介護から逃げたら孤立を覚悟 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

介護は

最初に動いた人に集中します。

 

主介護者になるからです。

 

 

 

連帯して務めることは

できません。

 

主介護者は一人です。

 

 

ケアマネさんから

あるいは

介護施設から

連絡を受ける窓口は

一つです。

 

 

 

主介護者から

分散することは可能ですが

他の親族に頼むより

自分で処理する方が楽です。

 

 

 

このため

他の相続人とは

疎遠になりがちです。

 

主介護者に

ますます介護負担が集中する

一方で

それ以外の相続人は

たいてい逃げてしまうからです。

 

 

 

当然のことながら

情報は入ってきません。

 

むしろ

入ってくるのを遮断します。

 

 

被介護者が

かなり危険な状態で

主介護者が連絡しても

「覚悟はできているから」

などとスルーします。

 

親は

もう過去の存在と言わんばかり。

 

 

 

そんな親族は

葬儀の日になると

疎外感を味わうことになります。

 

 

 

亡くなった親が

生前どうであったかなど

全く答えられないからです。

 

 

 

ですから

話題を故人から遠ざけようとします。

 

今の自分が

どんな仕事をしているのか

あるいは余暇をどう過ごしているのか

などなど。

 

 

 

実際に

義理の妹はそうでした。

 

そして厳しい批判を受けることに。

 

 

 

「そんな話が聞きたいんじゃないよ。

お父さんはどうだったの?

いつまで意識があったの?

 

もちろん

何も答えられません

 

 

 

ところが

あろうことか

矛先を主介護者に向けます。

 

「私をないがしろにしている!」

救いようがないとはこのことです。

 

 

このように

介護から逃走すると

あとあと厳しい評価

孤立が待っているのです。

 

 

 

もし逃げているのなら

その程度の覚悟は必要です。