うだつの町並み(江戸)~いこい食堂(昭和)【へっツー日誌】 | Jinkhairのバイカーへの道

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こちらは香川県坂出市にある理容室「Jinkhair(ジンクヘアー)」のブログです。店主が好きな「80年代HR&HMのアルバム紹介、ライブレポ」や「カメラ」「バイク」のことなど、日々の出来事などを気ままに書いております。

今日は朝と夕方に病院の予約があって、その間の時間を利用してのプチツーリングに選んだのは、前回は淡路島も海沿いだったから、今回は山、ただし絶対雪の無いところ!(笑)

ということであまり標高の高いところまでは行かずに帰ってくるというプラン。

以前こつぶちゃんの動画で見た「うだつの町並み」を一度見てみたいと思ったのと、最近うどんを食べ飽きて「ラーメン店巡り」を始めようかと思っているんだけど、前から塩江の「いこい食堂」の中華そばが美味しいと聞いていて一度は食べたいと思っていたのでルートに追加。

その途中咲き始めた桜なんかも見れたらなと期待している。

 


国道438号を南下、道の駅「エピアみかど」を越えると程なく「三頭トンネル」に差し掛かる。

「三頭トンネルは」は香川県の満濃町と徳島県の美馬市を結ぶ全長2,648メートルの一般道のトンネルで、開通時は徳島県最長であったという。

 

トンネル恐怖症の私であるが、山間部を走る際、トンネルは避けて通れない。

意を決して突入!

新猪ノ鼻トンネルよりは狭く、暗い。制限速度は40キロ。

 

「光の呼吸壱の型、トンネル殺し」発動!

トンネルの奥に進むにつれ気温がグングン下がってゆく!

「さ、寒う~!」

外のポカポカ陽気とは打って変わってここは「冬」

 

もうずいぶん前に病気で亡くなったがお客様のY中さんはこの三頭トンネルでバイクで250キロ出したと豪語していたが、ヘタレの私はせいぜい60キロまでが限界(笑)

 

あ~やっと抜けた~

後ろから車に煽られなかったんでゆっくり走れてよかった…

これで

「新猪ノ鼻トンネル」 (全長4,187m)

「三頭トンネル」    (全長2,648m)

と制覇してきたから次は…

「新寒風山トンネル」 (全長5,432m)だ!

 

山を下り、国道438号線から県道12号線に入り、吉野川沿いを東に走る。

 

程なく「うだつの町並み」の案内表示が眼に入る。

風情のある街並みに入ってゆく。

 

ここでナビを読み違えたか、ナビが間違えたか、駐車場が見つからず変なところから入ってしまって、結果うだつの町並みにバイクで入ってしまった(笑)

ま、違反ではないけど、よくはないよね。

行き止まりに迷い込み、バックで押して脱出した(笑)
 
改めて道の駅「藍ランドうだつ」にバイクを停め街を散策する。

レトロな街に定番のボンカレーのホーロー看板。

 

 

「うだつの町並み」の「うだつ」とは?

~うだつ「卯建」は、二階の壁面から突き出した漆喰塗りの袖壁で、火よけ壁とも呼ばれ防火の役目もしていました。

江戸時代、裕福な商家はこの「うだつ」をあげた立派な家を競って造りました。

ことわざ辞典に、いつまでもぐずぐずして一向に出世できないことを「うだつがあがらぬ」と記されており、この語源になったのではないかと思われています。~

 

 

そう、「うだつ」とは本来この隣の家との間に設けられた防火壁なのだが、このように瓦などで立派に装飾されるようになった。

そして、この「うだつ」には多額の費用が掛かったため、「富」の象徴となったのである。

つまり「うだつがあがる」ことは成功の証であり、その逆が「うだつがあがらない」となるのだ。

この通りにはこのような当時の商家が保存されていて、今も普通に住まれている方もいれば、カフェや土産物屋になっている家もある。

このように保存するのは色々大変なのだろうなと思いを馳せながら街並みを散策させてもらった。

 

 

さ、丁度お昼時、お腹も空いてきたので塩江の「いこい食堂」に向かうとしますか!

 

県道12号線から国道193号線に入り北上する。

 

 

途中見事な桜並木があったのでバイクを停めて撮影。

 

山を越え香川県に入る。こっちにはトンネルはない(笑)

そしていよいよ「いこい食堂」」に到着!

わっ!並んでる!

以前から「塩江のいこい食堂」は聞いたことがあって有名らしいから、そこそこ客は来てるだろうと思ってたけど、平日にこんなに並んでるとは思わなかった。

自分の前に12、3人ほどいるらしい。

でもまぁ、そのために来たんだし、ここはじっと待つことにした。

30分ほど待って入店!

席は感染予防のためか余裕を持たしている。

そのせいで余計回転が悪いのだろうな。

中華そばの小を頼む、ニンニクと豆板醤を入れるかどうか聞かれたので豆板醤だけ、と答え、鍋からおでんの「卵、てんぷら、スジ肉、豆腐」を取って中華そばが来るまで食す。

 
おでんが卵のみを残すところで中華そばが着丼。
おぉ!これが「塩江のいこい食堂」の中華そばか!
 
レビューに「親子丼風の中華そば」との記述があったが、確かに卵でとじてあるあたりそんな印象を受ける。
そしてそのお味は?
まずはスープから…
おぉ!何ともコクのあるスープだ!
基本は鶏ガラと醤油なのだろうが、このピリリとした辛さは豆板醤だろう。
本当に隠し味的にうまくこのスープにマッチしている。
ニンニク入りにしたらまた違ったうまさになっただろう。
麺は柔らかめだが、このスープに良く合って食べやすい。
そしてチャーシューの代わりに親鳥の肉が小さく刻んで入っている。
私はラーメンに普通入っているチャーシューがあまり好きではなく、逆にこの固い親鳥があの※「一鶴」でも「おや」を注文するほど大好きなのだ。

この親鳥のコリコリした食感が程よいアクセントとなっている。

この親鳥といい、卵でとじたスープといい、確かに親子丼だ(笑)

独創的でなおかつ、なんだか懐かしい、日本人のDNAに訴えてくるような優しい味。

※「一鶴」とは商標登録の「骨付き鳥」専門のお店、香川県の他、横浜、大阪、博多にも支店があり、若鳥の「ひな」親鳥の「おや」が選べる。

当然、完食したのだが…

身体が温まりすぎたのか鼻血が出た(笑)

 

暑い、暑い!

インナーも、インナーダウンも、ネックウォーマーも脱ぎずてて、Tシャツの上にジャケットのみで走れば風が心地よい!

本当にバイクで走るのにいい季節になったもんだ。

暑くなるとまた嫌なんだけどね。

 

今頃あの剣山近くの酷道はどうなっているだろうか?

もうさすがに雪はなくなっているのだろうか?

 

また近いうちにリベンジしなくてはならない!

来週?

いやいや!

もっと暖かくならないと信用ならん!(笑)

もう3回連続で雪で撤退は嫌だもんね(笑)

 

来週はどこに行こうかな?