使いこなさない、使えるCAEのブログ -60ページ目

素人でも美味しい料理 ⇒ 困る人は困る ⇒ 抵抗勢力の道

何かとうまく行かない激動の昨今  社会・技術情勢の変化が激しく 予想外も多く
ベテランの経験知が役立たない  そうなりがちです

CAE技術者は 技術優秀⇒良い成果 そんな価値観の人が多いですが
現実は そうでもなかったりします
★常識内の製品では、競争に勝てない
★常識を打破る事が必要 

独創を打立てるのは 想像力豊かな 数学物理苦手人だったりします
試作できる分野ですと 数学物理苦手人は… 

1)アレコレ考えるより試作 (試したい設計案豊富だと有利) 当たり易い 
2)不可能な課題に、果敢に挑戦する
  優秀なほど不可能な理由をいち早くキャッチ ⇒ 難課題から逃げて成果なし
3)常識・理論に無頓着 独創を打立てやすい
4)方針に逆らったり メンツ潰して平気 


勉強苦手 ⇒ 気合で仕事しているうち、知識蓄え、敏腕技術者に…
切った張った試作も限界ありあり 理論も必要 理論派との協業が大事ですが

狭い範囲ですが 私周囲は
独創重視の社風=院卒より学卒
堅実路線の社風=学卒より院卒

6年 = 勿体無い そんな深層心理あるのか コスト感覚 = 学卒が上?

独創路線の会社は ベテランの経験知は 『潰すべき古い縛り』 程度にしか思ってない
一方で ベテランの経験知を生かし 『簡単&美味しい料理の仕掛けを…』
ベテランは ハリのムシロいうか 大変です   そんな会社は概して収益良いいう

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簡単化すると 速い・安い・美味しい・確実・堅実
私のCAEも独創重視  KKD(勘・経験・度胸)認めない社風
センスのような曖昧なものも認めない 前職影響を多分に受けています 

前職=独創追う 一発狙い的な社風でもあり 解析屋の私としましては、
もう少しコツコツ、上品な、堅実路線が 好みですが、
ここらも参考に
http://ameblo.jp/jishii/day-20120603.html
http://ameblo.jp/jishii/day-20120605.html

http://ameblo.jp/jishii/day-20120816.html

勉強は2種類 How to 的 簡単ポン カンニングのカンペみたいなのが喜ばれる現実

勉強は2種類あるかと思います
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特許は、How to が強く (理論は根拠程度)
こやって ああやって設計すれば アラ不思議 性能抜群 みたいな
会社で 評価高いのは そんなカンニングのカンペみたいなものです

理論は、例えば伝熱工学を知って 美味しい料理が作れるかいうと
ほぼ無理思います   栄養学を知って 栄養バランスの配慮等は可能で
勉強は、簡単なもの How to 的 なものは役立ちます
そうでない 難解な勉強は、解釈ミス 勘違い 理解不足 時間損失 混乱の元 罠が多いです

CAEは、解析プロセスが多用&複雑 
勉学は、How toでなく(カンニングの逆) 難解な理論主体になりがち
(現実的に見える)非現実的仮定設定  また
連続体力学で (不)非連続体を解かねばならない等 厄介面が多々あります

こちらも参考に…
http://ameblo.jp/jishii/day-20130331.html

線型では 荷重変えても結果は一緒

線型では 荷重や物性を変更しても 相対的な結果傾向は同一だったりします
荷重を変えると、応力や変形量など、値は変化しますが
10倍なら10倍いう 比例関係で変化します

流体や熱では、無次元量をよく使います 
流速や熱伝達率など=1として計算を行います

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上記例は、メッシュ細かくする⇒コーナー部応力が際限なく増加
http://ameblo.jp/jishii/day-20130928.html
そんな気配もあり、節点拘束いう設定が、非現実的なためです
剛体や変位ゼロは、光が捻じ曲がる ブラックホールですら、存在しない起こらないいう…
材力で支点を表す、△マークは、実は非現実的
教科書によくある(簡単)解析モデルも、実は非現実的だったりします
理論と現実が乖離しがち モデル化・解評価が難しく メッシュ依存もあり
罠多く、大変なのが構造解析です
 
減肉(抜穴の減肉でない)の罠
S-N線が合わない ブレ挙動の罠
罠の認識が希薄な専門家が、意外に多く注意
磁場・流体・熱と違い 構造解析の勉強は、非現実的なものが多く ミス誘発の元
教科書や試験問題が非現実だったり、注意点が多いです 
簡単モデル等は、私は、なるべく「理想化され 非現実的です」 書くようにしています
論文や教科書は書いていません

勉学(教科書)と現実 両者の不一致事項が、構造解析は多く 
無頓着だと酷い目に合います