少年サッカーよもやま話し

少年サッカーよもやま話し

とある少年サッカーチームに属するコーチの体験談。
いい意味でも悪い意味でも少年サッカーにおけるよもや話しをしていきます。

「だから言っただろ!なんでそうなんだよ!」
コーチの声がピッチに響き渡る。

私が地方の招待カップ戦に帯同し、審判をしている時の事である。
この試合は私の地元にあるチームと、遠方からの遠征チームとの試合。
声の主は遠征チームのコーチである。

このコーチ、試合開始直後から選手に対し、
「自分達で考えてプレーしなきゃダメだよ!コーチの指示待ちじゃいけないよ!」
と何度もコーチングしていたことから、選手の判断を尊重するタイプのコーチかに見えた。

しかし、試合が進むにつれて、
・ 何度言ったらわかんだよ!
・ 誰がそんなことしろと言った?
・ なんで(指示)守んねぇんだよ!
・ 誰がそんな事しろっつった?
・ てめぇの判断ミスだ!オレの言う事聞かねぇからだ!

選手はワンプレーごとにベンチを見ている。
完全にコーチにコントロールされているのがわかった。

コーチには考えてプレーしろと言われるものの、選手の判断とコーチの考えがマッチしないと叱られてしまう。
選手は自分の選択したプレーについて、1回事に答え合わせしながらプレーしているように見えた。

しかし、ハーフタイムには打って変わってコーチの指示は
「自分たちの判断に自信を持てよ!サッカーをするのはお前たちだぜ?自分たちで考えてプレーしなきゃ成長しないよ?」

試合中と言ってる事が滅茶苦茶である。
コーチの指導は綺麗事。
そんな事じゃ選手は迷ってしまう。
試合中の選手の迷いながらプレーする姿はこのコーチの目には写ってない。
自分の思い通りにプレーさせたいのが本心である。

コーチの理想と現実を垣間見た一瞬であった。