とびしま海道~広島①「マグナ、フェリーに乗る」【へっツー日誌】 | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

いよいよバイクには最適な季節になった4月上旬!

 

今回のツーリングに選んだのは「とびしま海道」

「とびしま海道」とは、「しまなみ海道」が広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「西瀬戸自動車道」に対して「とびしま海道」は広島県呉市とその南東に位置する安芸灘諸島の島々を結ぶ、8つの橋梁の愛称である。

 

「しまなみ海道」よりはずっと規模は小さいが風情のある島々をめぐることのできる通好みのコースになっている。

 

この「とびしま海道」の最東端の「岡村島」には「しまなみ海道」に含まれる「大三島」の「宗方港」よりフェリー航路があり、片道20分ちょっとで「岡村港」に行けるという。

 

大三島の宗方港と岡村島の岡村港の間の航路は「大三島ブルーライン」という会社がフェリーを運営している。

 

それではそこから各島を渡って呉、そして広島まで行くというツーリングプランはどうだろう?

 

呉も見どころのいっぱいある街なのだが、広島にもまた行きたい場所もあるし…

 

決めた!

ちょっと遠いけど広島まで行こう!

 

ということで出発しました!

 

高速を一路西へ、もう今日はなるべく寄り道はせずしまなみ海道までまっしぐら!

 

大三島から「多田羅大橋」を望む「道の駅多田羅しまなみ公園」で一休み。

 

目前に「多々羅大橋」

 

最高のロケーションで「鯛塩ラーメン」を頂く。 

 

しかし「あっさり」というのは「味がない」というわけではないはずなのだが…(笑)

 

気を取り直して陸路を進み「大山祇神社」を横目に「宗方港」に向かう。

この神社にも寄りたかったのだが、また今度。

 

このフェリーの時刻表によれば14時35分の便に間に合いそうだ。

 

宗方港に着くと思ったより小さな港であった。

 

事務所で聞くと券売機でチケットを買って、指定の場所で待てという。

 

車をフェリーに乗せるときは車検証を提示していたので、何か証明するものが必要かと尋ねたら「何も必要ない、自己申告で」とのこと。

大人一人420円、750cc以下のバイク750円、計1170円のチケットを購入。

 

 

事務所で時間をつぶしていると60歳くらいのご夫婦が125ccのスクーターでタンデムして現れた。

会話からすると、ここで引き返すか、それともここから岡村島まで渡って「とびしま海道」を目指すか随分迷っている模様。

聞くと「三原市」から来られているらしく「とびしま海道」に渡ってしまうと帰るのに随分遠回りになるらしい。

 

「私はええけどおとーちゃんがしんどいんとちがう~?」

「そやけど、こっち行ったらとびしま海道制覇やで~」

 

などの会話を盗み聞きしながら「いいもんだな~」とおもう。

原付2種でタンデムは少々大変だろうが、想像するにお子さんも手が離れて、2人でこの小さなバイクでいろんなところに出かけているのだろう。

 

しかし、私がトイレに行っている間にご夫婦の姿はどこかに消えていた。

やっぱり引き返したのかな?

そうこうしているうちにフェリーがやってきた!

バイクをフェリーに乗せるのはもちろん初めて。

乗船時に転んだり、海に転落したりしないだろうか、少し心配(笑)

 

と、そこにあのご夫婦が帰ってきた!

 

「アレ?やっぱり乗るんですか?」

「うん、こっちに引き返しても大したもんないしな(笑)」

「あ、そうなんですね!」

「しかし、兄ちゃんのバイクでかいなぁ~!何cc?」

「イヤ、これ250ですよ!」

「エッ!? 嘘やろ?」

「いえいえ、ナンバーに緑の枠がないでしょ、ホントに250ccですよ」

「いや~、大きく見えるわ~、じゃあ車検いらんぶんやな?」

 

そうなのである、このマグナに乗っているとよく「大きいバイクに乗っているねぇ~!」と声をかけられることが多いのだ(大体おっちゃんにw)

それで「イエイエ!250ccですよ!」と答えるとたいてい驚かれる。

私の身体が小柄なのも大きく見える原因かも?(笑)

確かにパッと目には大きく見えて格好はいいんだけど、考えようによっては「見かけ倒し」みたいでなんかイヤだなぁ~(笑)

 

いよいよ、乗船が始まった!
 
今回の乗船はバイクが2台、乗用車が2台のみ。
休日にはそこそこ乗客はいるんだろうけど、これじゃあ採算は取れんわな。国か県から補助金とかが出てるんだろうか?などと余計なことまで考える。
 

船自体はそれほど古くないしっかりした船である。
 
名前もわからぬ島々を縫うように船は静かに航行してゆく。
 
下をのぞくとマグナはちゃんとそこにいた。
念のためにロープで固定されたが、今日は波もなく倒れたりする心配はなさそうだ。

 

20分ちょっとで岡村港に到着。

バイク2台、車2台しか乗ってないので慌てて降りる準備をする。

 

無事下船!

さぁ!これからどこに行こうか?