鉄道ネタからは少し離れるが、旅行繋がりということで旅行用スーツケースのDIY修理の話題。
以前から使用しているRimowaのクラシックフライト63Lタイプ。
これまでにもロック部分の破損(ひび割れ)などで、2回ほど修理をしたことが。
先日仕事の出張の際に、滞在先のホテルに到着して衣類などの取り出しをしていると、粉状の汚れが付着していることに気がついた。
最初は、「前回使用した時に砂でもばらまいたっけ?」という程度であまり気にもしていなかったが、スーツケースを開け閉めするだけで周辺にも粉状のゴミが散らばり出す始末。
よくよく確認してみると、スーツケースの内張(と言っても薄い布一枚)が本体から剥がれ出して布と本体の隙間から大量に粉状のゴミが発生しているのがわかった。

インターネットで調べてみたところ、Rimowaのスーツケースではよくある症状の様で、内張と本体のを貼り合わせているウレタンフォームが加水分解によって、ボロボロになるのだとか。
インターネットでしらべること数分、Rimowaでの修理受付もしているらしいこと、ただし内張貼り直しで3万、5万、、という金額。RImowa以外にもスーツケース修理サービスがあるらしいが、こちらもそれなりのお値段がかかることがわかった。
そもそも6万円台で購入したスーツケースの内張修理程度に5万もかけてどうする。
なんでもLVグループに買収されたそうで、現在は”Luxuary”路線。
お値段も爆上がりしているらしいが、実用品のスーツケースに宝飾品の様な値段設定は正しくないと思う。
悪口ついでに言うと、そもそもスーツケース購入の時点で気がついてはいたが、このクラシックフライト、正直、お値段の割には雑というか、安っぽい内装の作りではある。
緩衝材としての役目も期待できない程度の薄いウレタンならないほうがましな気すらする。
長年使うことを前提にしたスーツケースに、加水分解でボロボロになるウレタンを使ってどうするのだろうか。
そんなことを考えながら帰宅後、正規店での修理予約なども行ってはみたが、見ている限りだとこの程度なら自分でもなんとかかなりそうな気配。
簡単そうと思って手を出すも、やっぱり難しかった!という場合もあるが、意外となんとかなる場合も多い。
修理代の数万円の節約がメインの目的ではあるが、長年使う道具は自分の手でメンテナンスをしたほうが愛着も沸くというもの。
で、早速処置開始。
まずは剥がれた内装をめくり、手の届く範囲で掃除機をかけてみたが、貼り合わせ用のノリも劣化して粘着性+粒状のゴミとなっていて、とても吸引だけで全てを取り切れる雰囲気なし。
次に、濡れ雑巾でスーツケース内面を擦ってみると、どうも水性のノリが使われている様で、時間をかければだいぶ取り除くことができることがわかった。濡れ雑巾+掃除機を使うことで、あらかたのゴミは取り除くことができた。
が、内張りの布の裏側にもかなりの量の粘着粒ゴミが付着していて、こちらはとても雑巾では取りきれない状態。
←背面は濡れ雑巾でほぼ綺麗な状態。底部には拭ききれていないノリ+ゴミの付着。左側に見えている内張り裏側にも大量の黒い点々状のゴミ付着が。。
こうなると、内張を完全に外してしまうしかない。
よくみるとこの内張は縁部分に両面テープで貼り付けられている+クロスベルト用のフックに共締されているだけであり、順番に作業をすれば内張を綺麗に剥がすことはそれほど難しくなさそう。
ウレタンを使うというのは全くもって理解できない点だが、もしかするとここはさすがRimowa,さすがMade in Germanyなのかもしれない。
簡単に外せる、水性ノリで除去も容易。修理というか内張貼り直しが容易にできる様考えられているのかもしれない。
丈夫に作る+修理しやすいドイツデザインということか。(が、できればウレタン使わないで欲しい。。)

←内張は縁の部分に両面テープ(布タイプ)で固定+フックと一緒に共締め状態に。
早速クロスバンド用フックを固定している六角のナット(M7)を外して内張を取り外し。
その後、スーツケース背面は濡れ雑巾であらかたの残留込み+ノリを除去。
内張をスーツケースの淵に留めていた両面テープは強度の問題がら水性ではなく、ゴム系の接着剤の様にみえるが、手元にあったエタノールを布に染み込ませてこすることで、すこし柔らかく、除去しやすくはなる。
内張のほうは洗濯機に投入してもいいのだけれども洗濯機が汚れが残って、その後の洗濯で洋服に汚れ移りすると困るので(妻に怒られると困るので)お風呂場でぬるま湯につけながらもみ洗い。何度か洗った後、干して乾燥。
薄っぺらい布なので、夏の日差しの下であれば30分もかからずに乾燥完了。
←取り外し、水洗い後の内張り。手洗いレベルでもほぼほぼゴミは除去完了。それにしてもペラッペラ。

←こちらがスーツケース本体。清掃後。

←背面、側面、底面のノリ+ゴミはほぼ除去完了。淵についていた両面テープのノリは完全除去には至らず。(時間をかければもう少し綺麗にはなるかと)
後は適当な緩衝材を入れて内張りを貼り直せば良いが、せっかくここまで開いたので、
①緩みの出ていたハンドレールの締め直し (星型レンチが必要だが、締め付けはスーツケース外側からいつでもできる)
②横置きした際の足が一部緩んでいたので締め直し(こちらも星型レンチ)+ゴムハンマーで裏から叩きだし
③上部ハンドルも僅かにガタついていたので、こちらも締め直し(こちらは普通の六角レンチ)
をしておいた。
本当は底部のゴム足の交換もしようかと思ったが、すぐに交換部品が準備できそうになかったので今回は諦めることに。
その他、全体的に確認をしてみたがリベットの緩みはない様子。リベット自体も専用の道具さえ揃えれば自分でも打ち直しできる様だが、今回はその必要はなし。

←4つ足の締め直しと

←上部ハンドルの締め直し
あとは元通り内張の貼り直しとフック、ナット類の取り付けをすれば良い。
お情け程度の緩衝材などなくてもいい気もするが、せっかくなので加水分解謎しない薄手のシートなどを貼り付けようかと検討中。
今度の休みにでもホームセンターに行ってみようかと。