夏休みも最終日

今日も家の片付け、車の掃除などをしつつ2時間ほど工作の時間を確保した。

 

実は先日実施したキャブ屋根の分割加工で大きな失敗(というか勘違い)をしていたことに気がついた。

分割加工を行ったキャブ屋根は実は中古D51 のパーツではなく、余剰となっていたC55のキャブ屋根をまちがえて加工していたものであることに気がついた。

通りでキャブ側面との接合部の形状に僅かにズレが出ていた。

 

早速、中古で購入したD51より分解したキャブ屋根も同様の分割加工を実施。

前後位置調整用のストッパーを真鍮板から切り出し+取り付けすることを検討中だが、まだ未実施。

屋根上のルーバはオリジナルのものを使用しているが、もしかすると穴あけの加工をするかもしれないし、しないかもしれない。

 

キャブ加工のついでに

機関士席、助士席側両方の窓枠、肘掛けも取り付けを実施。

前妻側には庇を取り付けたが、実は向かって左側の庇は、中古品購入後の分解作業の際に紛失をしてしまっていた様なので、t:0.3mmの真鍮板より切り出し+折り曲げしてコピー品を作成した。

よく見ると0.5mmほど幅が広くなってしまったが、比べてみるなどしない限りはきがつくほどでもないので合格としておいた。

←中古品分解途中のキャブ前妻側。これでもだいぶ半田除去を行なった後ではあるが、向かって左下には大量のハンダ付着が。

←修正後のキャブ前妻+後妻。ハンダの除去はもちろん、キャブ屋根の分割、庇のコピー品作成を完了
 
←上から見た状態。分割位置は雨樋に隠れてくれるので取り外ししない限り分割されていることはわからない様になる。

そのうち、キャブ内にはブレーキ弁御台、逆転機などの取り付けも考え中。

←まだまだ素組みに近い状態ではあるが、購入時の状態に比べるとだいぶ改善は進んでいるかと。
 

キャブ周辺がひと段落しところでお次は何をとかんがえていたところ、同じく分解バラバラの状態の煙室扉が目に入ってきた。

手元にあるD51 は缶モータタイプであり、棒モータタイプに比べると、最近のモデルと思われる。
しかし、煙室扉は分厚いドロップ性のものが使用されており、煙室扉中央のドアハンドル、正面左右の取手は扉と一体のモールド表現となっている。
おそらく最新のデザインではこの辺りも別パーツ化が進んでいるはずなので、10〜20年程度前のものと推定している。
 
煙室扉は蒸気機関車の顔に相当する部分であり、できればハンドルと取手は別パーツを取り付けたいところ。
 
早速、モールド表現となっているハンドルと取手をヤスリで削り取り、#400>#1200>#2000の順で耐水ペーパで仕上げたのち、穴あけ加工を実施。
薄い真鍮板とは違い穴あけも手間がかかるがため、今回は貫通穴にするのは諦めて、1mm程度の深さの穴としておいた。
煙室扉は近いうちにエコーモデル製のものを購入して取り付けを検討中。
今日のところは扉左右の取手をφ0.4mm真鍮線から折り曲げて作成し、半田で取り付けて完了。
から分解清掃後に再取り付けを行なった
 

←オリジナル状態の煙室扉。ハンドルと取手はモールド表現

←モールドを削ったのち、取手は真鍮線で作成完了。ハンドルを取るつけるとだいぶ蒸気機関車らしい見た目になるはず。

 

 最近、特に細かなパーツをハンダつけする際には、糸はんだを5mm程度に切って取り付け部に乗せてやる方法が気に入っている。糸はんだを使用することで必要以上のハンダの付着を防ぐことができ、其の後のハンダ除去の作業も容易、仕上がりも綺麗にできる傾向がある。
 ただし今回の一体物煙室扉への取手取り付けでは、一体物の煙室扉を十分に温めるためにはそれなりの熱量と時間もひつようであり、取手と煙室扉の接合に強度を持たせるため、ハンダのはみ出し、広がりを許容し、接合部にしっかりと半田が残る様に加工を行なった。
はみ出して表面に付着したハンダはいつもの通りワイヤーブラスを小型ルータに取り付けて除去作業を実施すればあらかた綺麗に徐完了。
なお、煙室扉外周のリング状の部分に円弧状に取り付けされている左右のバーも台部分から分解を行い際セク製をおこなって、本日の作業は終了。
 
ここ最近個々のパーツの、ブロックの加工を続けているが、そろそろボイラー本体の加工も再開したいと思う。
なお、C55の方は加工は完成したものの、DCC調整と塗装が未完了。こちらはもう少し涼しくなってから再開したいと考えております。
 
 

 

先日、ヤフオクで「機関車の構造及理論」という古本を入手してみた。

模型制作にあたり、特に空気分配弁、ブレーキ操作弁関連の構造、配管、仕組みを理解したいと思ったのがきっかけ。

 

インターネット上でも蒸気機関車の仕組みや、各部の名称、各種の説明、構造図などの情報を見つけることはできるのだが、かなり基本的な情報のみに限定されていたり、そもそも名称説明だけのケースが大半ではある。

動態保存など今でも走行している蒸気機関車も多いとはいえ、知識、技術として蒸気機関車の”構造及び動作理論”まで必要とされるような時代でもなく、少し詳細な資料を探すにしても、この様な技術説明書も古本をみつけてくるしかない。

←機関車の構造及理論 上・中・下の3巻セット。

 

偉そうに書いている自分のケースでも、あくまで見た目と構造が一致すれば良い程度なので、購入の動機も、決してこの本全てを読破、技術を自分のものにしよう!などと言う大層な理由ではない。

ちなみに目的の一つであった空気分配弁(正確にはET6型 または 六番分配弁と呼ぶらしい)に関しても十二分に詳細な構造、及び機構の説明が記述されていた。

←空気分配弁に関しての説明ページ

 

この本を読んで理解するにあたっての一番の課題は、旧字体での記述が多く、同じ日本語とはいえ理解をするのに時間がかかること。一つ一つの文字は理解できなくもないが

”分配瓣の作用を詳細に檢差するには、試驗台で試驗しなければならないが、其の方法が簡單で、而も相當詳しいところまで...”と書かれると、果たして何の説明を読んでいたのか頭から抜け落ちてしまい、同じ文を2度3度と読み直すことになる。

こうなるとちょっと難解な英語文を読んでいる様な気にすらなってくる。

 

ところで、この3巻セットの本であるが、昭和6年12月15日印刷、昭和6年12月18日発行とある。

お値段は3巻セットで”金拾圓也”。つまり十円。

←昭和6年発行 お値段 金金拾圓也

 

ChatGPT様に昭和6年の十円ってどのくらいの価値?と聞いてみたところ現在の貨幣価値であれば1万2千円程度とのこと。

とはいえ、昭和6年のホワイトカラー世帯の平均実収入が九十二円/月ということなので、十円というのは月の収入の11%相当。

感覚的な価値で考えると3冊で数万円くらいの価値か。趣味で買う本というよりは、鉄道技術員の教科書、参考書レベルの書籍か。

 

なお、3冊ともに、紙製の外箱が付属しているが、どうやら中巻と下巻は同じ所有者の物らしい。

というのも外箱には丁寧に

 昭和6年12月(?)14日求

 田中 次郎

とおそらく最初の購入者の方の名前が書かれている

 

←田中次郎さん。昭和6年に勉強をされていた方だろうか。

12月15日印刷で、14日にフライング購入?となっている。

おそらく実際に鉄道の現場で仕事をしていた人のものだったのかもしれない。

 

実は上巻だけは元の所有者の記載がなく、発行も翌年7年2月18日となっているが、こちらはページの間に”機関車乗継通告券”というものが挟まっていた。

 

←機関車乗継通告券。表面は未使用

 

最初の所有者のものなのか、その後の使用者のものなのかは不明。

生憎?未使用の様で、表面には記入は見当たらなかったが、裏面にはクランクと釣り合いについての計算問題と、計算式が書かれている。

←クランクと釣り合いについての計算問題。

もしかすると、機関区などに勤務していた所有者が試験前に”この問題絶対出るから覚えておいたほうがいいぜ!とりあえずメモしておかないと!”的な会話でもしていたのかもしれない。

そう考えると、100年近く前の田中さんも現代の学生と同じに見えてくる。

 

模型制作の参考として購入した本ではあるが、蒸気機関車がまさにこれから活躍を始め、最盛期に向かう時代の資料を入手したことになる。

せっかくなので大事にしておこうとは思うのが、個人で所有していても勿体無いというか、少し重たい気分にもなってくるもので。

折角なら田中次郎さんのご家族が所有、保管されていたほうが色々な意味で価値があることかもしれない(が、そもそもヤフオクに出品されている時点で”そういうこと”ではあります)

 

宝(というほどでもないのかもしれないが)の持ち腐れにしても良くないので、もう少し蒸気機関車の構造と理論の勉強をしてみようかとも思う。

 

せっかくの夏休みも、家族で旅行に行ったり、日々のご飯作りをしているともう残り後わずか。

ここ最近暑さのせいもありサボり気味であった模型制作を再開。

 

ところで前回は何をやっていたんだっけか。。

フロントデッキがあらかた完成しボイラーへの取り付けなどを行う段階ではあるが、ランボード含めもう少し細部の加工を進めておきたいところでもある。

 

加工の順番を考え出すとそれだけで時間が立ってしまいなかなか手が進まない状態になってくるので、ここは気分を変えてキャブ屋根加工をすることに。

 

すでにキャブ屋根の中古購入状態からの再生は完了していたが、再度分解をしつつ、キャブ屋根の脱着化のための加工を実施することとした。

C55の時と同じ様に、キャブ屋根の左右を糸のこで切断し、雨樋表現のφ0.8mm真鍮線をガイド兼目隠しとして取り付ける作業。

 

作業① キャブ屋根の切断

 ガイドとして使用するためマスキングテープを貼り付け。今回は屋根端から約2.5mmのところで切断。

 のこばの交換を面倒ぐさがって行わなかったためちょっと引っ掛かりながらも両側切断完了。

 切断後はヤスリで仕上げをしておく。

 細かなパーツの作成や穴あけは真鍮加工の醍醐味かもしれないが、まっすぐに切断すると言うのもなかなかに集中力が必要だったり。

 個人的にはマスキングテープのガイドは作業性もよく非常に気に入っている。

←糸鋸でキャブ屋根切断の図

 

作業②

 切断完了後、キャブ屋根左右の切断された部分をキャブ側面にハンダつけ。

 位置、角度合わせが大事なので表側から仮止め+微調整後、裏側から本留めを。

 はみ出したハンダはなるべく除去したほうが良い。後々、見た目にも大きく影響するので。(写真は処理前)

 

←切断後のキャブ屋根(上)と左右端部取り付け中のず(下)
 
作業③ 
 雨樋となるφ0.8mm真鍮線の取り付け。
 この真鍮線がキャブ屋根のガイドの機能を兼ねることになるため、取り付けは慎重に位置合わせを行いながら行う。
 なお、キャブ屋根のR形状とキャブ前妻、後妻板上部のR形状にズレがあるので、妻板を削る+屋根のRを調整するなどして形状合わせを行っておいた。

←雨樋取り付け完了の図

 

作業④

 キャブ屋根後端妻板の取り付けと、キャブへの仮載せ

 作業としてはなんと言うことはない、後ろ妻板のキャブ屋根への取り付け。

 この妻板もキャブに固定をする際のガイドとして機能するため、左右のバランスは確認しておく

 

←屋根仮載せの図。形状修正も比較的上手く行えたのでスムーズに脱着ができる状態。

この後、屋根前後位置調整用のストッパーくらいは取り付けを検討中。

 

 

作業⑤

 仮載せと空想

 下地仕上げ中のボイラー本体を下枠に仮固定。

 今回屋根分割加工を行ったキャブをさらに仮載せしてみた。

 太いボイラーと小さめのキャブ、4軸用の下枠からD51っぽさが出てくる。

←キャブを仮載せ(曲がってますが)してこの後の作業を妄想する図

 

この後は、屋根上の加工をしようか、キャブ内の加工に手をつけるか、それともランボード?いや、ボイラー配管?

特に順序も決めずに手をつけているが、そろそろ真面目に加工手順を考えないと後戻りが大変になり出す頃合い。

ボイラー配管のキャブ引き通しのための穴なども考えなくては。

←l購入直後の状態

暑さもまだまだ続きそうな今日この頃。

庭木の剪定、雑草退治など雑用も多く、模型制作がなかなか進まない日々が続いてはおりますが、半日でも自分の趣味の時間が取れると言うのはありがたいことです。

 

 

 

 

リモワ クラシックフライト 内装張り替え3回目。

今回で完成。

 

先日までに本体内側の劣化ウレタン、固着ノリの除去清掃を完了。

今回は内装の仕上げを。

 

今回購入したのは

①ダイソー ダニよけアルミ保温シート 

②布用両面テープ

の二つ。

 

アルミ保温シートは、特に拘ったわけではないが、薄手の緩衝材、加水分解懸念なしということで選択。

200円なので、ダメになったらいつでも交換すれば良い。

材質も発泡ポリエチレン+PETということで、元々ついていたウレタンフォームの様にボロボロと発塵することもなさそう。


両面テープももっとこだわるのであれば、アルミ保温シートの本体貼り付けは全天候型の強力なもの、うちばり布の固定には線入り両面テープ(繊維が入っているので、局所的に力がかかっても剥がれにくい)などを使うと良さそうだが、自分で使用するスーツケースの場合、剥がれたらまた貼り直せばいいだけなので、布用で強めの両面を使えば問題なしと判断。


この程度の緩衝材と内張などなかったところで、スーツケースとしての機能的に問題になるものなく、お気持ち程度についていれば良いというレベル。


もちろん、見た目や細部にまでこだわるのであれば少し時間をかけるだけで、正規修理と変わらないレベルに補修も可能なので、このあたりはオーナーの考え方次第。



早速、清掃の完了したスーツケースの内側に両面テープを貼り付け作業開始。

←両面テープ準備。全面固定の必要もないので適当に。

 緩衝材代わりの保温シートを適当な寸法に切り、コーナ部は切り込み+折りたたみで処置。

←緩衝材用保温シート仮止め状態。

 

隙間なく丁寧に貼り付けることで仕上がりも綺麗にはなるものの、そもそもただの内装なので、そこまでこだわらずに作業完了

 

 その後、スーツケース内側の縁に両面テープを貼り、洗濯をして綺麗になった内張を順番に貼り付けて完了。

クロスバンドを元通り取り付けて完成。


 一通り内装の修理も終わったので適当に凹みを直して雑巾で汚れ落としなどをして今回の修理作業は完了。

いちばんの問題であった粉状のゴミが発生はこれで作業完了。


正規修理であればもう少し見栄えもよくしあげてくれるのかもしれないが、数万円を払う価値をどう捉えるか?

DIY修理であれば費用は1000円ちょっと(糊除去スプレー&両面テープ&ダイソー保温シート)+4〜5時間の作業で修理が行えたうえに、分解作業をしたことで、この後起きるかもしれない機械的破損も自分で対応する際のイメージもついた。


1番使用頻度の高いスーツケースではあるが、もうしばらくはお世話になれそうな感じであります。






リモワ クラシックフライトの内張張り替え 第2話。

 

先日までに内張の取り外しと大まかな清掃は完了。

このまま内張の再貼り付けへ!と考えていたが、どうも内張固定に使われていた布入り両面テープの除去がイマイチ。

貼り直しをするにも古い接着剤が残っていると見栄え、強度にも影響するので、もう少し綺麗に除去をすることに。

 

エタノールでわずかに軟化はしたがおそらく石油系の溶剤の方が良さそうということで、↓の剥がし剤スプレーを購入。Amazonでも500円くらい。

正規修理の費用に比べたら微々たるもの。

 

 

←確かAmazonで500円以下。

 

開封後、さっそく固着した糊にスプレーし、数分したところで拭き取っていく。

匂いはオレンジ系の香料のおかげでそれほど悪臭ではないものの揮発性のある溶剤なので窓開け換気推奨。

なお、わざわざ専用の薬剤を購入しなくても、いわゆる灯油がベンジンでも代用可能と思われる。(匂いが強いのと、作業後の清掃が多少大変なくらいか。)

 

←除去前。エタノールでの除去トライ後なので、これでも内張り剥がし直後よりはだいぶきれい。
←除去剤使用後。魔法の様に簡単!とはいかないが数分の作業で糊は綺麗に除去完了。
作業後はスプレー溶剤が周辺に垂れているので全体を水拭き&乾拭き。
糊もきれいになっているようには見えるが、溶剤で溶かされたものが薄く広がって再付着しているケースもあるので、何度か雑巾での清掃を繰り返したほうが良さそう。
 
正直、内張りに目隠しされてしまう部分なので、そこまで丁寧な清掃をする必要もないところではあるのだけど。
おそらく正規店に高額修理依頼をしたところで、ここまでの清掃はしてくれないのではないかとも思う(頼んでないので知りませんが。。)
 
ここまできれいになったので、この後は内張りの再貼付けを実施予定。
なお、ダイソーにて200円のアルミ保湿シートというものを見つけたので、それを切ってクッション材として使用することを検討中。
 
スーツケースの修理作業、模型作成と通じる点として、
できるだけ安価に(ケチ根性で)
自分でできる工夫はトライ
失敗も楽しんで
取り組むと、意外と面白い気がする。
 
 

 

鉄道ネタからは少し離れるが、旅行繋がりということで旅行用スーツケースのDIY修理の話題。

以前から使用しているRimowaのクラシックフライト63Lタイプ。

これまでにもロック部分の破損(ひび割れ)などで、2回ほど修理をしたことが。

 

先日仕事の出張の際に、滞在先のホテルに到着して衣類などの取り出しをしていると、粉状の汚れが付着していることに気がついた。

最初は、「前回使用した時に砂でもばらまいたっけ?」という程度であまり気にもしていなかったが、スーツケースを開け閉めするだけで周辺にも粉状のゴミが散らばり出す始末。

よくよく確認してみると、スーツケースの内張(と言っても薄い布一枚)が本体から剥がれ出して布と本体の隙間から大量に粉状のゴミが発生しているのがわかった。

 

インターネットで調べてみたところ、Rimowaのスーツケースではよくある症状の様で、内張と本体のを貼り合わせているウレタンフォームが加水分解によって、ボロボロになるのだとか。

インターネットでしらべること数分、Rimowaでの修理受付もしているらしいこと、ただし内張貼り直しで3万、5万、、という金額。RImowa以外にもスーツケース修理サービスがあるらしいが、こちらもそれなりのお値段がかかることがわかった。

そもそも6万円台で購入したスーツケースの内張修理程度に5万もかけてどうする。

なんでもLVグループに買収されたそうで、現在は”Luxuary”路線。

お値段も爆上がりしているらしいが、実用品のスーツケースに宝飾品の様な値段設定は正しくないと思う。

 

悪口ついでに言うと、そもそもスーツケース購入の時点で気がついてはいたが、このクラシックフライト、正直、お値段の割には雑というか、安っぽい内装の作りではある。

緩衝材としての役目も期待できない程度の薄いウレタンならないほうがましな気すらする。

長年使うことを前提にしたスーツケースに、加水分解でボロボロになるウレタンを使ってどうするのだろうか。

 

 

 そんなことを考えながら帰宅後、正規店での修理予約なども行ってはみたが、見ている限りだとこの程度なら自分でもなんとかかなりそうな気配。

簡単そうと思って手を出すも、やっぱり難しかった!という場合もあるが、意外となんとかなる場合も多い。

修理代の数万円の節約がメインの目的ではあるが、長年使う道具は自分の手でメンテナンスをしたほうが愛着も沸くというもの。

 

で、早速処置開始。

まずは剥がれた内装をめくり、手の届く範囲で掃除機をかけてみたが、貼り合わせ用のノリも劣化して粘着性+粒状のゴミとなっていて、とても吸引だけで全てを取り切れる雰囲気なし。

次に、濡れ雑巾でスーツケース内面を擦ってみると、どうも水性のノリが使われている様で、時間をかければだいぶ取り除くことができることがわかった。濡れ雑巾+掃除機を使うことで、あらかたのゴミは取り除くことができた。

が、内張りの布の裏側にもかなりの量の粘着粒ゴミが付着していて、こちらはとても雑巾では取りきれない状態。

 


←背面は濡れ雑巾でほぼ綺麗な状態。底部には拭ききれていないノリ+ゴミの付着。左側に見えている内張り裏側にも大量の黒い点々状のゴミ付着が。。

 

 

こうなると、内張を完全に外してしまうしかない。

よくみるとこの内張は縁部分に両面テープで貼り付けられている+クロスベルト用のフックに共締されているだけであり、順番に作業をすれば内張を綺麗に剥がすことはそれほど難しくなさそう。

ウレタンを使うというのは全くもって理解できない点だが、もしかするとここはさすがRimowa,さすがMade in Germanyなのかもしれない。

簡単に外せる、水性ノリで除去も容易。修理というか内張貼り直しが容易にできる様考えられているのかもしれない。

丈夫に作る+修理しやすいドイツデザインということか。(が、できればウレタン使わないで欲しい。。)

 

 

image←内張は縁の部分に両面テープ(布タイプ)で固定+フックと一緒に共締め状態に。

 

早速クロスバンド用フックを固定している六角のナット(M7)を外して内張を取り外し。

その後、スーツケース背面は濡れ雑巾であらかたの残留込み+ノリを除去。

内張をスーツケースの淵に留めていた両面テープは強度の問題がら水性ではなく、ゴム系の接着剤の様にみえるが、手元にあったエタノールを布に染み込ませてこすることで、すこし柔らかく、除去しやすくはなる。

 

内張のほうは洗濯機に投入してもいいのだけれども洗濯機が汚れが残って、その後の洗濯で洋服に汚れ移りすると困るので(妻に怒られると困るので)お風呂場でぬるま湯につけながらもみ洗い。何度か洗った後、干して乾燥。

薄っぺらい布なので、夏の日差しの下であれば30分もかからずに乾燥完了。

←取り外し、水洗い後の内張り。手洗いレベルでもほぼほぼゴミは除去完了。それにしてもペラッペラ。

 

 

←こちらがスーツケース本体。清掃後。
←背面、側面、底面のノリ+ゴミはほぼ除去完了。淵についていた両面テープのノリは完全除去には至らず。(時間をかければもう少し綺麗にはなるかと)
 
後は適当な緩衝材を入れて内張りを貼り直せば良いが、せっかくここまで開いたので、
①緩みの出ていたハンドレールの締め直し (星型レンチが必要だが、締め付けはスーツケース外側からいつでもできる)
②横置きした際の足が一部緩んでいたので締め直し(こちらも星型レンチ)+ゴムハンマーで裏から叩きだし
③上部ハンドルも僅かにガタついていたので、こちらも締め直し(こちらは普通の六角レンチ)
をしておいた。
本当は底部のゴム足の交換もしようかと思ったが、すぐに交換部品が準備できそうになかったので今回は諦めることに。
その他、全体的に確認をしてみたがリベットの緩みはない様子。リベット自体も専用の道具さえ揃えれば自分でも打ち直しできる様だが、今回はその必要はなし。

 

←4つ足の締め直しと

 

←上部ハンドルの締め直し

 

 

あとは元通り内張の貼り直しとフック、ナット類の取り付けをすれば良い。

お情け程度の緩衝材などなくてもいい気もするが、せっかくなので加水分解謎しない薄手のシートなどを貼り付けようかと検討中。

今度の休みにでもホームセンターに行ってみようかと。

 

 
 

本日もほんの少しの進捗Updateを。

D51 フロントデッキの組み立てと追加加工を。


その1

 フロントデッキ上の箱の再組み立て。

 フロントデッキ横スロープに合わせてサイドビームのとりつけ。

 サイドビームはスロープ形状に成形された真鍮板を貼り付けるもの。

 フロントデッキの曲げが合っていないとハンダつけも苦労するので、作業前に形状を確認しておく。


その2

 フロントデッキ上の箱。

D51は吸水温め器が、煙室扉の上、おでこの上あたりに設置されているため、フロントデッキのスペースに余裕ができたところに設置されているこの箱。

シンダー受けという話と、蒸気弁へのアクセスという話。どちらが本当なのだろうが。


写真を見て気がついてしまったのが箱の上の部分の網目板が、微妙に曲がっている点。

うーん。。やり直すべきか、目を瞑るべきか。。


その3

 フロントデッキ端部のボルト表現。

少し大袈裟になる気がして加工をためらっていたボルト表現。

 何もなしなのは逆に寂しすぎる感じがして左右5本の真鍮線の埋め込みを実施。写真はまだ加工途中のためボルトが長すぎ。


この後、先細のモーターツールで頭を削る予定。

 



いくつか気になる点はあるのでもしかすると又分解、再組立をするかもしれないが。とりあえず現状にてフレームに設置できるよう干渉箇所を削るなどの処理を実施中。


平日は時間が確保できない日が多く、限られた土日の、隙間時間で取り組むと進捗はこんなものかなと。。


その後の生活では、残念ながら鉄道趣味に多くの時間を使うことはなく、鉄分控えめの日々が続いていた。

そんな中、30代の頃に仕事でドイツを訪れる機会があった。
週末の休みを利用して訪れたのが、バイエルン地方ネルトリンゲンにあるBayerisches Eisenbahnmuseum(バイエルン鉄道博物館)である。

ネルトリンゲンは、隕石衝突によってできた地形の中に築かれた城郭都市としても知られる美しい街で、その城壁の外側に保存鉄道車両の整備・保存を行う機関庫がある。
日本で言えば、かつての梅小路蒸気機関車館に近い存在と言えば分かりやすいかもしれない。




普通の日本人観光客であれば、ノイシュバンシュタイン城などを訪問するのが定番コースではあるが、その時の自分を動かしたのは観光名所ではなく、少年時代から心の片隅に残っていた蒸気機関車への憧れだった。
インターネットで訪問方法を調べ、ミュンヘン駅からネルトリンゲンまでの鉄道の切符を購入するところから、すでに小さな鉄道旅行を楽しんでいた記憶がある。

博物館では、残念ながら少年時代から憧れていた01型蒸気機関車を見ることはできなかった。
しかし、戦時設計ながら高性能であったBR52型蒸気機関車や、TEE牽引機として有名なBR103型電気機関車など、実際に見たかった車両を間近で見ることができ、写真を撮り続けた。



扇形庫を見学している時、一両の緑色の蒸気機関車に目が止まった。
それは、模型雑誌の広告で眺めていた巨大な赤い動輪を持つ力強いドイツ蒸気とは、全く雰囲気の異なる機関車。
美しい緑色のボディ、流れるような流線型の車体。
煙室扉からシリンダーへ続く前頭部の造形は、力強さよりも優雅さを感じさせるものだった。
その時は形式名すら知らなかったが、後に調べて、その機関車がバイエルン邦有鉄道の名機、S3/6であることを知った。

S3/6は、その美しい外観だけでなく性能面でも非常に優れた機関車で、ドイツ国鉄成立後も急行列車牽引機として長く活躍した形式である。
現在でも一部では「世界で最も美しい蒸気機関車」の一つとして語られることがある。

少年時代、模型雑誌の中だけで見ていたドイツの蒸気機関車を、まさか数十年後に実際に見ることになるとは思ってもいなかったが、このネルトリンゲンへの訪問が、その後再び鉄道模型へ戻るちょっとしたきっかけになったのかもしれない。

少し大きくなって中学、高校時代には鉄道&鉄道模型誌を購読していた。
インターネットという物がまだまだ一般的ではなかった時期。(アナログ回線を使ったパソコン通信というものが一部では開始されてはいたころか。。。)

自分には実際に見ることも、知ることもできない実車や運用に関わるレポートや、読書による模型制作(真鍮、プラ、ペーパー各種)の記事など、様々な記事を目にしては「いつか自分も。。」ほとんど諦めに似た感情と、羨望の気持ちを抱えながら”ハラハラ”しながらページをめくっていた記憶がある。


雑誌の中でもよく見ていたのが模型店各社の写真入り広告。
学生のお小遣いではとても購入できない額の長編成セットや、天賞堂の高級真鍮蒸気機関車など見ているだけでも楽しかったが、様々な広告の中でもひときわ目を引いたのが、メルクリンや、ROCO製のドイツ製の蒸気機関車の模型。




”巨大で””赤く””繊細な”スポーク動輪を履くドイツ型蒸気の雰囲気は、黒一色の日本の蒸気機関車とはちがう美しさと力強さがあった。
模型の写真の見とれるとともに、言ったことも見たこともない欧州の雰囲気への憧れもあったものと思う。


 当時の価格で数万円を超える値段。
当時の自分には模型の購入すら夢の又夢。
ましてや、機関車を見るためだけにドイツまで飛行機に乗って行くなどということは全く想像したことすらなかった。

その後、成人して、就職して、家族を持ってという流れの中では、今風にいうと”鉄活”に時間という資産を投入することがなくなってしまった。
さらにその後、誕生した長女が機関車トーマスが好きになったこともあり、プラレールをいくつかそろえてみたりしたのが、その後の自分の鉄分再活性化のちょっとしたきっかけになったのかもしれない。


なお、少し大きくなった娘に聞いてみたところ、娘としては機関車というよりも、トーマスという機関車とその仲間が出てくる“物語”が好きだったのだそうで。

 その後、長男、次男も生まれそれぞれトーマスプラレールで遊んではいたが、鉄道に興味を持つ子供は今のところいない模様。


子供というのは、見た目や性格は遺伝するらしいが、鉄分自体は遺伝しないらしい。

こちらも長らく手のついていなかった中古D51の再生。

c55の組み立てがひと段落(DCCの調整と塗装前で停滞中)さたので久々に再開。

すでに分解は完了していたが、購入当初の状態がこちら。

気になるのはやはり各部にはみ出ているハンダ。

一つ一つの部品に分解しつつ、残っているハンダを吸い取り線とキサゲ刷毛というか、ルーターに取り付けたワイヤーブラシで除去。



一通りの清掃が完了したところで組み立てを開始。

まずは前端梁に取り付けられている開放テコと開放テコ抑えから。


開放テコはφ0.4mmの真鍮線を現物合わせで折り曲げて作成。

治具などもないので手作業での作成の割にはそれなりにできた感触。

四個ある開放テコは表面にもハンダが載ってしまっている+一部は曲がってしまっていたので慎重に修正。

この開放テコ、左右の二つずつで捻り方向が変わっているので慎重に左右、裏表を確認しながら取り付けを行う。

実機には捻れ方向が全て同一のものもあったり様々な形態があるようだが、今回は大宮に静態保存されている187号機に倣って取り付けを完了。



次に取り付けたのがフロントデッキのステップ。

こちらもパーツ表面のハンダを除去しつつ角度を調整しながら再取り付け。

ステップは裏面からのハンダ付け。

裏面なので見えなくはなるが、事前に塗布したフラックスに倣いハンダも広範囲に広がだてしまうのが気になり、固定完了後にワイヤーブラシで除去をしてておいた。


最後に連結器の取り付けと、端梁とスロープを合体。




今日のところはこの辺まで。家事、その他諸用の合間の加工なので。だいたいこの再加工だけでも4.5時間はかかったであろうか。


まだ、スロープ横に取り付けるビームと正面に設置される箱(蒸気分配の弁などが入っているはず)の再生、取り付けは未完了。

左右のステップが一つ紛失しているようなので、そのうちロストパーツでも購入しようか。


ランボードの再生も早めに終わらせてボイラーにつけるところまでか当面の目標です。。