このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。
思いつくままに書いており時系列順ではありません。
あらかじめご了承ください。
特養も
老健も
また老人ホームも
申し込むのは
本人ではありません。
たいていは
子供か配偶者になります。
そして
入所者本人は
費用がいくらかかっているのか
普通は知りません。
新しい施設になると
多額の負担を強いられると
思いがち。
このためか
義父も義母も
経済的負担の話は
しませんでした。
「婿がなんとか工面するだろう」
そんなところです。
見舞いに来られる方も
明日は我が身。
費用が気になります。
義父の所を訪ねて下さった
元同僚の方々も
気にされていました。
小生が実の子でないことから
ざっくばらんに
お訊ねになりました。
「いくらかかるの?
貴方も負担しているんでしょ?
わしらの収入だけでは
とても無理だと思うけど・・・」
「いえ
年金の範囲内で十分ですよ。
所得に応じて
負担も変わってきますし」
おそらく
普段から気軽に訊ける人を
探していたのでしょう。
ご両名とも
驚きと安堵の表情で
特養を後にされました。
「お金はまだ残っているの?」
老健に入所して1年経った頃に
義母から訊ねられました。
「大丈夫ですから」
ここでも具体的な話はしません。
したところで
意味がありません。
「足りない」
そう言ったところで
施設から出る訳にもいきません。
ただ
公的施設に入っている限り
多額の資金負担に困窮することは
まずないのでしょう。
もし不安なら
ケアマネさんに訊ねてみることです。
経済的負担は大切な問題。
丁寧に教えて頂けるはずです。