写真家 jin-andoの徒然日記~写真に魅せられて -2ページ目

写真家 jin-andoの徒然日記~写真に魅せられて

日々の出来事を、風景写真等を中心に織り交ぜながら発信しています。
将棋の藤井聡太二冠の大ファン。時々藤井聡太二冠の記事を載せます。

一期一会の春を写す~ボケの花とメジロ、奇跡の出会いを切り取る

 厳しい冬を越えて咲く、燃えるような朱色のボケ

 早春の冷たい空気の中で、パッと灯がともったように咲き誇るボケの花。その鮮やかな朱色は、冬の眠りから覚めたばかりの庭園や公園を、一気に華やかなステージへと変えてくれます。ボケの花びらは、まるでシルクのような柔らかな質感を持っていますが、その枝には鋭いトゲが隠されています。この「美しさと強さ」が同居しているところが、ボケの大きな魅力と言えるでしょう。

 写真家としてファインダーを覗くと、背景に冬の枯れ色が残っているからこそ、ボケの赤がより一層引き立つことに気づかされます。まだ葉が少ない時期に花だけがポツポツと咲き始めるため、一輪一輪の形がとてもはっきりと際立つのです。光が当たると、花びらの重なりが美しい陰影を作り出し、まるで自然が作り出した芸術品のようです。そんな美しい花々に誘われるように、どこからか「チー、チー」と高く可愛らしい鳴き声が響き渡ります。それは、春の訪れを告げる小さな主役がすぐ近くまで来ている合図なのです。

 

 蜜を求めてやってくる、春の使者メジロ

 鳴き声の主は、目の周りが真っ白なアイリングで縁取られた「メジロ」です。その名の通り、白いメガネをかけているような愛嬌のある顔立ちをしています。体全体は若草色、いわゆるウグイス色をしていて、ボケの枝の間を縫うようにチョンチョンと軽やかに飛び跳ねる姿は、見ているだけで心が温かくなります。メジロは花の蜜が何よりも大好きで、この時期は甘い香りに誘われてボケの木に集まってくるのです。

 彼らの動きを観察していると、とても一生懸命なのが伝わってきます。細いくちばしを器用に花の奥まで差し込み、夢中で蜜を吸い上げます。その際、顔の周りに黄色い花粉がついてしまうこともありますが、それさえも可愛らしく見えてしまいます。メジロが蜜を吸うたびに、ボケの枝がゆらゆらと揺れ、春の柔らかな風を感じさせてくれます。大きな鳥たちに邪魔されないよう、小さな体で素早く動き回るメジロは、まさにこの季節にしか会えない特別な「春の使者」なのです。彼らが花から花へと飛び移るたびに、庭全体に生命のエネルギーが満ち溢れていくような気がします。


 一瞬の輝きを切り取る、贅沢な待ち時間

  メジロはとても活発で動きが早いため、写真に収めるのは実はかなりの難関です。しかし、その難しさこそが写真家の魂を揺さぶります。大切なのは、追いかけるのではなく「待つ」こと。メジロが次に行きそうな、日当たりの良い綺麗な花をあらかじめ決めておき、そこにピントを合わせてじっと静止します。カメラのシャッターボタンに指をかけ、呼吸を整えてその瞬間を待つ時間は、自然の一部になったような不思議な感覚に包まれる、最高に贅沢なひとときです。

 ふとした瞬間に、メジロがこちらの存在に気づいたかのように顔を上げ、カメラ目線でポーズをとってくれることがあります。その一瞬、レンズ越しに目が合ったときの高揚感は、言葉では言い表せません。カシャカシャというシャッター音が春の静かな空気に溶け込んでいきます。メジロの羽の細かい質感や、瞳に映る光の粒まで綺麗に撮れたときは、何時間待ったとしてもその疲れが吹き飛ぶほどの達成感があります。自然が見せてくれる最高のドラマを、自分だけのフレームに閉じ込める。これこそが、生きものを撮影する醍醐味だと言えるでしょう。

 花と鳥が教えてくれる、一期一会の季節

 ボケの花とメジロが織りなす「花鳥風月」の世界は、私たちの日常がいかに美しいもので溢れているかを教えてくれます。ボケの花が咲き、メジロが訪れる期間は、一年の中でもほんのわずかな時間です。雨が降れば花は散り、メジロたちは次の季節を求めて別の場所へと旅立ってしまいます。だからこそ、今この目で見ている光景は、二度と同じものはない「一期一会」の贈り物なのです。

 忙しい毎日を過ごしていると、足元の小さな変化を見逃してしまいがちです。でも、少しだけ歩くスピードを緩めて、近所の木々を見上げてみてください。そこには、小さな命たちが懸命に今を生き、季節を謳歌している姿があります。ボケの赤とメジロの緑。その鮮やかなコントラストを心に刻むことで、明日からの日々が少しだけ優しく、明るく感じられるはずです。写真として残すことも素晴らしいですが、まずは自分の目でその美しさをしっかりと味わい、春が運んできてくれた小さな幸せを噛み締めていたいものですね。

 

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国東半島に春を告げる黄金色の森~西方寺のミツマタ大群生地の魅力

 大分県国東市の山深き谷間、国見町西方寺地区。ここには、早春のわずかな期間だけ現れる、神秘的な「黄金色の森」があります。和紙の原料として知られる「ミツマタ」が、斜面一面を埋め尽くして咲き誇るその光景は、まさに絶景。

 今回のブログ記事では、地元の方々に大切に守られてきた、西方寺のミツマタの魅力と、訪れる際のポイントをご紹介します。

国東市観光協会のホームページから

 

 視界を埋め尽くす「黄金色のトンネル」と甘い香り

 西方寺のミツマタ群生地の一番の魅力は、その圧倒的な規模です。

地区内の林道沿い、約2.5キロにわたって5か所の群生地が点在しており、そのすべてを合わせると、あたり一面が黄色い花で埋め尽くされます。 

 ミツマタの花は、小さな黄色い花が身を寄せ合って、ひとつの丸い手毬のような形を作っています。

杉林などの木々の間から差し込む日の光を浴びると、花々がキラキラと輝き、まるで黄金色の妖精が舞い降りたかのような幻想的な世界が広がります。 

 魅力は視覚だけではありません。ミツマタの花は、とても甘く、優しい香りを持っています。

群生地に一歩足を踏み入れれば、視界いっぱいの黄色とともに、その芳醇な香りに全身が包まれ、心身ともに癒やされること間違いありません。

 

 地元「保存会」の深い愛情が育む、年々広がる絶景

 この素晴らしい景観は、決して自然の力だけで作られたものではありません。

かつては自生していたミツマタですが、10年以上前から地元住民で構成される「西方寺ミツマタ保存会」の方々が、斜面の整備や植樹、下草刈りなどを一本一本、手作業で大切に行ってきた成果なのです。 

 ミツマタは寿命が約10年と言われています。保存会の方々は、毎年新しい苗を植え続け、この絶景を後世に残そうと活動されています。

 訪れた際には、ぜひ、花々の美しさとともに、それを支える地域の方々の愛情と苦労にも思いを馳せてみてください。開花期間中には、地元の方々による温かい「お接待(おもてなし)」や、地元農産物の販売が行われることもあります。


 5つの群生地それぞれが持つ個性。最大規模は「第5群生地」

  西方寺のミツマタは、林道沿いに点在しているため、ウォーキングをしながら異なる景色を楽しめるのも魅力です。

【第1~4群生地】

 林道沿いに現れ、それぞれに異なる木々の密度や斜面の角度があり、多様な写真撮影が楽しめます。

【第5群生地】

 西方寺で最大規模を誇る群生地です。斜面一面が黄色く染まる様は圧巻で、現在もさらに拡大中です。

 見頃とアクセス

 西方寺のミツマタは、ソメイヨシノよりも一足早く春を告げます。

  • 見頃: 例年 3月中旬~下旬

    • その年の気候により前後するため、訪問前に国東市観光協会や市ホームページの最新情報を確認することをおすすめします。

  • 場所: 大分県国東市国見町西方寺地区

  • 注意点:

    • 群生地へ向かう林道は、道幅が非常に狭い1車線道路です。車の運転には十分注意し、対向車がある場合は譲り合いましょう。運転に自信のない方は、観光協会などが主催するツアーを利用するのも一つの方法です。

 

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早春に咲く小さなコチョウラン
 ~小町藤(ハーデンベルギア)の魅力

 オーストラリアからやってきた「小町藤(ハーデンベルギア)」は、まだ寒い時期から春にかけて、紫やピンク、白の小さな花をたくさん咲かせるとても元気な植物です。藤の花を小さくしたような見た目からその名前がつきましたが、実は一年中緑の葉っぱを絶やさない常緑の仲間です。

 

 藤の花のような可愛い小花

 小町藤の一番の魅力は、なんといってもその花の形です。1センチくらいの小さな花が、ブドウの房(ふさ)のようにたくさん集まって咲きます。近くでじっくり見てみると、まるでお祝いの時によく使われる「コチョウラン」を小さくしたような、とても愛嬌(あいきょう)のある形をしています。

色は鮮やかな紫色が有名ですが、清楚な白や優しいピンク色もあり、どれも濃い緑色の葉っぱによく映えます。咲き進むと花のカーテンのようになり、見応えも十分です。

 

 一年中みどりを楽しめる丈夫な葉

 花の時期が終わっても、小町藤は目を楽しませてくれます。この植物は冬に葉が落ちないタイプなので、一年中つやつやとした濃い緑色の葉っぱを茂らせてくれます。葉っぱ自体もしっかりとした硬さがあり、とても丈夫です。

 つるがぐんぐんと伸びる性質を持っているので、フェンスや壁に絡ませれば、一年中緑が絶えない「生け垣」のようにもなります。冬のお庭が寂しくならないのは、ガーデニングをする人にとって嬉しいポイントです。


 初心者でも安心!手間いらずな性格

  小町藤は、初めて植物を育てる方にもおすすめの「手がかからない」優等生です。病気や虫にとても強く、一度根付いてしまえば、少しくらい水やりを忘れてしまっても枯れにくい強さを持っています。

また、つるが自分から何かに巻き付いていくタイプなので、ネットや支柱(しちゅう)を用意してあげるだけで、勝手に高いところまで登っていってくれます。トゲもないので、お子様やペットがいるご家庭でも安心して手入れができます。

 写真は、我が家のフェンスに這わせたものです。毎年、たくさんの花を見せてくれます。いろんな花の色が楽しめるのも最高です。

 この植物は、植える場所をあまり選びません。お日様が大好きですが、少し影になるような場所でも元気に育って花を咲かせてくれます。地植えにして大きく育てるのはもちろん、植木鉢で育てることもできます。

 鉢植えの場合は、支柱を立ててコンパクトにまとめれば、ベランダなどの限られたスペースでも楽しめます。自分のライフスタイルに合わせて、お庭の主役にも、ベランダのアクセントにもなってくれる柔軟さが魅力です。

 

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 小雨の中、嬉しい訪問でした😊

 

 

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