女性の心の傷は性を稼働させる | 日本心理教育院 www.jip.ac

 

男性が心の傷がある女性を慰めてあげると、傷のある女性は自分が慰められていることが愛されていることだと錯覚現象が起り、慰めてくれた男性とセックスがしたい熱望が生まれます。つまり女性は自分の傷に対して慰められただけなのに、まるで男性が自分を愛していると錯覚することでセックスができるようになります。この感情は恋愛感情と同一です。

 

結婚生活の中で特に問題なく暮してきた女性が、夫と一緒に暮らしながら受ける様々な傷が積み重なりうつになったり、夫の不倫によって大きな傷ができたとき、夫ではない他の男性によって大きな傷を慰められると、その男性が自分を愛していると錯覚してその男性とのセックスを楽しむようになりますが、時間が経つにつれ深く愛しているという錯覚とともに自分を正当化するようになります。それで妻が不倫するようになった場合は、すでに夫から受けたたくさんの傷を不倫男が慰め、不倫男を深く愛していると錯覚させることで不倫男は妻とのセックスを楽しむことができるようになります。

 

つまり、男(夫や彼氏)から心の傷を負った女性は傷を慰められると、愛されていると錯覚をするようになり、セックスに対する熱望が生まれるのです。

 

不倫している夫たちは、自分の妻が深い傷を負うことになり、他の男性からその傷を慰められると、自分の妻がその男性に愛を感じて、その男性の性的遊び相手にされるということを肝に銘じなければなりません。また、不倫をしている妻たちは、現在の不倫男が自分の心の傷を慰めていることを愛だと錯覚して、その男にセックスの快楽を提供しているに過ぎないということを肝に銘じなければなりません。このように夫たちと妻たちの心理的錯覚の絡み合いによって不倫が蔓延し、離婚、家庭崩壊、事件事故が多発しているということを知るべきです。

 

女性は愛の感情がないとセックスができないと言ってもいいくらい女性にセックスは愛と非常に密接な関連があります。このことを男性は本能的に知っており、今すぐセックスがしたい本能があっても今すぐ露骨にセックスをしようとするのではなく、女性に好感を持たれ愛の感情を抱くように、つまり男性は女性の心を掴むための努力をするのです。

 

このように女性が抵抗なく男性とセックスをするためには女性が心で相手男性を愛する気持ちを抱くのが優先されなければなりません。

 

しかし男性による傷がある場合は状況が少し違います。愛に傷付けられた女性は、他のどんな傷よりも深く、心が痛むのが愛の傷です。このような傷が深くなればなるほど女性は本能的にその傷を慰められようとします。もちろん、愛の大きさがそれほど深くなかった場合は、本人の理性や意志で乗り越えることができますし、初めて受けた傷が深い傷であっても慰められた経験がない女性の場合は、慰められようとする本能よりは傷を隠して隠蔽しようとする本能のほうが強いです。

 

女性自身は気付いていませんが、自分がもし男性と交際して別れて、また別の男性と交際してセックスをすることが繰り返されている場合は、自分は傷付くことなく別れたと考えているかも知れませんが、すでに心の中では傷は積み重なっているという事実を知らなければなりません。愛の傷が多くなるほど慰められようとする本能がはたらき、交際を繰り返したり意味のないセックスによって慰められようとします。さらにはセックスをしないと慰められていないという強迫観念が形成されセックスをすることがすなわち愛されることだと錯覚する現象も起ります。

 

女性が男性から受ける愛の傷というのは、愛に対する裏切られた気持ち、男性の不倫・浮気、別れの繰り返し、セックスへの不満、男性の言葉と行動による傷、コンプレックス、卑下など様々な傷が複合的にはたらいているものです。

 

しかし男性は女性に心を傷付けることに関しては大したことではないと考える傾向があり、自分が女性を傷つけたとも考えていません。しかし女性は男性から様々な傷を受けていますが、女性本人も認識できないものもたくさんあります。

 

問題は女性が男性によって傷ができると、心に積み重なり傷はより深くなりますが、この傷が心を歪曲させるということです。

 

深い傷は自分も知らないうちに慰められようとする熱望が生まれ、深い傷を慰められると女性は気持ちが楽になり、愛の感情を抱くようになります。このとき慰めによる安楽と依存を愛だと錯覚する現象が発生するようになります。このように愛だと錯覚すると、その相手とセックスがしたい熱望を持つようになり、心の傷を継続的に慰めらることによって安楽と依存はより深くなっていきます。そして深く愛していると錯覚すればするほどセックスも楽しく感じるようになります。

 

女性にとってのセックスは本来、愛の感情ができたあと、その愛をより深めようとする熱望からセックスをするようになりますが、このときのセックスは快楽、オルガスムなどが重要ではなく、女性自身の心の満足感、充満な愛の感情が大切です。つまり、心と体が一つになる深い愛ができるのが本来の女性です。

 

しかし深い傷がある女性は傷ついた心を慰められることに対して心の安楽と依存を愛だと錯覚し、セックスの快楽とオルガスムを得るようになりますが、この錯覚は心と体が一つになる愛ではなく、セックスの快楽と慰めだけが存在するものです。

 

したがって女性たちは、自分に男性(夫)による傷がある状態で自分の深い傷を慰めてくれる男性がいるなら、彼は慰めることの代価としてセックスの快楽を望んでいるということを知るべきです。

 

また、男性たちは女性(妻)が心の傷を持っているのか常に気を向けてください。もし自分が不倫をしているなら自分の妻がその傷によって他の男性の不倫女になる傷を抱えることになり、いつ妻が不倫をしてもおかしくない状況だということも肝に銘じてほしいです。

 

「得るものあれば失うものあり」

 

失うものが大切なものなのか、得るものが大切なものなのか賢明な選択ができれば、人生を幸福の方向に進めることができます。

 

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