6月も残り2日となりました。
今月はアレクサンダー、テクニークに興味を持って下さった方々との新たな出会いがあり、忙しくても嬉しい月となっています。
「アレクサンダー・テクニークって何でしょう？」からスタートして、生徒さんの探求したい事へ結びつけていきます。
最初は、❓マークを飛ばしていらしても、「何か気づいたことがありましたか？」…と、尋ねれば、概ね「うまく言葉で表現できないのですが、何かが確かに変わったと分かります」に至る。
「何だかよく分からないけれど、視界が広がった。」「何だかよく分からないけれど、ピアノの弾きにくいところが弾き易くなった」「何だかよくわからないけれど、腰の痛みがいつの間にか消えている」「何だかよくわからないけれど、声の響きが拡大した。」「何だかよく分からないけれど、楽器と身体が一体化した」「何だかよく分からないけれど、自分に上下、左右、前後があったと初めて気づいた」「何だかよく分からないけれど、足の底から歌えていてびっくりした。」「何だかよく分からないけれど、自分の身体に力みがあった事が分かった」「何だかよく分からないけれど、自分の身体の真ん中が動き出してた面白い」等々…「何だかよく分からないけれど…」の変容に気づいてくれる。
「何だかよく分からないけれど…」が「なるほど、そういうこと❣️」になった時、自分自身の心身の動きへ興味がぐんと深まっていきます。
世の中は益々情報に溢れていて、時にはtoo muchにさえ感じるのですが、一方、私達の体内の情報はどうでしょう？
ATを通して自分自身の心身の動きに興味を向け始めると、自分の心身から発信される情報が増えていくと感じます。
そしてそこにも、時にはtoo muchのイエローサインが点滅していて、自然の心身のデザインに立ち返っていけば、可能性が広がることに気づかせてくれます。
何だかよく分からない…が、なるほど❣️に発展していく過程をご一緒している今、教えながら学ばせて頂いています。
100年以上も続くこのAT。
誠に興味深い！
2022.6.28