配偶者の不倫問題、時間が解決してくれると考えていませんか。 | 日本心理教育院 www.jip.ac

 

配偶者の不倫問題に対して多くの人が「時間が解決してくれる。だからそんなに抱え込まないで」と言います。

 

すると、不倫をした当事者は時間が解決してくれるから相手も不倫問題に蓋をして自分は見過ごされることを望むようになり、苦痛と傷を負った人もただ時間が過ぎていくことだけを望みながら見過ごす努力をするようになります。

 

傷ついた心理は放置したまま、何事もなかったかのように暮していくようになります。

 

しかしこれは非常に危険な考えです。

 

傷ついた心理を治療せず放置すると、

不倫をした配偶者は繰り返し不倫をしながら罪意識すら持たなくなり、不倫を当たり前のことだと自分を正当化するようになり、相手も黙認していると判断するようになります。

 

また不倫された相手は繰り返される配偶者の不倫に対して何もできずに心理的傷がより深くなり、日常生活においても抑圧している傷によって大変な苦痛と困難を覚えるようになります。その過程で自尊感情は徐々に喪失していきます。

 

また傷ついた心理によって些細な問題にも夫婦間の口論や喧嘩に発展し、抑圧された心理はいつか爆発して取り返しのつかない深刻な夫婦危機に直面する原因になります。

 

したがって配偶者の不倫問題は放置してはいけません。

 

必ず問題の原因を見つけ、その根本問題を解決し、二人の傷を治療しなければなりません。そうしてこそ夫婦関係が幸せなものになり、他の夫婦問題に拡大されることを予防できます。

 

蓋をして見過ごさないでください。夫婦は一人ではなく二人が一緒に歩む存在です。問題があるときは、これを解決しようとする二人の努力が必ず必要です。そしてこれができるのが健康な夫婦関係であることを知らなければなりません。

 

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