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明けまして

おめでとうございます!!

 

 

2026年 干支 午のイラスト

 

 

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

 
 
 
 

3ヶ月ワークショップ(2026年1月〜3月期)

 

 

今期、最終受付です!!

 

 

【残席状況(1/3現在)】

 

月曜レペ 〆切

月曜ベーシック ◯

火曜ベーシック 

火曜レペ 〆切

木曜レペ ◯

木曜ベーシック ◯

土曜ベーシック △(残1名様!)

 

 

来週より、クラスがスタートします。

 

年始(1月〜3月期)は、毎年、比較的空きがございます。

4月からの新年度になると混雑が予想されますので、ぜひこの機会に受講にいらしてくださいね!!

 

 

詳細・お申込は、こちら👇

 

……さて、2026年最初の記事ということで。

あらためて、演技者にとって「一番大切なもの」についてお話ししようと思います。

 

 

演技者に必要なもの……

それは、舞台俳優だけでなく、映像、ミュージカル、声優まで、幅広くすべての演技の基礎になる話です。

 

 

 

 

 

  演技者の基礎は「身体化」にあり!

 

演技者にとって、一番大切なもの。

それは、「身体化」です。

 

 

アタマで考えるのではなく、身体で感じること。

 

 

アタマで考えるだけなら、演技者でなくてもいい。

役を論理的に解釈したり、人の行動を計算式で弾き出すことは、私たち表現者の仕事ではありません。

 

 

 

そうです。

あなたは表現者なのです。

 

 

それを忘れないでください。

 

 

 

たとえば。

あなたはこれからハリウッド映画のオーディションを受けることになりました。

 

 

きっとあなたは、あのスターたちとカメラの前で演技をしているのを想像して、胸を躍らせることでしょう。

 

 

たくさんのスタッフたち。

精巧に造られたセット。

 

あなたは衣装を着て、メイクを直してもらい、そしていよいよカメラの前に立つ。

照明が、あなたと、目の前のハリウッド・スターを照らし出す。

 

 

Ready…

 

 

Action!!

 

 

 

……それを想像するあなたは。

きっとソワソワして、居ても立ってもいられない衝動に駆られるかもしれませんね。

 

 

 

さて。

今あなたは、ワクワクする気持ちを、論理的にアタマで考えましたか?

スターたちを前に、自分がどんな行動を取るのか、計算式で弾き出しましたか?

 

 

そうではありませんね。

あなたはただ、未来予想図という想像の中に身を置き。

その臨場感を、五感で味わっているはず。

 

 

結果、あなたは何らかの身体の反応を手に入れた。

 

 

それが、今あなたに起きたことです。

 

 

 

そしてこれが、表現者としての第一歩となるのです。

 

 

 

撮影現場での演技指導

 

 

  「リアルな演技」とは?

 

五感で「臨場感」を手に入れると、身体は自然と反応します。

アタマだけでは、そうはいかない。

 

 

すると、俳優自身が自然と行動を起こしたくなります。

 

 

たとえば。

あなたの目の前に、黒くて大きなゴキ◯リが這ってきているのを想像してください。

 

 

それを想像するだけで、ほとんどの方がその臨場感を手に入れ、その瞬間、身体が自然に反応したと思います。

そして、その不快感から、「早くその場を立ち去りたい」とか「そいつを潰して問題を解決したい」と、行動への欲求を手に入れたはずです。

 

 

 

……さぁ。

この一連のことの中で、あなたは少しでも「演じよう」としましたか?

 

 

きっと、その必要はまるでなかったと思います。

 

 

あなたはただ、想像の世界に身を置いただけ。

その臨場感を味わっただけで、自然と行動が生まれたのです。

 

 

これが、「リアルな演技」というものです。

 

 

恐怖で顔を歪め、両手を前に突き出す男性

 

 

  声優も「身体化」って必要?

 

こうした話をすると、声優の方から、よくこんなご質問をいただきます。

 

「声の仕事は目の前に相手役もいないし、ゴキ◯リもいない。

どうすれば良いんですか?」

 

 

……声優といえども、表現者であり、演技者です。

その基礎は変わりません。

 

あくまでも、演技の基礎は「身体化」にあります。

 

 

声や言葉は、必ず「身体の延長」にあります。

声優の場合は、身体の動きこそは観客に見えませんが、その延長にある「声」で表現している以上、声の演技もまた「身体化」の結果だといえます。

 

 

赤ちゃんの時。

僕らは「身体の延長」で声を出していたはずです。

身体を静止させたまま泣いている赤ちゃんは、見たことがありませんよね。

 

お腹すいた、暑い、オムツがパンパンで気持ち悪い。

そうした不快感を、五感による「身体感覚」として手に入れ。

その不快感から逃れたいために、身体を動かし、同時に音声(泣き声)も出ていた。

 

 

それはやがて、「ママを呼ぼう、そうすれば解決してくれるはずだ」という意思を持ち、「ママ!」という言葉を手に入れる。

「ママを呼ぼう!」という身体行動の延長に、声も言葉もあるのです。

 

 

それが、演技になったら、突如として向きがになる。

 

「こんなふうに演じよう。

そのためには、どうやって発声し、どう喋ればいいかな?」

 

これではまるで、自然な法則と順序が逆になってしまっていますね。

 

 

適切な声や喋り方は、状況を五感で手に入れ、それに対して身体が反応した瞬間に、自然と成立するもの(有機的)

「こんな声を出そう、こんなふうに喋ろう」という機械的な意思だけでは、演技を達成するのは非常に困難です(人工的)

 

 

疑問を抱く女性、演技ワークショップ

 

 

  ミュージカルこそ、最強!?

 

ミュージカルは、こうした身体性の非常に高い演劇だと言えます。

 

そもそもミュージカルは、なぜ歌うのでしょう?

なぜ踊るのでしょう?

 

そのルーツを辿ると、いくつかの理由が見えてくるのですが。

総じて、「より劇的効果を高める」ためと括ることができます。

 

 

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もしセリフだけの劇(ストレートプレイといいます)で演じたら30分はかかる、キャラクターの内面の変化や人間関係の移り変わりを、ミュージカルならものの1曲、3分程度で成し遂げてしまいます。

 

 

たとえば、イギリス発の名作ミュージカル『ミー・アンド・マイガール』

僕も、帝国劇場で2009年に出演させていただいた作品です。

 

1930年代のイギリスを舞台にした、男性版『マイ・フェア・レディ』のような物語なのですが。

 

この階級制度が強く残る時代に。

決して混ざり合うことのなかった貴族と下町の庶民たちが、「たった1曲」の中で階級の垣根を飛び越え、互いに手を取り合って踊り出すという感動的な場面があります。

 

 

本当にこんなことがあるとしたら……もしこれをセリフだけで表現しようとしたら、30分どころか、まるまる1作品使わなくてはいけないかもしれない。

音楽は、その歴史的ともいえる大事件を「ものの3分程度」で表現し切ってしまうほどの力を持っているのです。

 

 

音楽の力というのは、人間の「身体的感覚」を瞬時にして呼び起こすことができます。

ダンサブルなナンバー。

切ないバラード。

曲が流れるだけで、すぐに人の身体感覚は変わり、自然とリズムを刻んだり、呼吸が変わったりするでしょう?

 

優れた音楽には、その「臨場感」があるのです。

 

 

ある意味。

ミュージカルこそ、演技者の身体感覚を一瞬にして変えることができる、究極の演劇形態だといえるかもしれませんね。

 

 

音楽記号と光の抽象的表現

 

 

  台本読解には要注意!!

 

台本読解についても、この身体感覚は忘れてはいけません。

 

いえ、むしろ。

読解こそ、「身体化」をしっかり意識しなくてはいけない作業なんです。

 

 

そもそも読解というのは、紙に書かれた「身体性のない、ただの印刷された文字」、つまり「身体化されていない情報」を、俳優が「身体化」させる作業です。

 

 

ところが。

読解ほど、アタマ(ロジック=論理)で考えてしまいがち

 

実は、めちゃくちゃ危険なんですね。

 

 

本来。

読解することで、演技者自身の身体が反応して、行動を起こしたくなる。

 

それが正しい読解だと思います。

 

 

アタマだけで分かっていても、決して読解できたことにはならないんです。

 

 

 

 

A「…ありがとう」

B「…どういたしまして」

 

 

 

このセリフ。

 

落としたサイフを拾ってくれた人にお礼を言っている場面でしょうか?

電車で席を譲ってあげた時の会話でしょうか?

 

 

では。

もしここに、こんなト書きが付け加わったとしたら?

 

 

 

夕方。

狭いアパートの一室。

部屋には家具も何もなく、ガランとしている。

カーテンもかかっていないので、夕日が差し込んでいる。

玄関先で、部屋を眺めているB。

その傍に、Aがカバンを持って立っている。

 

A「…ありがとう」

B「…どういたしまして」

 

A、Bに鍵を渡す。

A、Bの目を見ずに、廊下を立ち去る。

 

 

 

いかがでしょう?

鍵を渡しているところを見ると、どうやら、二人の別れのシーンのようです。

 

部屋に何もないので、引越し作業が済み、ここを引き払うのでしょう。

もう、二人は一生会わないかもしれません。

差し込む夕陽は、二人の関係が終わりを告げようとしていることの比喩的表現でしょう。

 

 

……と、ロジックで考えようとすれば、それはそれでいろんな情報を処理することができます。

 

 

でも、注意してください!!

 

演技者は、これをロジックで考えて、それで終わりではいけません。

アタマではなく、「身体化」させるのです。

 

 

 

そう思って、もう一度、このセリフを読んでみてください。

 

 

今度は、あなたは「A」役になったつもりで読んでみましょう。

余計なことは考えず、感じるのです。

 

 

 

夕方。

狭いアパートの一室。

部屋には家具も何もなく、ガランとしている。

カーテンもかかっていないので、夕日が差し込んでいる。

玄関先で、部屋を眺めているB。

その傍に、Aがカバンを持って立っている。

 

A「…ありがとう」

B「…どういたしまして」

 

Aは、Bに鍵を渡す。

Bの顔を見つめるA。

AはBの目を見ずに、そのまま廊下を立ち去る。

 

 

 

2人で思い出を育んだ、小さなアパートの部屋。

ケンカもたくさんしました。

 

いま、荷物はすべてそこから運び出され。

ここに初めて来た時と同じように、空っぽになっています。

 

そこに、夕陽が差している。

 

 

 

想像し、この臨場感を手にできましたか?

 

 

 

渡されたカギは、どんな感触ですか?

 

 

 

もしかすると。

このシーンの最初、ここまで二人で過ごした部屋を眺めるあなたは、まだ、Bが戻ってきてくれると淡い期待を抱いたかもしれない。

 

でも、カギを手にした瞬間。

「それはもう無いんだ、すべて終わったんだ」という実感が湧き上がり、身体感覚が変化したかもしれませんね。

 

 

 

読解を学ぶにあたって、確かに、ロジックは知っておかなくてはいけません。

それを知らなければ、体系的な役の構築が困難になってしまいます。

 

でも、そのロジックを知った上で、それをどう使うか。

それが一番の問題です。

 

演技者は、アタマではなく、必ず「身体性」の中で、役を創り上げていかなくてはいけません。

これが、読解よりももっと大事な、演技者としてのキホンなのです。

 

 

夕焼け空のイラスト

 

 

  まとめ

 

……いかがでしたか?

今回は、2026年最初の記事ということで、演技で「一番大切なこと」について書きました。

 

演技者という道を選んだあなたは、それがアタマノ中の理論で終わってしまってはいけない。

すべてが、あなたの「身体性」に落とし込まれていなくては、あなたは表現者になり得ません。

 

 

でも、人間はどうしても、アタマ優位で考えてしまいがちです。

そうならないためにも、演技者としての基礎トレーニングが必要になってくるのですね。

 

 

さぁ。

今年は、「身体で考える演技者」でありましょう!!

 

 

両手を広げる女性と湖

 

 

3ヶ月ワークショップ(2026年1月〜3月期)

 

すべての演技に共通する基本があります。

ぜひ、学びにいらしてくださいね!!

 

今期、最終受付となります!!

 

詳細・お申し込みはこちら👇

 

 

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