今年は、ブルース・リーが亡くなって50年の節目の年となるのだと、最近になって知った。
ブルース・リーは、1973年7月20日に、香港で亡くなった。
ということは、まさに50年目の命日が目前に迫っているわけだ。
【ブルース・リーの銅像】
(ブルース・リーの銅像:tee2teeによるPixabayからのフリー画像)
去年に公開された次の動画を、私は最近偶然に見て、今年がブルース・リー没後50年であると知ったのだった。
【ゆっくり昭和の記憶】
実は〇〇シーンがあった!?香港のスーパー・スター ブルース・リーについてゆっくり解説!
(公開日:2022年7月3日、再生時間:12分29秒)
↑例によって霊夢と魔理沙による「ゆっくり解説動画」だが、内容はほぼ正確なようである。
動画の中で、没後50年にはそれにまつわるイベントが開催されるだろうと言っているが、実際に7月14日から、ブルース・リーの香港での主演作5作品を一挙にリバイバル上映する企画がスタートしている。
題して、
『ワールド・ブルース・リー・クラシック 2023』
略して、『WBLC 2023』。言わば、もうひとつのWBCというわけ。
(残念ながら、新潟ではやっていない。)
その公式サイトがこちら。↓
【公式】『ブルース・リー没後50年 ワールド・ブルース・リー・クラシック 2023
https://wblc.jp/
そのリバイバル上映の予告編動画↓
【株式会社ツイン】
『WBLC2023』本予告
(公開日:2023年6月14日、再生時間:1分28秒)
上映される作品は、『ドラゴン危機一発』、『ドラゴン怒りの鉄拳』、『ドラゴンへの道』、『死亡遊戯』、『死亡の塔』の香港製作の5作。
『燃えよドラゴン』が入っていないのは、これはハリウッド映画だから。正確にはブルース・リーが生前主宰していたコンコルド・プロダクション(香港)と、ワーナー・ブラザース(アメリカ)との合作作品で、日本での配給権はワーナー・ブラザースにあるため(ソフト化権も)、このたびのイベントでは上映されないのである。
ちなみに、私が最も多く観たブルース・リーの映画は、たぶん『燃えよドラゴン』だろうと思う。
1973年12月の初公開時には観ていないが、その後のリバイバル上映で何度か観たのみでなく、DVDも購入して何度も観たから、もう何度観たかは分からない。
ついでに言うと、ブルース・リーが映画の中で使う武器はヌンチャクが代表的だが、他にも長棍(1本の長い棒)や、「オリシ」という60cmほどの短い棒(短棍)を両手に1本ずつ持って敵を打ちのめしたりしている。
これらの棒を使った武術はフィリピンに伝わるもので、ブルース・リーはダン・イノサントさんというフィリピン系アメリカ人の武術家からそれらを教わったのだそうな。
実はヌンチャクもまたダンさんがリーに教えたのだが、正確に言うと沖縄空手のヌンチャクとよく似た武器がフィリピンにもあって、ダンさんがリーに教えたのも、そのフィリピン由来の方で、沖縄空手のヌンチャクとは別物らしい。
ダンさんはリーが創出した武術・截拳道(ジークンドー)の指導者としても知られており、武術家としてのリーを支えた最大の功労者であるといえよう。
ダンさんは、『死亡遊戯』に、敵の一人として出演もしている。この人が俳優の仕事をしたのは、これが唯一の例ではあるまいか。
(イメージ画像)
【3人の敵と闘うブルース・リー】
(背景・道場:撮影者・道取堂さん https://www.photo-ac.com/profile/1672131)
(ブルース・リーのシルエット:Gordon JohnsonによるPixabayからのフリー素材)
(敵のシルエット01:Mohamed HassanによるPixabayからのフリー素材)
(敵のシルエット02:https://www.silhouette-ac.com/からのフリー素材)
(敵のシルエット03:https://www.silhouette-ac.com/からのフリー素材)
また、ブルース・リーの映画を観たくなってきた。
(おまけの動画。『燃えよドラゴン』の公式予告編)
【Warner Bros. Entertainment】
Enter The Dragon | 4K Ultra HD Official Trailer
(公開日:2023年6月21日、再生時間:2分10秒)