アジア経済ニュースNNA ASIAは2019年02月13日に、フィリピンのDTI(Department of Trade and Industry Philippines/貿易産業省)は2019年02月11日に、BOI(Board of Investment/投資委員会)による2019年01月の投資認可額が、前年同月比91%増の979億ペソ(約2,070億円)だったと明らかにした。
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通年で過去最高を記録した2018年の勢いを維持する好調なスタートになった。政府は今年の目標である1兆ペソの突破に期待を示している。
投資元の内訳は、国内企業が前年同月比約7割増の872億ペソと大半を占めた一方、外国企業も320倍の106億ペソと大幅に伸びた。日本企業の認可額は2億210万ペソで、オランダに次ぐ2位に付けた。
オランダ企業は、メキシコ系CHP(CEMEX Holdings Philippines/セメックス・ホールディングス・フィリピン)の完全子会社ソリッド・セメント(Solid Cement)の事業で伸びた。
事業別では、リサール・ウインド・エナジー(Rizal Wind Energy)の再生可能エネルギー発電所(出力60万3,000キロワット=kW)の建設が認可額484億ペソで最大。
通信サービスを手掛けるコンバージICTソリューションズ(Converge ICT Solutions)の子会社メトロワークスICTコンストラクション(Metroworks ICT Construction)のブロードバンド通信インフラ建設(331億ペソ)、ソリッド・セメントのリサール州アンティポロ工場(Antipolo factory in Rizal)の生産能力増強(125億ペソ)、ACE(Allied Care and Experts/アライド・ケア・エキスパーツ)の東ネグロス州ドゥマゲティ市(City of Dumaguete in East Negros)での病院建設(8億4,900万ペソ)などが続いた。