安達製作所製C55も下回りの調整を完了(先日のブログからもう少し調整を実施)。

従来方式の(PWMではない)DC環境でできるだけ低速、スムースに発信できる状態になったので、デコーダ設定を再開します。

 

先日のブログにて

1.ハード調整

2.起動パルス、BMFE調整

3.始動電圧CV2

4.ドラフト再生感覚 CV57,CV58の

順で調整予定と記載した。

 

その後、何とか”1”を完了し、次のソフト調整を開始した次第。

再度、理解を深めるために各パラメータの機能を勉強していくと、どうも自分の理解が少し誤っていたことに気がついてきた。

 

これ以降の手順は上記の”1>2>3>4”ではなく、”1>3>2>4”で進めたほうがよさそう。

さらに、2と3は実際の動作にあわせて何度か調整を行ったり来たりするのがよさそう。

 

 

何度かの手戻りもありつつ、手順2以降を一通り完了したのでを作業内容を以下に。

 

なお、実際の作業はいたってアナログ。

デコーダにCV値を書く>動作確認する>CV値書く>動作確認するの繰り返し。

”ワックスかける!、ワックス取る!”だって、練習するだけで強くなれるんだから、頑張ればSmiledecoderだって攻略できるに違いない。

 

 

で、まずは”最初に”CV2の設定値を。

CV2 は 起動電圧(モータが回り始める最低電圧)
あくまで 起動のしやすさに影響するだけで、ドラフト音の間隔には直接関係しない

ちなみにCV2=38という意味合いとしては

車両の始動をする際には

 ”(38/255) * 供給電圧(大体15V)に相当する電圧”

がモータに供給されるということ。

また、再低速で運転する際に供給される電圧=停止することなく動き続ける電圧 ということになる。

何度か調整を行い、急なスタートでも、渋いスタートでもないくらいの状態かつ、最低速でも止まらないレベル=”38”位がちょうどよいと判断して、CV2は完了。

モータタブの右側に表示されているBMFE一旦横に置いて起き、先に”始動パルスアシスト”の設定を続ける。

 

 

 始動パルスアシストの機能は、下図のイメージに描かれている通り”起動時に一瞬だけ供給する電圧をあげて、始動をスムース”にするというもの。

今回は、設定画面中の”普通アシスト”を選択(すると、適当な値がCV65,64に入力される)。

 設定のコツとしては、始動がカクカクする場合は。Off>普通>強めの順に設定を強くしていく。逆にロケットスタート気味の場合、強め>普通>Offの順に弱くすればよい。

動作確認の結果、”普通アシスト”を選定。↓が普通設定のパラメータ値。

 

 

 次に、モータタブの右横に表示されているBEMFに戻って微調整。

一番わかりにくそうな”BEFM”というもの。そもそもBEFMって何?というところから。

BEMFの機能、効果を簡単にまとめると

・モータの回転状況、負荷変動補正して、回転数を安定させる

・モータの回転状況を確認して、音声再生、停止のタイミングを制御する

という2つの機能を有するらしい。

 

で、実際の調整といえば、先にすべきは回転数=動作の安定化。

大まかな考え方では、BEMFをある程度効かせるほうが、動作はスムースになる。

ただし、BEMFを強く効かせすぎると、逆に動きにギクシャク感を生じたり、

”音の再生が先走る”状態になることもあるようなので、ここは動きと音の再生タイミングのバランスを見ながら進めることにする。

 逆の言い方をすると”動作の安定性を若干犠牲にして音声再生タイミングの調整を優先するような微調整=トレードオフの微調整”も行えるとのこと。

 

 

BEMFに関する各パラメータの働きを調べたので備忘録として以下にまとめを

正直、すべてを理解をするのは困難なので、実際の調整は”基準値からのトライ&エラーでの微調整”というながれ。

 

●CV10|BEMFカットオフ速度 

 =BEMFの機能をOnにする最低レベルの設定

 小さくする >   超低速からBEMFが働き、初動が安定する。ただし、一発目のドラフト音もはやめに”ボッ!”

 大きくする >   低速運転は不安定になる方向。ドラフト音の一発目のタイミングは遅めにできる。
重量の思い真鍮製16番ということで、少しちいさめ”2”でスタート。

●CV54|BEMF電圧係数
 =BEMFが動作をアシスト機能するときの”強さ”の設定。

 大きくする > 止まりそうになっても止まらない。ただし、やりすぎは動作が不安定(遅くなったり、早くなったり)
 小さくする > 止まりそうになったら止まっちゃう

 ソフトの初期値より少し上げて”96”に設定。


●CV55|比例ゲイン(P)変更  

 =あまり触らなくてよいパラメータ。基本”16”でOKらしい。

  ちなみに効果としては、CV54のさらに高精度調整的な感じ。

 (丁寧に書くと、想定値、実際の状況(回転数)の乖離が大きければ大きいほど、強く補正をかけるというもの。特に加速時に効果が見えるものらしい。が、そもそもそんなに触らないでOK。
 大きくする   > 応答が鋭い   =速度補正がシビア
 小さくする >   応答鈍め  =速度補正が緩慢


●CV56|積分ゲイン(I)

 =こちらもそんなに触らないでよいパラメータ・基本は32でOKらしい。

 このパラメータは、ある”程度長時間の動作のばらつきをみて”結果から次の補正を調整するもの。こちらは減速時の滑らかさに影響するようだが、こちらもそんなに触らないでOKらしい。

変更       走り    
↑ 大きく    低速安定   
↓ 小さく    失速注意   

 

●CV118|計測ギャップ

 正直あまり使わなくていいような気がするパラメータ

 BMFEはモータの状態を周期的に確認する機能だがそのタイミングをわずかにずらすもの。

 動作のギクシャクが残る場合、このパラメータを微調整することでスムースになることがあるらしい。

 正直使い方がいまいちわからないが、初期値30のままで特に異常もないのでそのままにしておく。
 

以上でBEMFの調整は完了。

DCC環境での動作のスムース差はここまでの調整で決まってくる。

最後のサウンドタイミングの調整の前に、スムースな始動、停止、低速安定運転ができるかどうか確認しておく。

 

 

 いよいよ最後が手順4の音声タイミングの調整。

蒸気サウンドタブの中のCV57とCV58.

 

どこからどこまでが低速でどこからが高速に該当するのかがわからないが、とりあえず両方とも早すぎる傾向があるので、適当に数値を設定。特に高速のドラフト間隔がつまりすぎていたので、大きめの数字を。

 

 

パラメータを一つずつ調整するというのは中々に大変な作業ではあるが、何回か繰り返しながら感覚を掴んでいくしか無い。

一通りのCV値設定を完了した現時点での状態が↓のような状態。

始動時の音声のタイミングは悪くない。できればもう半音、ドラフト音を遅らせてもいいくらいか?

中速でドラフト音と車輪回転がちょっとずれているように見えるが、低速運転、停止ときのブレーキ音のタイミングは良さそう。

もう少し始動時のカクつきをもう少し直したいところではあるが、いったんこれにて完成!

レールを走らせた状態=負荷の高い状態での最終調整の際に、もう少しファイン調整をしてみようかと。。

 

 

 

 

 

 

 

今回はDCC化サウンド設定に向けて、動輪まわりの状態を再調整。
実際に干渉や硬さがある部分を見つけたので、その改善の記録を。

 

ここ最近、DCC化のためのデコーダ準備などに時間を取られていたためあまり手のつけられていなかったC55。

DCCのサウンド設定をするには、動力系のスムースな動作が前提ということで、動輪周りの調整をすることに。

組んではバラし、治しては組み、組んではバラす。

動作を確認しながら何度も調整を繰り返すしかないが、まとまった時間が必要なためこれまで先送りにしていたところ。

 

何回かに分けて今日までに修正、調整を行ったのは以下の点。

 

不具合①

一箇所目は 第一動輪の連結棒を止めるネジと、主連棒(ピストンからの力を伝達する棒)の内側の干渉改善

 主連棒自体には若干のアソビがあるため、少し外向き(車輪から離れて)で動作しているときは異常は発生しない。

車体を傾けるなどして主連棒が車輪側に寄ると、連結棒を固定しているネジの頭と主連棒の内側が接触、突然車輪の回転が停止する状態であったのを発見。

 対策は簡単。干渉していたネジの頭を0.5mm程度削るだけ。バルブギアの分解組み立てもしなくて済むので、不具合レベルとしてはレベルは含低めな箇所。なお、ドライバ用の”ー”溝が浅くなってしまうので、すこしだけ糸鋸にて溝を深くしておいた。

 

不具合②

2つ目の不具合は”第二動輪のリターンクランクとエキセントリックロッド(偏心棒)を固定するネジと主連棒の干渉。

エキセントリックロッドを固定しているネジ。上から見ると0.5mmほど長すぎる様子。

このネジも一旦取り外し、ネジの先端をヤスリで削り長さを調整。

不具合難易度は低めだが、この小さなネジを固定して先端を削るという作業は若干難易度高め。。

 

 やすりがけの最中に何度がネジを落としてしまい、捜索のために床を這いずり回ることに。

いつもながら失敗してから感じることだが”作業スペースは整理整頓、スペースを大きく”しておかないと、余計な手間が増えてしまう。

見直してみると作業に使った工具、配線や部材の断片なども落ちていてあまり綺麗な状態ではない。。。

気分転換を兼ねてお掃除タイムに突入。で、また工作作業は停滞。

 

 お掃除完了後、作業再開したもののモーションプレートのハンダ外れなども発生。

結局、全ての車輪、バルブギアは分解、再組み立てを実施。時間をかけて再度組み付け直した状態が↓。

ネジ類の干渉は解消。
 
不具合③
エキセントリックロッドを組み付けて動作確認までたどり着いたが、まだ特定箇所での動作の硬さが残っている様子。

さらに原因調査を進めると、どうやら加減リンクの上端が、釣りリンクの一部に接触することが原因らしい。

これを解消するためには第二動輪の軸にハンダ固定しているリターンクランクの角度を調整する必要が。

 

何度か角度修正を繰り返して、たどり着いたのが下の動画の状態。

大分改善はしたがもう少し!といった感じ。

エキセントリックロッド、加減リンクあたりの動作が影響している感触もあり、もう少し調整を続ける予定。

 

 

 

 

この前のプログで、

”三つのパラメータ調整をすれば良い。(調整だけであればと書いた理由は後ほど。)”

と書いた理由について。

 

 ドラフト音の再生開始タイミングと再生間隔の調整を始めたところ、DSSPアプリのCV編集画面に”起動パルスアシスト”というものがあることに気がついた。

 >SmileSoundユーザーズマニュアルのP55、56あたり

 

これは何かというと、鉄道模型ではしばしば悩まされる、”ロケットスタート”解消のための設定。

ロケットスタートというほどではなくとも、どのような模型でも”静摩擦”と”動摩擦”の関係から、始動時は”ガクッ”もしくは”カクカク”といったなめらかで無いスタートをするケースが多い。

 このカクカクを解消、低減するため、車両が動き出すギリギリのところでちょっと強めに電流を流してやる機能。

そうすることで走り出しの引っ掛かりを低減することができるらしい。(やりすぎは逆効果)

 

さらに、モーターに関する設定のタブにはBMEFという項目がある

これはモーターの実際の回転状態を把握し、想定よりも低ければ電圧を上げ、想定よりも高ければ電圧を下げるという、フィードバック&微調整を行う機能らしい。

この機能があることで、牽引車両の多い、少ないや、坂の登り降りなど、牽引車両にかかる負荷の大小に関わらず速度を一定に保つことができる。

 

 カクカクスタートをどれだけ解消できるかは、緻密な調整と日々のメンテナンスの影響が大きいようだが、現在作成中の真鍮製蒸気の場合、

・重量が大きく各部の摩擦が大きい

・フライホイール非搭載

・バルブギア抵抗あり

・モータシャフトとドライブギアの間の接続がシリコーンチューブ接続(モータからの力がチューブのねじれで吸収される)

など、かなり不利な組み合わせ。

正直、バルブギア周辺の調整ももう少し改善する必要もありそうなのだが。。

 

で、このあたりのハード(車両の調整)とソフト(パルスアシストなど)をせずにドラフト音調整を実施しても、後ほど改めてやり直しになる可能性がとても高そうなことがわかる。

 

 

全体の調整のやるべき流れとしては、

>1.DC電源でスムースな発進、停止が行えるように、ハード調整(バルブギア調整、集電、その他)

>2.DCC+デコーダ搭載状態で、起動パルス、BMFE調整。これでさらにスムースな発進、停止が行えるように調整。

>3.続けてDCCにてCV2(起動電圧)の調整でドラフト音開始のタイミングを合わせる(実際にはドラフト音が少し遅れるくらいが正しいはず。)

>また、合わせて最高速度の調整として最大電圧cv5の調整も必要に応じて。

>4.低速蒸気サウンド間隔CV57と高速蒸気サウンド発生間隔CV58を合わせこむ。

ということをすれば良さそう。


どこまで、スムースかつ実感的な音、動きにできるかの鍵は、やはり基本から!ということかと。

 ここまで進めていたデコーダ調整だが、一旦作業は中断して、この後は駆動部調整を実施する予定。

スムースに進められるといいのだけれど。。。

 

 

前回はドラフト音始め、各音声の聞こえ方="質"の調整を実施した。

引き続き蒸気機関車機関車特有のドラフト音の再生タイミングの調整を。

 

 先日、デコーダを現在作成途中の安達製C55に搭載、スピーカー、モーター、LEDと接続し動作確認を行った際には以下二つの課題がありそうなことがわかった。

 

問題点①

 コントローラーのスロットルを回し、車両の走行開始したところ、動輪が動作し始める前にドラフト音だけが再生される。

問題点②

 スロットルをさらに上げ車両の走行速度を上げたところ、今度はドラフト音の間隔が早くなりすぎる。

 

で、ここをどうやって調整するか?

DSSPのアプリ、説明書を見て理解するに、音声ファイルの再生タイミング、間隔の調整だけであれば、以下三つのパラメータ調整をすれば良いらしい。(調整だけであればと書いた理由は後ほど。)

 

調整方法①:DSSP右側、モーターダブ内の開始電圧=CV2の値を大きくする。

調整方法②:DSSP画面右側の"蒸気サウンド"タブ内の

      低速時サウンド発生間隔=CV57と

      高速時サウンド発生間隔=CV58の 値を大きくする。

 

まずは調整方法① 開始電圧=CV2から。

 開始電圧=CV2とは車両が動作を開始、つまり走り出すのに必要な最小電圧を定義、教えるもの。

車両が動くよりも早くドラフト音が鳴ってしまうというのは、裏を返せば、

”電気が流れ始めた段階で動き出しい欲しいところが、電圧不足が原因で車両が動作を開始できない状態”

ということ。

 

 CV2に大きな値を入力するとスロットルを回した瞬間に、指定の電圧がモータに印加されすぐに動き出すようになる。

すぐに動いて、すぐに音声が再生されれば、動作と音のズレは解消できるという理屈。

ちなみにモータも大型、大きなトルク(動輪を回す力)が必要なHOゲージ車両はデフォルトよりも大きめの値にするのが普通らしい。真鍮製のモデルなのでCV2の値も大きめの大体三十くらいから微調整を開始したところ、だいぶ改善傾向。

ファイン調整は後ほどすることとして、CV2の調整方法は理解完了。

 

 

次に調整方法② CV57と58の調整。

低速時サウンド発生間隔=CV57と高速時サウンド発生間隔=CV58は、”蒸気サウンド”タブ内にも表示されている。

この二つのパラメータはドラフト音のリズムと動輪の回転、というかロッドの往復動作のリズムを調整するためのもの。

ドラフト音と動輪のタイミングとしては、動輪一回転で4回のドラフト音(3気筒のC53や海外のの4気筒は異なる)が鳴るように調整するのが目安。

 

CV57の数字を大きくしていくことで、起動時のドラフト音の間隔を広げる=ゆっくりなリズムでの再生に調整ができる。

CV58もほぼ同様だが、こちらは高速=最大電圧での走行時用の調整パラメータ。

 

低速時のタイミングズレは模型としてもできるだけ低減したいところ。

対して、高速走行時のタイミングズレについては目視での動輪回転数測定などできるはずもないので、それほど細かな調整を行う必要はないかもしれない。

こちらも適当に数値を入れ、スピーカのみでの確認を行ったところ、期待したとおり、ドラフト音間隔を伸ばす効果を確認することができた。

なお、DSSPの説明書によれは

CV57=設定値*10ms

CV58=設定値*1ms となっているが、GUI表示はどちらも”設定値*10ms”に見える。

このあたりは、もう少し調整を繰り返して理解を深める予定。

 

さて、なぜここで、”予定”に逆戻りしたかというと、ここに来てもう一つ大事な調整を先に実施したほうが良いことに気がついたため。。。

つづく。。

 

 

 

 

 

 

 

デコーダ、スピーカーの物理的な接続、搭載はひと段落。

配線と動作確認が完了したので、今回は音の聞こえ方、タイミングの調整を実施。

 

 DCCにDIYで取り組む時の、面白さでもあり、めんどーくささというか、敬遠されてしまう理由として、物理加工、電気加工に加えてソフト理解と言った多種の作業を実施、内容を理解しなければならないことが挙げられる。

 

自分の場合も、今回使用のSmileDecoderどころか、DCCのデコーダの中身を弄ると言うのは初の試みではあり、これまでの物理的加工に比べると心理的ハードルも、ちょっと高い作業ではある。

 

とはいえ、趣味に関することに限らず、”とりあえずやってみる精神”で挑戦、DCCについても”まずはいじってみよう!”でスタートし、ここまで”なんとかなってきた(多分)”ので、”デコーダの中身を調整する”というのもなんとかいけそうな気がする!

 

 

 先日までの動テストの結果、現時点で気になっているのは以下3点。

①音声バランス:コンプレッサ動作音などの高音が大きい、耳障り

②ドラフト音タイミング:動き出し時の動輪回転開始タイミングとドラフト音のずれ(動輪が動くだいぶ前からドラフト音だけ)

③ドラフト音タイミング:高速運転時の動輪回転速度=主連棒類の往復動作速度と、ドラフト音のズレ(ドラフト音が超高速。音だけなら時速150km出てるんじゃないかと。)

順番にどういった調整ができるのかをトライ&エラーで実施してみた。

 

詳細まとめの前に、実際に取り組んでみた後の感想としては。

”お?。初見の超素人でも意外となんとかできるぞ。”といった感じ。

これは自分のスキルが高いとか、センスがあるとかそういうことではなく、SmileDecoder /DesktopStationの製品、ソフトが理解、操作しやすく、設計されているということ。

 

経験豊富な諸先輩の方々と比べてしまうと、自分が行なっているレベルの調整なんというのは入門編レベルかと思われるが、現在自分の目標としている状態=上記3点の改善くらいなら、素人でもできるぞ、という参考例になれればよしとしよう!

 

なお作業はDesktopStation HPからDLが行えるDSSP(DesktopStation SoundProgrammer)というアプリケーションを使用する。基本的な使い方、接続方法は以前のブログにもまとめたので、ここでは詳細説明は割愛。

 

まずは音量、音量バランスの調整について、以下作業内容、手順を順番に。

 

①音声バランスの調整

 使用するスピーカ自体の性能、特性、スピーカ周辺の音響状態(エンクロージャの形状やサイズなど)によって、同じ音声ファイルを再生しても、響き方、聞こえ方が異なるのは当然。

 鉄道模型の中に仕込む小型のスピーカは基本的に

  ”低音が薄い=低音の音量が不足気味”

  ”高音が耳障り=高音が反響し、シャカシャカとした軽く耳障りな状態”

 になることが多いらしい。

 で、この状態を補正する方法はいくつかあるようだが、DSSPのソフト内にはすでに以下のような機能が設けられている。

 補正方法① 高音、低音補正

 補正方法② ファイル毎の音量調整

  

 まずは①の手順。

 DSSP画面左側には、”一般”〜”ログ”まで各種の詳細設定メニュが用意されている。 

   ”CV編集”タブの中に全てのCV値の内容と設定値が表示されているので、目的のCV値を探して調整するというのが基本の理解。

 各々のcv値が何を意味しているのか?

数字の大小がどう機能するのかについては、DSSPの、使用マニュアルなどに詳細説明があるので、ここでは目的の内容にのみ着目。

 

 CV値の中でも、メジャーなものについては画面右側の各タブが用意されている。

 サウンド調整用の3つのパラメータについてはこの通り。

 マスター音量、イコライザ低域、イコライザ高域の3つの調整項目が表示されている。

 

 CV63というのがマスター音量=音声の再生時の音量(全音声ファイルに適用)であり、0〜255の数値で設定する。

 CV196というのは1〜32で設定する低音〜中音域(800Hz=パトカーのサイレンくらいの音程以下)の強弱補正。
 16がデフォルトなので、蒸気機関車のドラフト音を太く、強くしたい今回はこの値を少し大きくしておいた。

 今回の場合、三十程度まで大きくすると音が割れたり(バリバリという音が混じる)スピーカ自体が振動を始めるようなのでちょうど良いバランスを探して25の設定に。

 

 逆にCV197というのがそれ以上の高音域の強弱補正。高音が耳障りに聞こえる状況なので、自分の場合は設定値を16>10に低下させたことで、高音のキンキンした音がだいぶ軽減できた。

 

値の変更を行ったら、画面いちばん左に表示されているCV値書き込みボタンを押してデコーダへの書き込みを実行する。

 

 

 次に2番目の調整方法。

 調整方法自体は至ってシンプル。

 目的の音声ファイルの、音量設定を100%を基準に上下に変更するだけ。

 SmileSoundの仕組みを理解した限りで簡単にまとめると、wav形式の音声ファイルが複数用意されており、それぞれの音声を再生するタイミングが、サウンドフローというファイル内に記述、定義されている。

このサウンドフローのファイル自体の編集も、DSSPで行えるのでより詳細な調整が必要な場合はこれを弄ることになるが、今回の目標は音量調整だけなのでフローの変更は必要なし。

各ファイルがどんな音声なのかはファイル名をダブルクリックすると再生、確認ができる。

今回の作業では

 コンプレッサ音(開始、終了、ループなど複数のファイルがある)のファイルを25%

 その他ATS、イジェクター 、ノイズなどのファイルも、25から75%程度に設定を変えておいた。

作業終了後は、画面左側の、音声書き込みボタンを使ってデコーダへの書き込みを完了させる。(ブログを書きながら思ったのだご、音量調整だけならもしかしたら書き込みは不要なのかも?)

 

今日のところはここまでで音量と、音量バランスの調整は完了。次は音声タイミングの調整予定。

 

   

   

 

先日注文した1.27mmピッチの小型コネクタ、ピンが到着したので早速デコーダとモーター、LED間の接続工作を実施。

まずはテンダー搭載のデコーダ側。

スピーカーとデコーダの設置場所は決定済み。

デコーダから伸びる、集電、モーター±の3本のケーブルとLEDに繋がる2本のケーブルそれぞれにコネクタをハンダ付け。

2つのコネクタに分ける必要はないのだけれども、取り扱いを楽にするため。

LEDの配線(白と青)は±を間違えると、すぐに焼損を引き起こすレベルではないものの、LED自体の破損リスクはあるので注意。

 

集電とモーター±の用のコネクタは、真ん中に集電線を、左右にモータに繋がるプラスとマイナスの線を配置しているので、繋ぎ間違いの場合は車両の前後進が入れ替わるだけ。間違えていたら左右を入れ替えて再接続すれば良い。

 

テンダーの妻板を貫通してきたケーブルはキャブ下の後端梁の隙間を通って、本体火室付近に引き入れ、各々、目的のソケットに接続する。

 

 

 

台枠にボイラーを乗せて配線類がきちんと隠れるか確認。
見た目は悪くなさそう。
実際に運転をするとテンダーとの干渉やカーブ通過時の障害になるなどの問題も出てくるかも知れないが、それはその時に考えることにする。
 
上から見るとこんな状態。

うむ。悪くない。

このあとデコーダの音声関連の調整(コンプレッサ音の調整とドラフト音タイミング)をすればデコーダ周りの基本作業は完了見込み!

本体の加工が全然進んでいないのでそろそろ再開しなくては。。。

 

 

 

このブログは、
ブラス蒸機やDCC化に関する作業過程を、
日記として記録しています。

完成形や「正解」を示すことよりも、
途中で考えたこと、迷ったこと、
うまくいかなかったことも含めて残しています。

記事ごとに前提や結論が変わることもありますが、
それも含めて作業記録として読んでいただければ幸いです。

必要な部分だけ拾い読みしていただいても構いません。

このブログを見て、「これならできるかも!」と思ってもらえる人が一人でもいていただければ幸いです。

皆様の模型ライフ、趣味の世界が充実することを期待しております。

引き続き、デコーダの搭載作業。

テンダー内の配置置き場所はほぼ決まったので、今度は本体側およびテンダーとの接続のための作業を。

配達待ちの1.27ピッチピンピンソケットが通過できるようにテンダー、本体側の経路確保が主な作業。

 

スピーカーとデコーダの設置位置はこの通り。

デコーダから反対側に延びる配線は合計五本。

テンダー前側の妻面に配線を通すための穴を開ける。

デコーダからの配線は一旦上方に行き、再度下向きに曲がりつつ妻面の貫通口に向かう。

 

外側から見るとこんな感じ。

配線は断線対策も兼ねて、そのうち熱収縮チューブでまとめる予定。

穴が大きめなのはピンソケット(コネクタ)を通す必要があるため。

1*5のピンソケットを使用する予定。

 

裏側から見た状態。

仮置きで横から。キャブ床、テンダー部の渡り床の下に隠れるので見た目的には良さそう。

 

おまけ。

dcc制御デモ。音声注意。

ちょっと高音が耳障りな気がしなくもない。。

 

 

 

オフラインでの動作確認まで完了したのでいよいよ、車両への搭載最終形態の準備。

 

スピーカーユニットはアクリル板で枠を作成しゴム系接着剤で固定済み。

スピーカーにつながる配線二本と、レール”−側”( つまり進行方向向かって左側)に電気を流すための配線、合計三本をピンヘッダにはんだづけ。

なお、デコーダー側との接続時間違ってソケットに差し込んでも大丈夫なよう、ビンヘッダの真ん中がレール電源。左右にスピーカー接続となるように並べてある。(スピーカーはどちらが+でも、−でも動作に支障なしないので)

写真に見えているスピーカーにつながっていない黒線はテンダー底面にネジ固定、テンダー台車からの給電線になる予定。

 

お次はデコーダー側。

まずは全体を熱収縮チューブで巻いて絶縁の手配を、スピーカー側と同じく三本の線をピンソケットに接続。

両端はスピーカー、真ん中がレール電源(マイナス)なのはスピーカー側のピンヘッダと同じ。

 

完成した部分をc55テンダーに

仮に入れてみるとこんな感じ。
デコーダーからは本体に繋がる五本の配線が。
この5本についてはテンダーの妻面に適当な寸法の穴を開けて、本体キャブしたに配線を伸ばすことを検討中。
取り外しできる構造にするにはどこかでコネクタを設置する必要があるが、なるべく小さなコネクタということで、現在1.27mmピッチのピンヘッダとソケットを手配中。
 
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テンダー内の固定、配線配置は大体めどが立ってきたので、この後は本体側の作業を開始予定。。
 

 

ここしばらくDCC化準備に時間を取られており、車両本体の加工作業が停滞中。

残すところはキャブ下周りの配管類なのだが、どこまで再現すべきか、固定方法はどうすべきか、といったあたりを考えると、なかなか手がつけられない状態に陥っている。

テンダーへのDCCデコーダ、スピーカの搭載も目処が立ちつつあるので、動輪を含めた下周りの整備を再開。

 

まずは、運転室下に存在する従輪部。

安達製のモデルでは、台車枠はホワイトメタルの鋳物でできている。

鋳物なので、どうしてもバリが多く発生しているが、成分の90%程度が”錫”のため非常に削れやすい。

低融点で溶けやすい材質のため、ハンダゴテを当てると、すぐに溶け出してしまう可能性もあるが、従台車自体にハンダ付けをするパーツもないため、特に問題にはならない。

 

で、早速。小型の棒ヤスリなどを使ってバリ取りを実施。

作業前は↓のような状態。

至るところに、薄い金属が膜状に残っているのがわかる。

台枠の貫通穴もほぼ金属バリで埋まってしまっている。

このままでは見た目はあまり良くない。

バリ取り作業自体の難易度は高くなく、先の細いヤスリやキサゲでも、膜状のばりなので比較的用意に除去可能。

 で、バリ取りをした後がこちら。

 
image

バリ以外にも板ばねの上面、や台枠の上面下面が平坦になるように全体的にヤスリがけを行っておいた。

この状態では色も明るくあまり差が見えないが、黒色の塗装が完成した際にはエッジのシャープさが見えてくるはず。。。

 

 

次に手を入れたのはテンダー台車。

もともと素組の状態では車輪がスムースに回転しない状態であったものを修正するため、ちょっとした加工を。

 

車輪の回転不良の原因は、台枠幅に対して車軸が長すぎることが原因。

逆に言えば車軸の長さに比べて台枠の軸受け穴の深さが足りない。

ここは力技で、

 ”車軸の両端を200〜300um程度削る” ⁺ ”軸受穴とドリルでさらう”の合わせ技。



軸受穴をドリルで掘る。


車軸を削る方が手っ取り早い。


この程度の作業でも1時間近くかかっており、本完成はいつの日になることやら。

加工によってだいぶ改善はしたものの、イマイチスムースさが足りない感じはするので、車軸の先端のエッジヤスリで軽く丸めておく。

左側車輪、車軸は集電経路にもなっているので、適当な導通グリスも探してみようか。

 

最後の動輪部は以前バルブギアの調整はしたものの、少しギクシャク感があるので又今度調整してみようかと思う。。