無事紅葉のUFOラインに到着!
素晴らしい景色を堪能しながら「土小屋テラス」のある土小屋駐車場に向かう。
これは去年、マグナで行った時の写真だが、この「土小屋テラス」には食堂とモンベルショップが併設されている。
一階はショップで2階が広めの食堂になっている。
まず一回のレジで肉うどん(900円)を注文し、PayPayで支払い、2階の食堂に上がる。
レジのねーちゃんが無表情で事務的なのが気になったが、別に用が済めば関係ない。
食堂は結構広いが平日のせいかそれほど席は埋まっていない、全体の3分の1程度か、見るとその半数近くの方が食事中かもう食べ終わっている様子。
この様子ならそれほど待つこともないだろうと外の様子などを取りながら待つ…
ん?まだか…
どうも料理の提供が追い付いていないようだ。
しかし殆どの客に行き渡っているようだから、私の肉うどんもあともう少しで来るだろう。
アレ?
あのカップルに今「ナポリタン」が運ばれてきたけど、確か俺より後に来たよな…
イヤ、注文したのは俺より先かもしれんし…
次々、料理が運ばれ、殆どの客に行き渡り、待つのは私ともうほんの数組くらいになってもまだ呼ばれない。
おかしい!明らかに私より後に来ている客に先に料理が来ている!
厨房に確認しても「もう少しお待ちください」と言われるばかり。
この時点で下で注文してから約25分。
私が上がって来た時にいたお客様さんは殆どいなくなった。
メニューに手のかかるようなものはない。
肉うどんなんか、どうせ冷凍うどんなんだから湯でほぐして出汁かけて肉乗っけるだけなのに…
そりゃカレーの方が早いが…(笑)
いやいや笑ってる場合じゃないんだよ!
あの14時ちょうどに工事の場所まで帰らないとまた1時間待つことになっちまう!
時刻は13時15分
もうダメだ!これ以上時間がかかると食べる時間もあるから間に合わない!
意を決して一階に降りてレジのねーちゃんに「うどんがなかなか出てこなくて、時間がないからキャンセルしたいんで、払い戻ししてもらえますか!」と告げると…
ねーちゃんは極めて事務的に「払い戻しですね~、PayPayでお支払いなら、何時何分に決裁したかわからなければ払い戻しできません」
とっさに履歴の見方が分からない!
「くっ!、だったら早くうどんを出してもらえませんか?」
そう言ってまた2階に駆け上がる!
ダメだ!厨房の様子を見るもうどんは出て来そうにない!
また一階に駆け降りる!
スマホをいじって何とか履歴を表示できた!
「あ、これ!これです!この時間に…」
レジのねーちゃんに見せようとするも、丁度前にお土産を買っている人がレジいて…
ねーちゃん面倒くさそうに
「順番を守ってもらえますか~」
ここでプチ~ンと来てしまった…
「順番だって? 俺は30分も前に注文したのに全然出てこんやん! お客さんそんなにおらんのに…時間がないからキャンセルしたいんや!…こっちの方を先にやるべきやろ!」
通行止め解除の時間が迫っていることもあって、大人げなく久しぶりに怒ってしまった…
厨房は多分人手不足なんだろう、しかし平日でそれほど混んでもない状況であんなに時間がかかっていたら、これからの紅葉のピークの休日はどうなるんだろう?
あの塩対応のねーちゃんにしたって「厨房の不手際の事をなんで私が言われなきゃいけないの?」っていう気持ちなんだろう。
でも同じ会社、施設なんだから「あ、そうなんですか!それは申し訳ございませんでした~」ってちょっとでも申し訳なさそうな態度をしてもらえれば私も怒ることはなかったのに。
時刻は13時30分、あの工事現場まで結構な距離がある。
帰りの時間もあるからどうしても14時の解除に間に合わせたい。
せっかくの景色を楽しむ余裕もなくなった。
しかし、この林道は狭い上に先の見えないカーブが続くため対向車には十分気を付けないといけない。
写真で見るとそうは感じないが、実際は突然目に前に現れる対向車に肝を冷やす。
突如「ヌ~ッ!」と現れる「子持ち権現岳」
後ろから来たジムニーの兄ちゃんが慌てた様子で降りて来たから「あ、2時丁度に解除されるから、もうすぐ通れますよ~」って教えてあげたら安心してた(笑)
確かに知らずにこれ見たら焦るよね。
14時ちょうどに解除はされたが、国道194号線に交わる山道をずっとノロノロ降りなければならなかった。
194号線に入ると来た道とは反対に南に進路を取り、道の駅「木の香」で休憩。
土小屋で肉うどんを食べそこなったからお腹はペコペコ。
ここで何か食べようかと思ったが気が向かず出発。
国道194号線から県道17号線に入る。
この道は早明浦ダムの上流域の川沿いの道で2年前にUFOラインに初めて来たときにも走った道だ。
あの時は眼の調子が悪かった上に夕闇が迫る中、この県道17号線が土砂崩れのために通行止めになっていて細い暗い迂回路を走る羽目になり、予想より時間を食ってその後、眼が見えなくて大変怖い思いをしたのであった。
遅くなると怖いというトラウマが帰りを焦った原因かもしれない。
その2年前には走れなかった大川村役場の横に小さな食堂兼旅館があることを以前グーグルで調べていたので、そこに行ってみることにした。
筒井旅館・食堂
グーグルマップの口コミ通り、一見やっているのかどうなのかわからない(笑)
しかも、時間はもう3時を大きく過ぎている。お店の中を覗き込んでみたがお客は誰もいない。
一応「営業中」の札がかかっていたので意を決して中に入ると年配のご主人がいらっしゃって対応してくれた。
メニューは色々あったが、日替わり定食がまだあるとのことでそれを頼んだ。
この筒井旅館は以前は早明浦ダムの湖に沈んだ旧大川村にあったのだがダム完成後にここに移転して来たらしい。
私たち香川県民はこの大川村の犠牲のおかげで今の生活を享受できているのだ。
そう考えると、何か申し訳ないような気持になりながら食べる。
若い人が好むような肉ガッツリのおかずではないが、素朴な田舎料理。(写真はありません)
お腹が空いていたのできれいに完食。
昭和テイストの懐かしい雰囲気の食堂。
道の駅じゃなくここに来てよかった…(写真お借りしました)
しかし、あの時なんであんなに腹が立ったんだろう?
時間がなかったこともある。
順番を飛ばされたこともある。
レジのねーちゃんが事務的な塩対応だったこともある。
でも格好のいいモノではなかった…
これも高齢者に見られる現象の一つだろうか?
前にダイソーでつまらないことで激高している高齢の男性を見たことがある。
何事かと思って他の店員に聞いてみると、買った商品にテープを張ってくれないと激高し、店長を呼べ!とすごんでいるらしい。
一緒にいた奥さんは諦めたようにその場に突っ立っていた。多分こういうことは一度や二度じゃないんだろう。
100均で「店長を呼べ!」だなんて(笑)
失笑してその場を離れたが、今日の私も傍から見れば同じようなもんだったかも知れん…。
気を付けよう…
あのオッサンと一緒にはなりたくないし、秋田の知事を笑えない(笑)
さ!気を取り直して帰ろう!
終わり