入所介護と運動不足 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

特養の入所者を見ていると

特段運動の時間はないようです。

 

 

 

基本的には

フロアから移動できませんので

運動距離は室内での移動距離

 

 

万歩計をつけていても

とても6千歩と言う訳には

いきません。

 

 

 

運動不足は即

運動能力の低下になります。

 

 

 

外出許可を取って

運動してもらわないと

 

つまり

ショッピングセンター内を歩くとか

周囲を散歩するとかしなければ

運動不足は続きます。

 

 

 

それに

頻繁に外出させる訳にも

いきません

 

それならば

在宅の方が良いということに

なるからです。

 

 

しかも

一度施設の方と一緒に

義父を連れ出して

花見に出たことがありましたが

なんど車椅子での移動

 

 

「その方が安全だから

が理由でした。

 

たしかに

車椅子ですと

歩行中の転倒リスクはない

 

勝手に

動き回ることもありません

 

 

 

言わば

拘束されたままの移動

 

 

 

これでは

少なくとも運動にはなりません。

 

 

 

ここが

入所介護のリスクでもあります。

 

 

 

これは

老健とて同じこと。

 

 

意識して歩き回らないと

どんどん筋力は低下します。

 

 

 

さりとて

歩き回っている人はいない。

 

一人だけ

特異な行動を取るのは無理。

 

 

 

この種のリスクが

問題視されたことは

記憶する限り

一度もありません。

 

 

今さらながら

「なんとかしなければ」

考えるのですが。