得意技で大学初得点 | 少年サッカーよもやま話し

少年サッカーよもやま話し

とある少年サッカーチームに属するコーチの体験談。
いい意味でも悪い意味でも少年サッカーにおけるよもや話しをしていきます。

今回の記事は嬉しすぎて息子自慢記事になってしまう。

あらかじめご了承下さい。


大学のTMに参加し、大学初得点を決めた。

社会人チームとの練習試合。


トップチームに帯同して2ヶ月弱となるが、これまではCBとしての出場で、前後半のどちらかのみ。

今回得点を決めたのは、ボランチでの途中出場で、後半終了前の15分間の出場。

得点シーンをマネージャーさんが動画で記録してくれており、得点シーンを見る事が出来た。


息子の得点はフリーキック。

ペナルティーエリアから約10メートル後方の右サイド側。

ちょうど2010年のワールドカップのデンマーク戦で、本田圭佑が無回転のフリーキックを決めた時の位置より少しゴールに近い位の似たような位置。

息子のフリーキックは無回転ではなかったが、本田と同じく左足で蹴り、ゴール左上隅へカーブ回転で決めた。

撮影位置が息子の背中側からだったので、ボールの軌道がしっかり撮れていた。

一瞬ゴール枠から外れるように見えたが、ボールが落ちながらカーブかかり、ギリギリゴールバーをかすめずにネットを揺らした。

GKが動かず立ったままだったので、枠を外れると思ったのだろう。

大学生の先輩達が喜びながら駆け寄り、頭をぐちゃぐちゃにされながら初得点を祝福してくれた。


息子にキッカーを指名したのは監督だった。

フリーキックをもらった時に、監督の指示で息子に蹴らすようゲームキャプテンに伝えたらしい。

息子自身驚いたみたいだが、味方に合わせてもいいし、直接狙ってもいいから。

味方はサイン通り動くから思い切って蹴れとゲームキャプテンから背中を押されたとのこと。

息子は迷わず直接ゴールを決めに行く事を選んだ。


私は、どっちの足で蹴るかいつ決めたのか聞いた。

息子は、(フリーキックを)もらった位置見て左で蹴る方が選択肢多いから、すぐに左で蹴ると決めたとの事。


味方の動きによっては合わせる事もあるので、蹴る寸前に直接ゴールを狙うキックから合わせるキックに変える事もあるという。

そういう意味で左足で蹴る方が角度的に選択肢が多いようだ。

おそらく、あの位置から右足で蹴ると、味方に合わせるクロスになる率が高く、敵も対応しやすいのだろう。


ゴール左上隅を狙った意図について聞いてみた。

息子曰く、

「壁の位置がゴールの右寄りに立っていたし、相手GKもゴール右側を意識していると思った。

オレが左で蹴るからやろうな。

だから、左上の隅のGKが反応しても触れない所に入ればいいやと思って蹴った。

GK反応せんかったし、あれは出来すぎのキックやった。」

「無回転で蹴る考えなかったんか?」

笑いながら聞いてみた。

息子

「あの位置からそんなん難しくて無理やわ。本田のキックの事やろ?あの精度はヤバい。あれは芸術レベルやし神かかってるから。」


試合後のミーティングを終え、息子が監督とコーチに呼ばれたらしい。

私は息子がなんで監督に呼ばれたか聞いてみると

息子

「監督が

   “Aでお前が1番下手なんだよ、今のところ。

   でもな、お前のキックはA1でも抜きん出てん   だ。

   A1来るなら必死についてきな。””

 って関東弁で言われたわ。

 改めて言わんでも下手なんわかってるけどな。」

関東弁はどうでもいいが、今の息子にとって最高の褒め言葉じゃないか。


ちなみにA1とは、この大学のトップチームをAチームとしているが、Aチームにも2チームあり、

A1がスタメン、A2がベンチメンバーになっている。

息子はこの試合までA2だったが、監督の言葉からするとA1に上がれるのか?

息子と同じ新1回生の怪物君はA1、もう1人のGKはA2である。


まあ、A1でもA2でも初得点がフリーキックとは。

動画ではあるが、息子のフリーキックの得点を見れて心躍る私であった。