夫の不倫後、妻に現れる異常現象 | 日本心理教育院 www.jip.ac

 

夫の不倫を知ると夫に対する裏切り感と怒りによって夫を問い詰めたり、話をするといつも夫婦喧嘩になったり、夫婦間の葛藤が深刻になります。

 

しかし、夫の不倫で発生する怒りよりも深刻なのがその怒りによって現れる異常現象です。

 

異常現象が現れると、夫の不倫で発生した心理的苦痛から一時的に抜け出すことができ、多少の心理的安定を図られるように感じますが、1~2日経つと、再び心理的不安と苦痛を感じて、また異常現象が現れることが繰り返されます。したがって、最初は何日間の周期で現われる異常現象が、時間が経つにつれて次第に周期が短くなり、異常現象がまるで当然のことのように思うになる意識と自己合理化によって習慣的に現われるようになります。

 

以下は夫の不倫後に発生する異常現象の代表的なケースですが、この中で、該当するものがあれば、怒り治療と共に夫の不倫問題解決のための努力が必ず必要であり、放置したまま異常現象が続くと家庭崩壊につながる大変恐ろしい結果を招くことになります。また、異常現象は1つ以上に結合して現れる場合もあります。

 

1. 異常性欲

2. 自己卑下およびうつ病と無気力症

3. 深刻なコンプレックス

4. 暴言と暴力

5.  ショッピング依存

6. 美容に関心をもつようになる(美容整形、膣縮小、エステなど)

7.  趣味活動の強化や友達との交流が増える

8.  淫らな性生活

9.  妻自身の不倫

10. 同性愛

 

上記のような異常現象は、夫の不倫による妻の傷が深いために生じる現象ですが、これは心理的な苦痛から抜け出そうとして現れる現象です。したがって、妻は自分の状況を綿密に分析して、異常現象を断ち切るための努力を必ずしなければなりません。

 

異常現象は夫の不倫の苦痛から一時的に抜け出して心理的安定を感じるために、夫の不倫問題で心理的な苦痛を感じるようになると、妻自身も知らずにそのような行動をすることで、自分の楽しさと安らぎを異常現象から求めるようになります。また、それによって心理が安定されると、それが自分の人生の方向であり、性格であり、本物の自分の姿だと錯覚をして自己合理化を行い習慣的に繰り返すようになります。このように異常現象を放置すると、妻自身の心の傷がさらに深まり、心理的苦痛を解消する時、自分も知らずに異常現象を続ける依存症状が現れ、夫婦関係はさらに悪化し、結局は離婚または深刻な夫婦危機をもたらす原因になります。

 

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