施設入所と思考停止 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

我々は日々

計画と実行のなかで

生きています。

 

 

 

「手帳に

予定が埋まっていないと

不安」

 

そうおっしゃる高齢者が

いらっしゃいます。

 

 

家族でのドライブ

昔の職場仲間との飲み会

麻雀会などなど。

 

手帳の予定欄は真っ黒

 

 

 

そこまでではなくても

 

朝起きて

「今日は何をしようか」

 

要するに

まず何をしなければならないか

友人と会う約束などないか

 

何もなくても

何時にどこで買い物しようか

何を着て行こうか

 

無意識のうちに

頭は回転しているのです。

 

 

 

これが旅行の計画になったら

頭はフル回転です。

 

 

計画段階で

すでに楽しんでいる筈ですので

前頭葉は活性化していると

言われます。

 

 

 

そして

以前旅行したことを

懐かしく思い出すことも

あるでしょう。

 

これは

海馬を刺激するそうです。

 

ちなみに

海馬は成長すると

聴きました。

 

 

そして

実際に行くことになると

「どこのサービスエリアで」

あるいは

「どの駅の近くで」

そして

「何を食べようか」

などなど興奮しませんか。

 

 

 

これが

特養や老健では

あり得ないことなのです。

 

 

計画は与えられると言いますか

施設が立てた計画どおり

事は進みます。

 

 

 

ほとんどの行動が

受け身です。

 

 

 

脳トレなどのカリキュラムも

存在しますが

これとて望んだことではない。

 

 

いかにも

認知機能が低下する生活だと

思われませんか。

 

 

 

でも

すでに入所段階で

苦痛はないのでしょね。

 

 

 

そうならないために

小旅行にでも

毎週行きませんか