今年1年をどう考えていくか
タロットリーディングで考える方法:
① 日没: あなたの昨年から学べること。
② 地平線: 今年、あなたが期待していいこと。
③ 直面する可能性が強いチャレンジング項目:
今年あなたが出会うかもしれないチャレンジ事項は?
④ 強力な能力:
③ に対して、あなたの内的な力をどう使えばいいか。
⑤ アドヴァイス: 昨年あなたが学んだことから言えることは。
⑥ 導入: あなたの今年をどう始めたらいいか?
⑦ 明確にしておくもの: 今年1年のあなたのテーマは?
レイアウト:
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今年は年明け初日から、悲しくも厳しい幕開けになったが、厳しい人生を乗り超えて生きている方、また生きられた方の記録で、わたしが強く印象づけられたものをご披露します。
1冊は上の画像の、2005年に文芸社から発行された、神戸 俊樹(かんべ としぎ)さんの詩集『天国の地図』です。著者は長年の「うつの病」から這い上がり、度重なる手術や襲いくる心の葛藤にも耐え、結婚もされながら詩を詠み、映像アートの制作に取り組んでいらっしゃる方です。上の作品は、そのルーツを詩の形でまとめられたものです。
例えば、その中には、こんなものもあります;
顔
鏡を見るたびに
貧弱になっていく
私の顔
落魄(おちぶ)れた顔
心が病になっていると
それが
顔にまで現われる
そんな自分を見て
俯(うつむ)いてしまった
太陽さえもが
青空が見えない
私には暗闇だけだ
天に腕を差し伸べて
許しを乞うてみても
光が見えない
愚かな私を
太陽さえもが
見捨ててしまったのか
わたしもよく行く彼のサイトは、「プールサイドの人魚姫」です;
次は、今はもう存命ではありませんが、昭和二十年代の太平洋戦争下でソ連軍に捕えられ、小児麻痺による片手1本の身体障害者でありながら、4年間のシベリヤ女囚として重労働に服し、氷点下50度の地から奇跡的に生還された益田泉さんの記録です。
『祈るシベリヤ女囚』、改訂版は『わたしの杯』:いのちのことば社
私が20代の時に読んで、今なお記憶から拭い去れない、最も生きることに感動させらた書です。
「はしがき」には以下のように書かれています;
「背中に大きく、Z-317号と、囚人番号をうたれて、片手のきかぬ日本クリスチャン婦人。この書の著者、益田 泉 女子は、いきなりソ連軍につかまえられ、弁護士も、何もない軍事裁判にかけられて、政治犯スパイ罪で、重労働25年を言い渡され氷点下50度、息も凍る酷寒シベリヤの森林地区タイシェットの女囚監に送られて、水汲み、木挽き、薪はこびから、幼児のオムツ係りと、文字通りの苦役から苦役に追い回された」と記されている。
彼女に与えられる1日の水は、コップに一杯だけ。それで洗濯をするためには、それを口に含み、少しづつ吐き出しながら衣類にかけ、それで洗濯をしたのだと言う。その他、奇跡的としか言いようのない記録の連続である。
彼女が小児麻痺によって身体障害者になった時、父親から、「お前には神様から与えられた重要な役目があるんだ」と教えられたと言う。ずっとそれを考え続けてきた彼女にとって、彼女の使命は、女囚として囚われたうえ、酷寒の地から生きて戻ってくるという、他の誰にもできないものであった。戦争による、囚われた人間への残酷さ、正義を振り翳す人間がどれほどの仕打ちを別の人たちに一方的に行うものかを、事実体験に基づいて如実に記録されたかけがえの無い証言です。創作物ではない生きた記録は、われわれの魂を根底から揺さぶらずにはおかない。
戦争の動きが世界でますます広がろうとしている今、この書が再販され続け、平和を求める世界的な運動に結びつく一端になってくれることを願って止みません。