正月気分は完全に吹き飛びました。
1月1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震が発生。
気象庁は、石川県能登に大津波警報を、山形県から兵庫県北部にかけての日本海沿岸に津波警報を、北海道から中国地方にかけての日本海沿岸や長崎県の壱岐・対馬などには津波注意報を発表した。
その後、1日午後8時半に大津波警報は津波警報に切り替わり、さらに2日午前1時15分に津波警報はいずれも津波注意報に切り替わった。
現在は、北海道から西日本の日本海沿岸に出していた津波注意報は全て解除された。
私が住んでいる新潟県でも、上越、中越、下越の津波注意報が解除されたと、2日10時00分に発表された。
私は地震発生時には、新潟県北蒲原郡聖籠町にある温泉施設・聖籠観音の湯「ざぶーん」で初湯を楽しんでいました。
温泉やサウナなどをたっぷりと楽しんだあと、どれ最後にもう一度屋外の露天風呂に入ろうかな、と浴場内を歩きかけたところで、不意に身体が揺れて、足元がふらつきました。
――あれ? 酒を飲んだわけでもないのに、まるで酔ったみたいだ。
などと一瞬思いましたが、すぐに地震だと悟りました。
地震の発生と津波警報を知らせるアナウンスが、外から大音量で聞こえてきました。
施設のスタッフの人が状況説明のために浴場内に来ましたが、県外からのお客さんたちが「津波はここまでくるのか」としきりに訪ねていました。
私も、そういえば此処は海からどのくらい離れていたっけ、と一瞬思ってしまいました。
※この施設は海からだいぶ離れているので、津波の心配はありません。
続いて、館内アナウンスが流れ、入浴中のお客様はただちに上がって休憩室で待機してくださいと知らせてきたので、すべての入浴客がそれに従って風呂から上がりました。
休憩室のテレビの地震に関するニュースを視て、大変な災害が起きていることを知りました。
しばらく休憩室で待機していましたが、他のお客さんたちは次々と帰りはじめ、私も東北新幹線が午後4時41分に運転を再開したというニュースが流れたのを機に、帰ることにしました。
↑「ざぶーん」の建物。(1月1日17時00分ごろ撮影)
しかし、帰宅したら、水道が止まっていた。私の住んでいる地域では水道管が破裂していたのでした。
でもこれは、その日のうちに復旧したので良かった。
良くないのは、我が家の最も大きな本棚が倒れてしまい、そこに収まっていた本やCDなどがその下敷きになっていたことでした。
でもまあ、石川県では家屋が倒壊したり、火災が発生したりしているのだから、我が家の被害などははるかにマシだと言えましょう。
大きな被害に遭われた人たちの生活が一日も早く元に戻りますように、願っています。