安達製作所製C55も下回りの調整を完了(先日のブログからもう少し調整を実施)。
従来方式の(PWMではない)DC環境でできるだけ低速、スムースに発信できる状態になったので、デコーダ設定を再開します。
先日のブログにて
1.ハード調整
2.起動パルス、BMFE調整
3.始動電圧CV2
4.ドラフト再生感覚 CV57,CV58の
順で調整予定と記載した。
その後、何とか”1”を完了し、次のソフト調整を開始した次第。
再度、理解を深めるために各パラメータの機能を勉強していくと、どうも自分の理解が少し誤っていたことに気がついてきた。
これ以降の手順は上記の”1>2>3>4”ではなく、”1>3>2>4”で進めたほうがよさそう。
さらに、2と3は実際の動作にあわせて何度か調整を行ったり来たりするのがよさそう。
何度かの手戻りもありつつ、手順2以降を一通り完了したのでを作業内容を以下に。
なお、実際の作業はいたってアナログ。
デコーダにCV値を書く>動作確認する>CV値書く>動作確認するの繰り返し。
”ワックスかける!、ワックス取る!”だって、練習するだけで強くなれるんだから、頑張ればSmiledecoderだって攻略できるに違いない。
で、まずは”最初に”CV2の設定値を。
CV2 は 起動電圧(モータが回り始める最低電圧)
あくまで 起動のしやすさに影響するだけで、ドラフト音の間隔には直接関係しない
ちなみにCV2=38という意味合いとしては
車両の始動をする際には
”(38/255) * 供給電圧(大体15V)に相当する電圧”
がモータに供給されるということ。
また、再低速で運転する際に供給される電圧=停止することなく動き続ける電圧 ということになる。
何度か調整を行い、急なスタートでも、渋いスタートでもないくらいの状態かつ、最低速でも止まらないレベル=”38”位がちょうどよいと判断して、CV2は完了。
モータタブの右側に表示されているBMFE一旦横に置いて起き、先に”始動パルスアシスト”の設定を続ける。
始動パルスアシストの機能は、下図のイメージに描かれている通り”起動時に一瞬だけ供給する電圧をあげて、始動をスムース”にするというもの。
今回は、設定画面中の”普通アシスト”を選択(すると、適当な値がCV65,64に入力される)。
設定のコツとしては、始動がカクカクする場合は。Off>普通>強めの順に設定を強くしていく。逆にロケットスタート気味の場合、強め>普通>Offの順に弱くすればよい。
動作確認の結果、”普通アシスト”を選定。↓が普通設定のパラメータ値。
次に、モータタブの右横に表示されているBEMFに戻って微調整。
一番わかりにくそうな”BEFM”というもの。そもそもBEFMって何?というところから。
BEMFの機能、効果を簡単にまとめると
・モータの回転状況、負荷変動補正して、回転数を安定させる
・モータの回転状況を確認して、音声再生、停止のタイミングを制御する
という2つの機能を有するらしい。
で、実際の調整といえば、先にすべきは回転数=動作の安定化。
大まかな考え方では、BEMFをある程度効かせるほうが、動作はスムースになる。
ただし、BEMFを強く効かせすぎると、逆に動きにギクシャク感を生じたり、
”音の再生が先走る”状態になることもあるようなので、ここは動きと音の再生タイミングのバランスを見ながら進めることにする。
逆の言い方をすると”動作の安定性を若干犠牲にして音声再生タイミングの調整を優先するような微調整=トレードオフの微調整”も行えるとのこと。
BEMFに関する各パラメータの働きを調べたので備忘録として以下にまとめを
正直、すべてを理解をするのは困難なので、実際の調整は”基準値からのトライ&エラーでの微調整”というながれ。
●CV10|BEMFカットオフ速度
=BEMFの機能をOnにする最低レベルの設定
小さくする > 超低速からBEMFが働き、初動が安定する。ただし、一発目のドラフト音もはやめに”ボッ!”
大きくする > 低速運転は不安定になる方向。ドラフト音の一発目のタイミングは遅めにできる。
重量の思い真鍮製16番ということで、少しちいさめ”2”でスタート。
●CV54|BEMF電圧係数
=BEMFが動作をアシスト機能するときの”強さ”の設定。
大きくする > 止まりそうになっても止まらない。ただし、やりすぎは動作が不安定(遅くなったり、早くなったり)
小さくする > 止まりそうになったら止まっちゃう
ソフトの初期値より少し上げて”96”に設定。
●CV55|比例ゲイン(P)変更
=あまり触らなくてよいパラメータ。基本”16”でOKらしい。
ちなみに効果としては、CV54のさらに高精度調整的な感じ。
(丁寧に書くと、想定値、実際の状況(回転数)の乖離が大きければ大きいほど、強く補正をかけるというもの。特に加速時に効果が見えるものらしい。が、そもそもそんなに触らないでOK。
大きくする > 応答が鋭い =速度補正がシビア
小さくする > 応答鈍め =速度補正が緩慢
●CV56|積分ゲイン(I)
=こちらもそんなに触らないでよいパラメータ・基本は32でOKらしい。
このパラメータは、ある”程度長時間の動作のばらつきをみて”結果から次の補正を調整するもの。こちらは減速時の滑らかさに影響するようだが、こちらもそんなに触らないでOKらしい。
変更 走り
↑ 大きく 低速安定
↓ 小さく 失速注意
●CV118|計測ギャップ
正直あまり使わなくていいような気がするパラメータ
BMFEはモータの状態を周期的に確認する機能だがそのタイミングをわずかにずらすもの。
動作のギクシャクが残る場合、このパラメータを微調整することでスムースになることがあるらしい。
正直使い方がいまいちわからないが、初期値30のままで特に異常もないのでそのままにしておく。
以上でBEMFの調整は完了。
DCC環境での動作のスムース差はここまでの調整で決まってくる。
最後のサウンドタイミングの調整の前に、スムースな始動、停止、低速安定運転ができるかどうか確認しておく。
いよいよ最後が手順4の音声タイミングの調整。
蒸気サウンドタブの中のCV57とCV58.
どこからどこまでが低速でどこからが高速に該当するのかがわからないが、とりあえず両方とも早すぎる傾向があるので、適当に数値を設定。特に高速のドラフト間隔がつまりすぎていたので、大きめの数字を。
パラメータを一つずつ調整するというのは中々に大変な作業ではあるが、何回か繰り返しながら感覚を掴んでいくしか無い。
一通りのCV値設定を完了した現時点での状態が↓のような状態。
始動時の音声のタイミングは悪くない。できればもう半音、ドラフト音を遅らせてもいいくらいか?
中速でドラフト音と車輪回転がちょっとずれているように見えるが、低速運転、停止ときのブレーキ音のタイミングは良さそう。
もう少し始動時のカクつきをもう少し直したいところではあるが、いったんこれにて完成!
レールを走らせた状態=負荷の高い状態での最終調整の際に、もう少しファイン調整をしてみようかと。。




























