後手後手に回らないために | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

老夫婦が

二人きりで生活する時の

距離感について

子供達は注意すべきです。

 

 

 

これは

自分の反省から

申し上げているのです。

 

 

 

子供

つまり自分の親から見ると

孫が独立すると

実家に行く機会は極端に減ります。

 

きっかけが減るからです。

 

 

そうなってくると

親夫婦の距離感など

普段の生活ぶりが

見えにくくなります。

 

 

 

食事の時間などは

一緒に過ごしているとして

それ以外の時間は

どうなのでしょうか。

 

 

 

お互いに趣味を持っている

あるいは

サークルに参加しているなど

 

それぞれの

独立性が確保されているなら

問題は少ないのかもしれません。

 

 

 

しかし

例えば夫が妻に依存している

つまり

三度の食事をすべて妻が作っている

このような例が多いのでしょうが

これは問題です。

 

 

 

妻は

ほとんど一日

家事労働に従事しているからです。

 

 

しかも

夫が家のなかでぶらぶら

まさに粗大ごみと化していると

妻には負担以外の

何者でもありません。

 

 

 

こういった段階で

親夫婦を外食に連れ出したり

一日だけでも小旅行に誘ったり

効果大だと思われます。

 

 

 

母親の負担を減らさないと

とんでもないことが

起こります。

 

 

 

母親は夫を

施設に入れるなどして

自由を得ようとするからです。

 

 

 

我が家の場合は

義母が病院で義父のことを

「認知症が進んでいる」

こう告げただけで

認知症の薬が処方され

しかも基準量の倍以上だったため

副作用で

見事に義父の暴言を誘いました。

 

そして精神病院から特養送り

 

 

もう少し早く

義母の負担に気づいたなら

結果は変っていたかもしれません。

 

 

 

面倒だと思っても

親夫婦への関りによって

家族破綻のリスクを減らすことが

可能なのです。