時も

ヘルパーさんを入れる場合

たいていは

介護者が決めています。

 

 

 

もちろん

被介護者本人に良かれと思って

手続きをしますが

被介護者自身は

よくわかっていない場合が大半。

 

 

 

ましてや

施設入所となると

被介護者の意向など

確認してはいられません

 

特養や老健

とくにそうです。

 

 

 

義父を特養に入れた時

義父本人は

納得していませんでした。

 

 

ただ

義母が同居を拒んだことは

なんとなく分かっていたようです。

 

義父は諦めた感が強かった。

 

 

 

親族のなかで

反対者は一人もいませんでした。

 

今思えば不思議なことです。

 

 

 

義母は同居がいや

他の家族は

義父と義母がもめるのを

避けたい

 

 

 

「立派な施設だよ。

なかなか入れないよ」

近所に触れ回るのは

罪悪感の裏返し

 

 

そして

義母が骨折して

病院から老健に移る際に

介護者である我々が重視したのは

我が自宅からのアクセス

 

 

 

たまたま

車で3分程の老健に空きがあり

入所できました。

 

 

スタッフも親切かつ優秀。

 

しかし施設自体は

老朽化が目立っていました。

 

義母が

居心地が良いと感じたか否かは

わかりません。

 

 

 

結局のところ

かなりの部分を

介護者都合で決めていました。

 

 

ですから今流行の

エンディングノートなどに

希望を書き込んでいたとしても

ほとんど無駄と言って良い。

 

もし要介護になれば

息子たちの言いなりでしょうね。