文部科学省の「国際競技大会優秀者表彰」を武術太極拳から12人が受賞

https://www.jwtf.or.jp/news/post20190802.html

 

たまたま見かけた武術協会のサイトに姉の名前(勝部典子)があったので、「あれ?」と思い記事を読んでみると、夏に文部科学省から表彰を受けておりました。

 

普段ほとんど連絡を取り合うこともなく過ごしているので、全く知りませんでしたし、向こうも特に知らせる気もなかったようです(苦笑)

 

私自身は紆余曲折の中で細々と空手指導をしておりますが、姉は中国武術の世界ではかなり名を馳せた人間です。今でも、あちらこちらで太極拳教室など見かけますが、そこで指導している人のほとんどは姉の名前くらいは聞いたことがあるはずです。

 

日本における中国武術を黎明期から成長期にわたり支えた人間の一人であることは間違いありません。

 

今回は指導者としての表彰ですが、現役時代の表彰は数知れずでした。(実際、我が家には姉のトロフィーが山積みで埃をかぶってましたから)

 

初期の時代とはいえ、全日本選手権10連覇という記録は今後破られることはないと思います。

 

以前、事情をよく知らない方から、当時は日本の武術レベルが低かったからたまたま10連覇できただけという意見も聞かれました。その人たちは、姉が世界選手権で、中国、香港、台湾といった強豪を抑え「銀メダル」を取ったことは知らないのでしょう。

 

その後、北京オリンピックに向けて頑張っていたものの、欧米諸国の選手が上位入賞する機会を奪うことになるということで参加させてもらえなかったと聞きます。

 

今度会うことがあったら詳しく聞いてみようと思います。

「子供のこと1ミリも考えてねぇな?」 部活動制度に対しての若手教師の的確過ぎる問題提起に賛同の声

 

https://article.yahoo.co.jp/detail/c635a9e8a4d57e843f55a5cd5aa36d1ca26eaf7b

 

空手道場で子どもたちを指導しているときに、必ずといっていいほどぶち当たるのが、中学進学時に教え子たちが部活動を理由に辞めていくという問題です。

 

もちろん、親御さん、本人の考え方で、小学生の間は躾などを目的に空手を習わせ、中学からは本人の好みで部活に励むといったこともアリだと思います。

 

問題は、空手も続けたいが部活動に時間をとられ、仕方なくやめていく生徒さんです。

 

そもそも、部活が忙しく顧問の教員も子どもたちも自由な時間がなくなるということ自体時代遅れも甚だしいことです。

 

また、子どもたちに指導する立場にいる者として、専門性を持たない顧問が指導することは非常に恐ろしいと考えています。教え方ひとつで子どもたちの技術は上がりも下がりもします。

 

指導者が必ずしも1流選手である必要はありません。あくまでも、その世界でしっかり経験を積んだ人が指導すべきです。「もし、中学や高校の空手部で未経験者が指導者になったら?」と想像すると鳥肌が立ちます。

 

アメリカに留学していた頃(私は大学院修士課程でしたが)、縁あって地元の体操クラブで現地の指導者資格取った上で子どもたちに指導していました。私自身、中学、高校と器械体操をかなり本気でやっていたので、日本の元体操選手としてアメリカではかなり重宝がられました。

 

そこには、「体操日本」という世界的ブランドと私自身が経験してきたからこそコーチとして雇ってもらったものです。そもそも、素人が子どもたちに指導するなどという考え方は存在する余地もありません。

 

ついでに言うと、アメリカの学校にも部活動はありますが、アメフト、陸上、チアリーディングなど一部のものを除けば、学校で指導などしません。技術向上はあくまで自己責任。どこかのクラブチームに所属したり個人的にトレーナーを雇います。

 

学校にはチームが組織として運営されているだけで、そこに所属するのはあくまでも希望者がトライアウトで選抜試験を受け、実力に合わせて1軍、2軍などに振り分けられる形です。そこに学年など関係ありません。学校は、あくまでもチーム運営と試合の場を提供することになります。

 

また、季節ごとにさまざまなスポーツの試合時期が分かれているので、運動神経のよい子は野球、バスケ、陸上など複数の部活に所属します。

 

そもそも、運動に興味のない子は無理して部活動に参加する必要もありませんし、部活動に参加している子もプライベートな時間を犠牲にしてまで素人に指導を受ける必要はないと考えています。

 

民間の空手教室として、部活動がなければもっと生徒が残ってくれるのに・・・ということは一旦置いておくとして。

 

できる子にとっては、更なる向上をはかる機会を奪い、不得手な子には、無駄にきつい思いをさせ、指導者自身も子どもの将来にどこまで役に立つかわからないことのために本来の役割である学習指導のための自己研鑽の時間を犠牲にする。

 

時折、部活動が迷惑だと感じるときがあります。

 

もちろん、個人的な意見ではありますし、学校によってはかなりの経験と実績に基づき指導されている部活動も少なからず存在します。

そういった方々の活動、努力を否定するものではないことを念のため追記しておきます。

「#忘年会スルー」は日本社会への抗議? こんなに共感を集めるのはなぜか (12/13(金) 11:15配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191213-00014882-toushin-bus_all&p=2

「職場の忘年会は時代遅れ?」
https://news.biglobe.ne.jp/topics/trend/1219/63365.html

 

21日土曜日に実武道会館忘年会参加してきました。普段お世話になっている我孫子市長をはじめ地元の議員さんも来賓として来られました。余興に芸人さんも来られて楽しいときを過ごしました。

 

さて、忘年会といえば、今年の流行語大賞が「one team」に対し、ネット上で流行しつつある言葉は「#忘年会スルー」であり、随分と相反した考え方が同時に流行したものだと考えさせられます。

 

もちろん私は「#スルー」しません( ̄^ ̄)ゞ

決して無理しているのではなく、普段それぞれの支部で指導されている支部長同士が公式試合以外で顔を合わせることができるので、むしろ楽しみです。

さて、世間で話題になっている「#忘年会スルー」に話を戻します。

私がまだ若かりし頃(今でも若いつもりですが)、「新人類」という言葉が世間を賑わせ、今までの価値観が通じない若い世代のことを揶揄する言葉として1986年には流行語大賞にも選ばれました。

その頃から若い世代を中心に忘年会や職場での飲み会に消極的になったと思います。

時代はバブル経済からその衰退期。終身雇用、年功序列といった「日本村」的制度が崩壊していく時期と重なります。

職場からいつ解雇されるかわからない状況で、昔ながらの忠誠心を求められても困るという本音が表に現れてきたものでしょう。

時を経て現在もその状況は変わらず、いや、もっとひどくなって来ており、人件費カットや雇用削減、リストラをすることが、あたかも経営者の能力といわんばかりの社会です。

本当に能力のある経営者なら長期の展望を踏まえどの程度の規模で雇用するのか、その人たちが安心して業務に専念するためにはどのような戦略を立てればよいのかを考えているはずです。

リストラというのは、経営側の長期戦略の失敗を従業員に責任転嫁する最も無能な人間のやり方です。

そんな現状を今の我々は苦々しく思いながらも受け入れざるを得ない現実として諦めているだけです。

特に今年は消費増税がなされた一方で、特に収入が増えるわけでもなく、無駄遣いなどできるはずもない。
真っ先に削られるのは飲み代というのは悲しい現実です。

記事によると、上司がおごるという状況が、年配者の忘年会離れを生んでいるという話もありますが、私から言わせれば、社長、役員以外は従業員ですよ。忘年会の意味を考えれば、会社が飲み代を持つのが筋です。

会社から従業員(正社員、非正社員、パートなどすべての人たち)に対する慰労として「年末感謝祭」として普段個人的にはなかなか手の届かない上等なものを提供してあげればいいと思います。

たとえば、可愛いネズミのいるテーマパークのレストランを貸しきってそこのキャラクターたちと一緒に家族も一緒に食事ができたら「#スルー」しませんよ。

上司の愚痴も多少は我慢して聞いてあげるでしょう。

業績が思わしくなく、そんな余裕がない場合は、もちろん無理してやる必要もなく、新年の目標として「今年は業績を伸ばして、年末感謝祭やるぞ!」でいいと思います。

その昔、忘年会を楽しみにしていた人たちは、戦後間もない貧しい暮らしの中で普段飲まずに我慢しているお酒を会社のおごりで飲むことができたからです。安い2級酒や今とは比べ物にならないくらい匂いのきつい芋焼酎くらいで我慢していたお父さんたちにとって、ビールが思い切り飲めるというのは夢のような話でした。

何もいわなくても会社に対して忠誠心は沸きます。

今は時代がまったく違います。
個人的な価値観もさまざまです。

ただ、「#忘年会スルー」の背景には、それだけではなく、会社が従業員を守るという昔ながらの意気込みが消えうせ、従業員に対してだけ一方的に忠誠心を求める身勝手な経営者が増えたこともあるのではないかと思います。

 

11月のオープン大会も終了し、公式行事としての大会は来年5月の実武道会館のみで行なう選手権大会となります。

 

そこでは、型、防具組手、フルコンタクト、小太刀(実武チャンバラ)の4種目となります。

 

年少部は色々なことに挑戦して欲しいということもあり、4種目から2種目を選択できるようにしております。

 

5月までは寒い時期でもあり、勝部道場では基本技の技術向上、体作りがメインとなります。

 

試合運びやポイントを稼ぐテクニックなどは試合の直前に特別練習会などを開催して行います。

 

柔軟性、筋力、体幹、技の正確性などが無ければ、いくらテクニックを教えた所で生徒さんたちは、実行できません。

 

地味で辛い練習が続く時期ですが、是非頑張って頂きたいと思います。

 

また、基礎練習ばかりでは退屈してしまう子どもたちも出てくるので、新年の初稽古では、1年の目標を叫んで板を割る「板割会」、春休みを利用して家族参観の一環でご家族にも一緒に基本技やミット練習、護身技などを体験する「家族一緒の練習会」、ショッピングモールでの演武発表会、高齢者施設での慰問演武会など楽しい行事も行います。

 

こうした試合以外の活動も子どもたちにとって良い経験となればと願っております。

 




12月8日開催された第20回 全国オープン清心空手道選手権大会に参加してきました。
普段は、大会役員として審判に回ることが多いので、できる限りで他流派の試合に出ることにしました。

子供たちに試合で頑張れと指導している以上、たまにはその気持ちを感じる機会が必要と考えました。

最初の試合で膝を故障してしまい、決勝に進むも構えて立っているのが精一杯。踏み込んで攻撃することができず、相手の突き蹴りをもらうだけの展開となり悔しい思いもしました。

そもそも試合中に怪我をすること自体修行が足りない証拠!
今後は深く反省し、さらに精進するつもりです。

動画は 「実武道会館 勝部道場公式サイト」に掲載中です。
笑いながら見てください