裁判員制度の辞退者が7割出そうだ。無断欠席も多いらしい。罰則はあるのだが、ほとんど適用されないようだ。結構、負の面は多く言われている。時間を拘束されるし、裁判の内容によっては恨まれる可能性もある。身元は秘匿されるが、裁判員をやる方は心配だ。難しい判断をすることになる可能性もある。
もともと、米国でもうまくいかなくなりつつあった制度である。米国の場合、やはり忙しいとかで欠席が増え、手当を目当てに生活困窮者が集まるようになってしまったとか。日本も理念は裁判制度の理解を広めるって高尚なのだが、いかんせん、興味がない人が多い。裁判員をやった人はいい経験になったと言う意見が多いようだが、それまでのハードルは少々高い。もともと日本人は自分で判断しない国民性である。米国のように自己主張が強くないし、周りを見て対応するので裁判員をしたいかというとしたいこともないだろう。ネットであれこれ書いていても実際の裁判をしたいと思わないのではないだろうか。自分で裁くのは結構大変な重荷な気がする。
ということで、裁判員制度は日本人向きではないと思う。日本でやるなら、この裁判はどうだったかという評価の方がよいのではないだろうか?それを次の裁判の判決の参考にする。実際の判決に関与しないから気は楽だ。裁判官も素人の相手をしなくて済む。その結果、冤罪のチェックとかに使えればよい気がするのだが。
今回、日大アメフト部の問題から、表に出たことだが、日本大学の理事会で内田監督は人事担当の常務理事で、相撲部総監督でもある田中理事長の側近の1人だそうだ。人事部長に運動部予算を握る保健体育審議会局長も務めるNO・2なんだそうだ。運動部監督がしきっている大学の理事会って、これまでイメージしたことがなかったが日本大学はそうらしい。相撲って言えば相撲協会が暴力的な指導で騒がれたが、大学も似たような状況ではと思ってしまう。そういう人たちが理事会で力を持っているから、定期理事会でこの問題が議題に上がらないわけだ。
内田監督は役職については「それは違う問題ですので」と言っているが、果たしてそれで収まるかは微妙だ。結局、アメフト部への関与は続きそうな気がするよね。彼らが理事会として関与し続ける限り、運動部の健全性が保てない気がしてしまうのはなぜだろう。今の状況では日大と試合をするチームはないだろう。もしかすると1試合もせずリーグ戦優勝するかもしれない。前代未聞の大記録である。
記者会見もなんとなく上から目線だし「俺様が辞めると言っているのだから何も聞かずに終わっとけ」と言っているように聞こえる。お詫びしている感じに見えないのが、本心はお詫びしていないからなのか見た目で損をするタイプなだけなのかわからないが、自分は悪くないと言っているように見えて仕方がないのだ。相手に怪我をさせたことは選手が悪いのだが、その選手に反則させたことやその選手の選手生命を事実上絶ったことに対して何ら責任を感じていないように見える。それでは反則した選手は浮かばれない。勝つとはそういうことだと今でも思うなら謝らないことだ。中途半端な謝罪は混乱するだけで、何の解決にもならない。
これは果たして教育者としてあるべき姿なのか?まぁ私学なのでいろいろな考え方があってもよいのだが、自分や自分の家族が選ぶ大学としては遠慮したい。日大は、大きい大学だし学生も多く社長が一番多い大学とも言われているので、多くの学生は関係ないのだが、やはりちょっと遠慮したいなぁ。
問題が広がりすぎているような気もするが、悪い危機管理の見本になってしまった。袋叩きである。
関東学生連盟まで批判の対象としている記事もある。大学の制御の中に入れるという意見もある。もともとは学生により運営されているんだと思うが、利権が大きくなり過ぎたのかもしれない。または、名門大学への配慮してしまう体質があるのかもしれない。でも、これは学生の自治により運営することに意味があるのだ。大学が絡めば絡むほど、宣伝や利益に使われてしまう。本来学生スポーツで利害があってはいけないのだ。だが大人が利権に群がっているのだ。
体育会が軍隊のような組織とかいう向きもあるが、規律は大切だ。それが悪だとは思わない。それに学生はほぼ選挙権を持つ大人なので、自分で判断しないといけない。だから、その判断を奪うような指導には問題があると思う。
今回の日大アメフト部としての問題は多い。どの記事でも言われているが、
・責任者である監督が出てこない。
・監督が責任を取ろうとしない。
・3回繰り返させている理由が語られていない。(今更だが、一回目で退場処分でもおかしくなかった。どうみても故意なのだから。)
政府答弁のような文書だったなぁ。学生を指導するのだから、嘘やごまかしやあいまいがあってはいけない。それは何を教えることになるのか、日大の監督にはよく考えてほしい。大人になるってことはそういう汚い世界を知ることだ、と言うならそういえばよい。今の状態では、日大監督は何ら教育の理念もないただの逃亡者になってしまう。威勢のいいことを言うだけで、責任から逃げる無責任野郎でしかない。この後、選手に信頼されるか疑問だ。
そして、今の日大監督の最大の勘違いは、謝る相手が関西学院大学と怪我をした選手と保護者(大人なんだから保護者が出てくんなやと私は思っている)だと思っているらしいことだ。危険タックルをした選手にもその他の日大の選手にも謝罪すべきだと思うのだが。怪我をした選手も気になるが、もっと気になるのは危険タックルをした選手の今後である。意図しようがしまいが指導を誤った監督の責任って、それが一番大きいんじゃないのか。

日大フェニックスなのだから、一度解体すればよい。灰になっても、灰の中から復活するだろうから。