外国語を勉強するには、大抵の場合、
まず、各国の発音記号から勉強します。
例えば、日本語を勉強するには、
「ひらがな」「カタカナ」の五十音図を。
それは当然の話です。
日本語の「五十音図」は発音記号でありながら、
文字でもあります。
しかし、中国語の場合は残念ながら、
こうした文字にも発音記号にもなっているものがありません。
文字は文字、発音表記は発音表記!
関係しておりません!
文字は漢字のみで、
発音記号は中国式のローマ字表記である「ピンイン」を使います。
みなさんは日常生活で日本語のローマ字表記を使いますか?
ほとんどの方は使わないですよね。
使うにしても、せいぜいパスポートかキーボードの入力ぐらいでしょう。
中国語の「ピンイン」も同じものだと考えていいです。
ポイント:ピンインは表記ではありません!
「ピンイン」は中国語で書くと「拼音」になります。
「拼」は「スペル」「組み合わせ」の意味で、
だから「ピンイン」は「音」を、
「スペル」「組み合わせ」する意味です。
また、下図のように、専門分野では、
「ピンイン」のことを「音節」とも言います。
こうしてお分かりでしょうか。
ピンインが中国語での本当の役割は、
幼児教育の過程にて、子供のために、
細かい発音を助けることです。
いわば、キッズ自転車の補助輪のようなものです。
ポイント:ピンインは幼児の補助輪。
だから、10才以上の中国人が、
ピンイン分からなくても、漢字があればそれでいいです。
逆に、漢字が書けないから、
ピンインで代打するのは、大恥です。
使うがシチュエーションが少ないため、
実際のところ、ネイティヴ中国人ですら、
ピンインのスペルが正確にできない人が多いです。
さて今この記事を読む方のほとんどは、10才以上でしょう。
ならば、中国人と同じように、
一刻も早く「ピンイン」から卒業しなければいけません!
しかし、巷の中国語会話教室や大学のオープンカレッジの中国語講座では、
大抵最初の丸々1~3ヶ月をピンインに費やしてしまいます。
それで本当に「中国語」を勉強したかと言うと、実は話が全然違います。
前回の記事でも少し触れましたが、
ピンインの組み合わせパータンが日本の五十音図の、
10倍弱もあって、計400パータンぐらいあります。
それを一つ一つと向き合うには、
大量な時間とエネルギーが必要になり、
短気な人であれば、それ見るだけで、
気が遠くなり、挫折してしまうのでしょう。
(実際に、そうした挫折者数人とも出会いました!)
だから、相当の決心と根性、
または時間的にもエネルギー的にも余裕を持つ方以外、
少しでも省エネで、
かつスピーディーで中国語を学びたい方には、
長々とピンインの勉強は絶対しないでください。
そのような時間があれば、
HYOGA式で中国語能力試験の資格の、
一つや二つが取れてしまいます。
北京でアナウンサーになるつもりがなければ、
(実際に、地方のアナウンサーも発音が下手な人がいます!)
ピンインはほどほどでいいです。
繰り返しますが、綺麗な発音をしたければ、
一定の基礎力を身につけてから、
例えば中国語検定3級、
または公式のHSK3級などを、
(英語で比例すると英検3級)
取ってからじっくり練習しても遅くはないです。
では、HYOGA先生のずぼら中国語発音術なら、
どういうふうにピンインとお付き合いするかというと!
私は常に、「戦」を意識しています。
「戦」だから、無闇に動くことではなく、
じっくり観察して、突破口を探すことからです。
実は日本の方にとって、非常にラッキーなのは、
二つの大きな「突破口」があります。
一つ目は:
中国語の発音構造は日本語と同じ!
日本語の発音構造は、英語の「book」「girl」と違い、
子音で終わることがなく、基本母音止めです。
例えば、
k +a=か
k + i(y)+a=きゃ
唯一、語尾につく子音は「n」だけ
k +a+n=かん
日本語と同じ構造をしている中国語ももちろん母音止めで、
例えば、
k +a=咖
k +a+n=看
PS、語尾につく子音は「n」のほか、「ng(鼻に抜くn)」も。
例えば、
k +a+ng=康
二つ目:
発音の多くは似ている!
先ほどの
k +a=咖
k +a+n=看
で分かるように、
中国語の読み方は、
そのまま日本語で読めるものが多いです。
英語ですら大量な発音ルールを覚えなければいけませんのに、
中国語は構造が同じだけではなく、
8割ぐらいがそのまま、
日本語のローマ字読みで読めちゃいます。
こんな美味しさは韓国語ですらありません。
よく観察すると、
日本語「あ、い、う、お」という母音の発音、
そして、子音の「か、さ、た、な、は、ま、ら、が、だ、ば、ぱ」が全部中国語にあります。
(因みに「や」=「i +a」、「わ」=「u+a」のように母音扱いで、それも中国語にあります)
このように、上述の二つの突破点をうまく利用すれば、
何もしていないのに、もう中国語発音の6割も掴んだ当然の話です。
次は蓄えた体力で、ちょっとだけ捌いて行けば、勝利は目に見えます。
では、次回の記事で、肝心な中国語発音の落とす方法をご紹介します。
ぜひお楽しみにね!
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<編集後記>
昨日の夜から、台風19号で日本はまた大変なことに!
無理な外出をせず、家でじっくりしましょう。
私も家で大人しく記事を書きます!
<書籍のご紹介>
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書籍もいろいろありますが、
そうしたお堅いタイトルではなく、
ありのままの性格を生かし、
「手抜き」で「ずぼら」で存分に書きたいと思います。
随所日本語がおかしいところがありますが
編集さんがいませんので、
そこら辺はどうかお許してください。
コメントいただければ、訂正を入れます!
もしあなたがちょうど中国語にご関心をお持ちでしたら、
是非読者になって、フォローしてみてください。
ずぼらながら、頑張って書きます。
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