写真家 jin-andoの徒然日記~写真に魅せられて -3ページ目

写真家 jin-andoの徒然日記~写真に魅せられて

日々の出来事を、風景写真等を中心に織り交ぜながら発信しています。
将棋の藤井聡太二冠の大ファン。時々藤井聡太二冠の記事を載せます。

【別府温泉ガイド・別府八湯】  明礬温泉 ― 湯の花小屋が、白い煙で時を編む

 湯の花小屋の白煙は、別府の原風景

 明礬温泉の象徴である湯の花小屋は、 江戸時代から続く湯の花づくりの技を今に伝えています。

小屋の中では、地熱を利用して湯の花を採取する工程が続き、 その過程で生まれる白煙が、 わらぶき屋根の隙間からふわりと立ちのぼります。

風に揺れる白煙を眺めていると、 この土地が長い年月をかけて湯と向き合ってきたことが 静かに伝わってきます。

明礬の白煙は、別府の原風景そのものです。

 

 冷たい風が、湯の温もりを際立たせる

 明礬温泉は高台に位置しているため、 湯上がりに吹く風が少しだけ冷たく感じられます。

その冷たさが、湯の温もりをより深く際立たせてくれます。 湯に浸かって体が温まり、 外に出て風に触れると、 体の奥に残る温かさがゆっくりと広がっていきます。

風が頬を撫でる瞬間、 心の中に静かな余韻が生まれます。 明礬の風は、湯と同じくらい旅人を癒してくれます。

みょうばん湯の里

 

 硫黄の香りが、旅の記憶を深く刻む

 明礬温泉の湯は、 どこか甘酸っぱい硫黄の香りを含んでいます。

湯に浸かると、その香りがふわりと立ち上り、 体に触れる湯のやわらかさとともに、 旅の記憶を深く刻んでくれます。

湯上がりに風が吹くと、 硫黄の香りが少しだけ薄れ、 代わりに高台の澄んだ空気が胸に広がります。

香りの移ろいが、 明礬温泉の時間の流れをそっと教えてくれます。

岡本屋

 

 効能

【泉質別適応症】アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹、表皮化膿症、
【一般的適応症】筋肉若しくは関節の慢性的な痛み又はこわばり(関節リウマチ、変形性関 節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫などの慢性期)、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下(胃がもたれる、腸にガスがたまるなど)、軽症高血圧、耐糖能異常(糖尿病)、軽い高コレステロール血症、軽い喘息又は肺気腫、痔の痛み、自律神経不安定症、ストレスによる諸症状(睡眠障害、うつ状態など)、病後回復期、疲労回復、健康増進

  

 

 明礬温泉は、 湯の花づくり、白煙、硫黄の香り、冷たい風―― そのすべてが重なり合い、 別府という温泉都市の原点を感じさせてくれます。

 湯に浸かると、 体の奥にある疲れがゆっくりほどけていき、 白煙の中を歩くと、 心の奥に静かな余韻が広がります。

明礬は、温泉の“静けさ”をもっとも深く感じられる場所です。

 

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【別府温泉ガイド・別府八湯】  柴石温泉 ― 森の静けさが、三つの湯をやさしく包む

 三つの湯が、心と体の温度をゆっくり整えてくれる

 柴石温泉には、温度の異なる三つの湯があります。 熱めの湯、ぬるめの湯、そして蒸し湯。 それぞれが違う表情を持ち、 その日の体調や気分に合わせて選ぶことができます。

熱めの湯に浸かると、 体の奥にある疲れがじんわりほどけていきます。 ぬるめの湯は、長く浸かっていたくなるやさしい温度で、 心がゆっくり落ち着いていきます。

そして蒸し湯。 蒸気が体を包み込み、 呼吸が深くなるにつれて、 体の奥に溜まった重さがすっと抜けていくような感覚があります。

三つの湯が、心と体の温度をゆっくり整えてくれます。

 

 森に寄り添う湯は、静けさそのもの

 柴石温泉は、森の中に寄り添うように湧いています。 露天風呂に浸かると、 木々の影が湯面に揺れ、 風が湯気をそっと運んでいきます。

鳥の声が遠くで響き、 その声が湯の音と重なって、 まるで森が湯を守っているような静けさが広がります。

湯に浸かりながら森を眺めていると、 時間がゆっくりとほどけていくような感覚に包まれます。

柴石は、自然の静けさが深く息づく温泉です。

 

 天皇の湯治が伝わる、歴史の深い温泉郷

 柴石温泉は、 895年に醍醐天皇、1044年には後冷泉天皇が湯治に訪れたと伝わる古湯です。

その歴史は、今も湯の中にそっと息づいています。 湯に浸かると、 体だけでなく心まで静かに整っていくような感覚があり、 「昔の人々もこの湯に癒されたのだろう」と思うと、 湯の温もりがより深く感じられます。

柴石は、歴史と自然が重なる“静かな聖域”のような温泉です。

 効能

関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、神経痛、五十肩、打撲、捻挫など慢性期、運動麻痺における筋肉のこわばり、冷え性、末梢循環障害、胃腸機能の低下など

  

 

 柴石温泉は、 華やかさよりも静けさを求める旅人に寄り添う湯です。

三つの湯が体を整え、 森の静けさが心を整え、 歴史の気配が旅の記憶を深めてくれます。

別府八湯の中でも、 “深い静けさ”を感じたい方には、 ぜひ訪れていただきたい温泉です。

 

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【別府温泉ガイド・別府八湯】  亀川温泉 ― 海風と砂が、湯の記憶をあたためてくれる

 海岸に湧く塩湯は、旅人の疲れをそっとほどいてくれる

 亀川温泉の湯は、海岸に湧く塩湯です。 湯に浸かると、ほんのりとした塩のやわらかさが体を包み込み、 長旅の疲れがゆっくりほどけていきます。

湯上がりに海風が触れると、 肌に残る湯の温もりがふわりと広がり、 潮の匂いと混じり合って、 心の奥に静かな余韻が生まれます。

海辺の湯ならではの“開放感”が、亀川温泉の魅力です。

 

 天然砂湯の名残が、昔の旅人の気配をそっと伝える

 亀川温泉は、かつて天然砂湯が名物でした。 海岸の砂の中に湯が湧き、 旅人たちはその砂に身を預けて疲れを癒したといいます。

今はその姿を直接見ることはできませんが、 砂湯の名残は、海辺の風景や湯の香りの中にそっと息づいています。

 砂湯に身を埋めた旅人たちの気配が、 夕暮れの光の中にふと立ち上がるような瞬間があります。 亀川には、そんな“記憶の温泉”としての魅力があります。

 

上人パーク

 

 

 夕暮れの亀川は、潮風と湯気が溶け合う美しい時間

 夕暮れどきの亀川温泉は、 空が薄紫から群青へと変わる頃、 湯気がその色をまとって静かに漂い始めます。

海辺の光が湯面に反射し、 波の音が一定のリズムで耳に届き、 そのリズムが湯の余韻と重なって、 心がゆっくり整っていきます。

湯上がりに海沿いを歩くと、 風が髪を揺らし、 潮の匂いが胸の奥に広がり、 旅の終わりをやさしく告げてくれるようです。

亀川の夕暮れは、旅人の心に深い静けさを残します。

湯けむり展望台からの夜景

 

 効能

一般的効能 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進
泉質的効能 きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病

  

  

 亀川温泉は、江戸時代の記録にも登場する歴史ある温泉です。 「里屋に温泉あり、塩湯なり」と記され、 旅人の疲れを癒す湯治場として栄えました。

その歴史は、今も湯の中にそっと息づいています。 湯に浸かると、 昔の旅人たちもこの湯に癒されたのだろうと思い、 湯の温もりがより深く感じられます。

亀川は、海と湯治文化が重なる“旅の湯”です。

 

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