ストレスと性機能 | 日本心理教育院 www.jip.ac

ストレスが性機能にどのような影響を及ぼすのかについて見てみましょう。ストレスには二種類があります。一つは心のストレスであり、もう一つは性こころの性ストレスです。男性は心のストレスが発生してもそれを記憶に保存することはしません。男性は心のストレスをその場で除去するからです。

 

その反面、女性は心にストレスが発生すると、無意識がストレスを一つずつ累積したあと傷に転換して記憶に保存します。80のストレスが累積されると、それを無意識でにおいては80の傷が生じます。このとき傷が治療されなければ、マイナス80の大きさの傷として記憶に保存され苦しみを感じ、傷が治療されると幸福の感情を感じます。これが女性の無意識がはたらくメカニズムです。

 

それで女性は心の傷をよく記憶しています。妻や他の女性と話をしてみると、過去の傷に関連した話をよくします。以前に自分が傷付いたことについてよく話します。それでまるで過去すべてが良くなかったかのように話しますが、過去に幸せだったこと、良かったことも現在の心の状態が傷状態であればすべては良くなかったものとして考える歪曲が生じます。

 

ところが性こころにおいては性ストレスがはたらくと、男性は性無意識で一つずつ累積して八〇個が流入されると、マイナス80の大きさの性傷をつくりあげます。そしてその性傷を性記憶に保存します。このとき性傷は自覚することができないため治療することもできません。女性の心の傷は本人が感じることができ治療することもできますが、男性の性傷は自覚されないものなので治療も不可能なのです。

 

逆に女性に性ストレスが入ってくると性無意識では性ストレスを除去をします。それで女性は性傷がありません。その場で除去するからです。男性が心においてストレスを除去するのと同じメカニズムです。男性はストレスを受けると、手段や方法を選ばず何とかしてそのストレスを除去することが重要であり、相手が誰かということはさして重要ではありません。ストレスそのものから逃れることが目的です。女性は性ストレスが発生すると、手段や方法を選ばず回避しよとし、性無意識で性ストレスを除去します。

 

それで女性は性ストレスに対して男性のストレスと同じメカニズムで処理し、女性は心の傷を記憶してから治療しようとします。女性は心で傷を感じることができますが、男性は性無意識において性ストレスを性傷に転換し性記憶しますが、感じることはできません。自分に性傷があることを自覚できず痛みも感じません。それで女性が傷で苦しむのと同じように男性の身体も性傷によって苦しめられます。このとき最初に現われる身体の反応が性機能障害です。

 

男性に性機能障害が発生したということは身体が病んでいると信号を送っているようなものです。女性は傷によって苦しいときは心の痛みを感じるため、治療をしようと表現をします。しかし男性は性傷によって身体が病んでもそれを表現することができず、性機能障害として現れます。

 

このようにストレスと性機能は直結していますが、女性にとっては心の傷と直結しており、男性は性こころの性傷が直結しています。結局、男性にとっては性ストレスよりも性傷が重要で、女性にとってはストレスより傷が重要な役割をします。

 

このように男性はストレスと性傷に関連した部分が相互作用をしていますが、ストレスは一時的なもので除去することができるため重要なはたらきをするのではありません。男性は無意識においてストレスを除去するときは手段や方法を選ばないのですが、ストレスが除去されると、面白い気分に没頭しようとします。つまり良い気分を感じようとするのです。それでストレスを受けたあとはゲームに夢中になったり、酒を飲んだり、セックスをしようとします。性傷がマイナス80で作用していると、心の気分はプラス80を感じます。そうすると身体にマイナス80の影響を与え、プラス80の気分を感じます。

 

男性にストレスがはたらくと、無意識では良い気分に没頭しようとし、ストレスが多い男性であればあるほど性欲が強く、性機能障害が発生する可能性が高いです。しかし女性は性ストレスが発生すると、除去したあと他のことに没頭することはありません。性ストレスを除去し、刺激が止まるとそれでおしまいです。しかし女性は心においてストレスが傷を誘発するために性機能に影響を与えます。このように男性は性ストレスと性傷が性機能に影響を与え、女性はストレスと傷が性機能に影響を与えます。

 

★無料性相談のお申込み★

 

ジェスセラピー(性機能障害治療)のホームページ:www.xestherapy.jp

日本心理教育院のホームページ:www.jip.ac