現社会は一体どこから間違っているのか分からないほど総体的な問題を有しています。まるで風船効果のように一つの問題を解決すれば、また別の大きな問題が発生し、その問題を解決すれば、さらに大きな問題が発生する悪循環が続いています。また、問題が深刻化する速度も非常に速いと言わざるを得ません。
表の現象として表面化している問題だけを解決しようとすることが深刻な問題を誘発する原因になっています。根本的な原因と本質は分からないまま問題解決ばかりしようとするからです。また、社会問題、事件事故、犯罪は各個人の心理障害から始まるものですが、誰も心理障害の治療については関心がありません。
個人の心理障害は、家族(配偶者、子ども、親戚まど)のみならず、企業、団体、社会に数多くの悪影響を与えることになります。それゆえ社会問題、事件事故、犯罪がますます深刻になっています。
では社会のための良い政策もたくさんあり、個人の心理問題を解決するカウンセリング、講演、教育もたくさんあるのに、どうして問題はより深刻になっているのでしょうか。
結局、それらは社会問題の根本原因を解決する政策ではなく、表面化された社会問題だけを解決する政策であることが原因であり、個人の心理障害の場合も根本原因を治療するカウンセリングではなく、表面化された心理問題だけを解決しようとすることが原因だと言えます。
すると、社会問題の根本的な原因を解決する政策が必要で、個人の心理障害の根本を治療する治療法が必要なのではないでしょうか。
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