枝葉
嫌いな人には会いたくない社長(父)のお陰で私がお客さんの接待や宴会・ゴルフ等いわゆる「お付き合い」に行く事が多くなってきた。そのころ社長はというと頭を下げなくてもすむ会や自分がチヤホヤされる会にだけ行くようになっていた。
前に(アトツギの仕事)書いたと思いますが狭い町で一つの会に所属するとすぐに「枝葉」がついてきてあっという間に驚くほどの団体や会合に所属させられてしまう。
意志が弱いだけなのかもしれないですが狭い町なので断れないと言う事もあり、夜はほとんど「付合い」の予定が入ってきて昼はというとゴルフ・つり・社会貢献活動等々、見る人が見れば付合いを隠れみのにした遊び好きの「ばか息子」に映るかもしれないが実際それは業績へとつながってドンドンと仕事は増えていきました。
そうなってくると問題になるのが「人」です。一人が仕事をこなす量は決まっていますので仕事が増えれば人が足りなくなるのは当たり前です。
そんなある日、父親と母親が意を決したように私のところへやってきてこう言いました。
「あなたはなぜいつも会社にいないの!会社の仕事にはまりなさい!!\(*`∧´)/」
「そんな・・いまさら・・・」(私)
この頃の私の生活は 朝6:00から市場 昼は仕事か接待 夜はというと仕事が終わるまで勤務するか会合と、この繰り返しでした。(当時から現在までプライベートの休みなんて取ったことがありません)
「じゃあ、外交を社長がやってくださいよ私が会社にはまりますから」
「・・・・・・・・」社長
当時、私が出席していた団体や会合のメンバーはほとんどが50代から60代の方ばかりだったので本来は同世代の社長が出席したほうが都合がよかったのです。
「どうするんですか?」(私)
「会合に出席する頻度を落としなさい(`ε´)」(社長)
バサッ! 私は両親の目の前にとりあえず今月の各会合の案内を投げて
「じゃあどれに出席すればいいか選んどいてください!」(私)
各会合の代表や幹事は当社の取引先の社長や会長ばっかりであったので断れるはずもありません。
「50代や60代の人ばっかりのところへ行って話しをあわせるのも大変なので、できたら半分くらいは社長に手伝ってほしいくらいなんですけど・・・」そう行ってちょうど仕事も終わっていた私は会社を出ました。
翌日、各会合の予定は全部出席で返信してあり出席者のところには私の名前が書いてありました。(チャンチャン)
つづく
アトツギの仕事
「アトツギ」という稼業は因果な家業である、やりたくてはじめた「初代」そこに生まれた「アトツギ」べつに家業が嫌いではないが好きでもないというのが正直なところです。いま思うに「初代」の仕事は「アトツギ」にいまの家業を魅力的に魅せる努力が必要だと思う。
ここ最近(っていうか最初からずーっと)跡継ぎの愚痴っぽくなってしまっているが、この出来事は数年前の出来ことで、いま実際に会社を継いでいる今だから言えるのかもしれない。
会社で言うと大きく分けて現場・営業・経理に分かれると思うが通常の「跡継ぎ」さんはどうしているのだろう、小さい会社の場合、息子が現場・社長が接待・御付合い・母親経理というのが普通ではないでしょうか?
私の会社はあの
「これからがんばって返してもらわないとホホホホッホホホッホホγ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ」 (3ちゃんショックより抜粋)
以来、かなりのスピードでいろんな「アトツギの仕事」が舞い込んできた、そんな中あの父親がまた・・・
「跡継ぎ業」とは将来、会社のすべてをやっていくわけだから現場・接待・御付合い・経理を覚えなくてはいけないのは、たしかに理解できるが、今思うとうちの家族はその「引継ぎ」に問題があった・・・
私の会社が加盟している「業者会」つまり下請けの集まりが年数回開催されるわけですが当社も順調に業績を伸ばし新規の取引先は私が担当するようになっていた、先にも書いたように年に2回とか月に1回という頻度ではあるが、これが重なるとけっこう予定が詰まってしまう、まさに「貧乏暇なし」である。
人付き合いはそんなに嫌いなほうではなかったが総会の時期ともなると数日続く事もあり、軽く「人に会いたくない症候群」に見舞われることもあった、そんなある日・・・
取引の長い取引先の業者会から帰ってきた社長が一言
「次回からあそこの業者会はお前が行け」
「なんで?」(私)
「今度から業者会の若返りを図るらしいから若手にでてほしいと取引先から言われたから」(社長)
「はぁ」(私)
納得してるんだかしていないんだか生返事で承諾した私でしたが、それは次の業者会で種明かしがされる、いよいよ、その若返りを図った業者会の扉を開けた瞬間ヽ((◎д◎ ))ゝ
若手?若手?若手の人は・・・どこ?
そこにいたのは、ほぼ確実に社長や会長と言われるお歴々の皆さんであったわけで・・・
とどめは業者会の責任者の方から「あら?社長は?具合でも悪いの?」と言われる始末![]()
帰って父親を問いただすと
「・・・・・・( ̄_ ̄ i)」(父)
そこへ母が助け舟?
「おとーさんはお酌もしたくない人だから行きたくないんでしょ、今度からあなたが行けばいいじゃない(`∀´)」
これを機に私の営業・接待の比率が多くなるにつれてまた新たな問題が浮上していく事となる・・・
つづく