発音編②でお話ししたように、
HYOGA式ずぼら中国語は、五十音図を利用して、
中国語のローマ字表記であるピンインをラクラク落とす!
前回は子音の部をご紹介しました。
少しおさらいしましょう。
記事の詳細はこちら↓
HYOGA先生のずぼら鬼速中国語 発音編③子音はたったの五つの例外!
☑︎ 中国語で「ら⇄L」「ふぁ⇄F」になる
☑︎ 中国語で「ち⇄Q」「し⇄X」「つ⇄C」になる
☑︎ 中国語の「そり舌音であるR、Zh、Ch、Sh」は吃って発音する
☑︎ 中国北方でお仕事しない限り、「そり舌音」は無視していい
☑︎ 中国語で「だ」「ば」は「た」「ぱ」に聞こえてしまう
子音の次なら、母音!
そう思う方も多いですが、
もう少しお待ちくださいませ。
せっかく覚えた内容を、
一回実用に回してみましょう。
実は中国語の子音を制覇すれば、
皆さんはスマホやipad、またはパソコンなどでの
中国語入力はカンタンに出来きるようになります。
中国語の入力法はいろいろありますが、
10数年間現れた「拼音输入法」は、
一番簡単な入力だと考えられています。
設定方法は詳しくYoutube動画をご参考ください。
Iphone:
Android:
数種類の「拼音」入力法がある場合、
一番最初のものにしましょう。
また、発音が分からない漢字もいっぱいありますので、
手書き入力の「手写输入法」も入れてください。
そして、一部の方が疑問に思う
「簡体字」と「繁体字」の違いは、
日本にもある旧字体と新字体の違いと考えればいいです。
ただし、使うエリアが違います。
台湾や香港などの地域では、
旧字体である「繁体字」が公式の文字です。
一方中国本土またシンガポールなどの地域では、
新字体である「簡体字」を公式表記にしています。
「簡体字」「繁体字」そして「日本漢字」も入れて、
少し違いを見てみましょう。
日本漢字・簡体字・繁体字
①人民 人民 人民
②中国 中国 中國
③台湾 台湾 台灣
④医学 医学 醫學
⑤天気 天气 天氣
⑥読書 读书 讀書
①:人民中台天など、みんな同じなものが多い
②③④:繁体字は昔の旧字体が多い、一方簡体字は日本の新字体と一緒のものが多い
⑤⑥:「気」「読」など、日本の新字体と中国の簡体字が異なる簡略が施された結果、みんな形が違った
私はよくこんなふうに思います。
漢字の産み親は古代中国人で、
今の漢字文化圏の国々が使われている漢字は、
全てその親に生まれ、
異なった環境に育てられました。
だから、日本・台湾・中国の漢字は、
みんな同じDNAを持っていて、
ベースになる漢字はみんな一緒です。
ただし、育った環境によって、
それぞれの風骨が持つようになりました。
例えば、中国の方は簡略過ぎて、
まるでがりがりに痩せた未子、
一方、台湾の方は過去の栄養を
しっかり温存できて豊満な体をしている長男。
そして、日本は海外で育てられた
要領の良い真ん中の子みたいです。
ベースが同じため、教養がある方なら、
どちらの字も分かってしまいます。
また、プライベートではどちらを使っても良いです。
ただし、公式文字の役割がありますので、
公的なシチュエーションは、
政府の方針に従わなければいけません。
例えば、古典好きの中国小学生が、
天気のことを、
わざわざ旧字体の「天氣」で書くと、
先生に大きなバツを付けられるのでしょう。
逆も同じです。
台湾の小学生が旧字体の「天氣」が書き数が多いから、
怠けて新字体の「天气」を書く場合、
それも大きなバツを付けられます。
日本人学習者は、こうした政府の縛りがないため、
字体のチョイスはご自分のニーズに合わせて、お選びください。
もちろん、日本の漢字でも通じます。
ただし、向こうの書き方はどうなっているのかの、
少し分かった方に越したことはないでしょう。
その部分は、拙作『簡体字ワーク』をご参考ください。
タイトルは「簡体字」になっていますが、
「日本・台湾・中国」の三種比較をしています。
漢字好きな方はぜひ一冊を納めてください。
7つのルールで覚える!ゼロからカンタン中国語 簡体字ワーク / 陳氷雅 【本】
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さてと、ピンインに戻ります。
ピンインは中国語版のローマ字発音表記ですから、
日本語をローマ字入力する感覚で、
中国語を入力する感じです。
しかし、日本よりはるかに簡単でスピーディーでできます。
それは、多くの単語は「頭文字」だけでできるからです。
実際に試してみましょう。
例えば、中国語で「私は日本人です。」は、
「我是日本人。」(新旧共通)になります。
発音は、以下になります。
どもるのは前回の知識で、
「R、Zh、Ch、Shのそり舌音」のグループになることが分かります。
また以下の母音が単体の時、子音の頭文字が必要です。
「う」は「W」
「い」は「Y」
「ゆぇ」は「Yu」
だから、この一文の頭文字は、以下になります。
入力できましたか?
しかもさらにスピードアップする方法もあります。
例文の「我是日本人」の中で、
「日本人」は一つのワードですから、
「RBR」を連打で入力すると、
「日本人」という候補がすぐ出ます。
こうして、常用なワードとフレーズが、
中国語で猛スピードで入力できるようになります。
一方、日本人の名前みたい、
前後の漢字の関連性が中国語で低く、
かつ、非常用的なものが多い場合の文字並びは、
一文字ずつ、母音までのスペルが必要になることが多いです。
もちろん、そうしたフレーズはたとえ綺麗に発音できても、
中国人にとって想像しづらいため、
早く意思疎通するためでも、
そうした非常的な漢字またフレーズは、
筆談で書いて見せてあげましょう。
入力は基本手の「慣れ」です。
興味ある方は、市販のテキストを一冊引っ張り出して、
その中の文章を漢字と音声だけで、
入力トレーニングを行うことがオススメします。
ちょっとだけの練習で、
日本語以上のスピードも出せる方もいっぱいいます。
会話より文通が多い方は、
ぜひこの練習法を参考してみましょう。
もちろん、私の他の2冊で練習するのも悪くないでしょう。
【文法本】(第四章だけで中国語文法の9割がマスタ!)
この本で練習すれば、文法も一緒に覚えられます。
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この本で練習すれば、常套会話が覚えられます。
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ぜひ、参考してみましょう。
入力は中国語の実用、
または重要なアウトプットの一貫でもありますので、
今回は少し念入りでご紹介しました。
次の回で母音の部に入りますので、
ぜひ次の更新も楽しんでください。
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<後書き>
こちらで初稿をあげ、
またnoteで整理もしています。
気になる方は、noteもフォローしてくださいね。
今日有栖川公園で、
素晴らしい金木犀の香りをしました。
「秋だ!」そして、「2019年も残りわずかだ!」と
思い知らされました。
最後の3ヶ月、自分の脳みそを洗い出すように、
全部書き出そうと思っています。
日本でHYOGA式がどれぐらいの価値があるかは知らないですが、
自分の精一杯を尽くしてみたいです。
悔いを残さず、来年の2月フランスに行けるようになりたいです。
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<いつもの後書き>
書籍もいろいろありますが、
そうしたお堅いタイトルではなく、
ありのままの性格を生かし、
「手抜き」で「ずぼら」で存分に書きたいと思います。
随所日本語がおかしいところがありますが
編集さんがいませんので、
そこら辺はどうかお許してください。
コメントいただければ、訂正を入れます!
もしあなたがちょうど中国語にご関心をお持ちでしたら、
是非読者になって、フォローしてみてください。
ずぼらながら、頑張って書きます。
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