介護度のミスマッチに泣く | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

今にして思えば

義父が特養に入れたのは

「無理を通せば

道理が引っ込む」的な

流れではなかったか。

 

 

 

同居を拒んでいた義母にとっては

まさに吉報でした。

 

実家近くの特養

しかも真新しい新館です。

 

 

親の在宅介護で苦労されている

ご近所さんにとっては

垂涎の的と言っても良いでしょう。

 

 

 

さらに義母は

 

「うちの娘婿が人脈を使って

強引に入所させた。

普通では入れない」と

近所に吹聴してまわる有様。

 

もちろん嘘です。

 

 

 

ここのポイントは

 

「私が夫を特養に入れたのではない」

 

そして

「普通では入れない高級施設」

つまり

見えが張りたいということ。

 

 

一方で

特養としては

思ったより高い要介護度で

実態は要支援程度

要するに

手間がかからない入所者だから楽。

 

実際のところ

ほとんど介護は不要でした。

 

 

 

これは義父にしてみると

「全く酷い仕打ち」と

いうことです。

 

 

 

たしかに

少し暴れて暴言も吐きましたが

それは薬の副作用。

 

しかも投薬量が基準の倍以上。

つまり

医療過誤による行動でした。

 

本人には

何も責任はありません。

 

 

 

こういったことは

おそらく他でもあるのでしょう。

 

 

 

まさに

「無理を通せば道理が引っ込む」

 

つまり

「道理に外れた事が

幅をきかすようになると

正しい事が行われなくなる

ということです。

 

 

 

そして

その被害者は入所者なのです。

 

 

介護施設の「順番待ちは」

外からはブラックボックスです。

 

要介護4であっても

ほとんど自立しているような人だと

優先的に入れてしまうでしょう。

 

 

 

被介護者本人は

何も気づかないまま

結果的に自由を奪われる

 

 

 

その実例が

身内にいたことになります。

 

忸怩たる思いです。