著者 長浦 京
ハリウッド映画のような壮大な話です
かなりハードボイルドです
ドンパチドンパチ、どっか~んと、かなり激しいです
イタリアの富豪からの指令
中国返還直前の香港から、国家機密を奪い取る
国家機密とは?
実は、幾重にも意味の深い国家機密
その計画遂行のため
国籍もそれぞれ、キャリアもそれぞれの、脛に傷持つ人々が寄せ集められ、チームとなる
主人公は、失脚させられた元農水省官僚・古葉慶太
ロシア、イギリス、中国、アメリカが、裏から操るスパイがいる
二重スパイもいる
仲間といえど、信用できない
嘘と偽りだらけ
敵か味方かわからない
裏切りの連続で、、、
アンダードッグズとは負け犬のこと
やたら香港の地名(漢字にカタカナるび)や各国の秘密組織の名称が出てきて、なかなか頭に入らなくて、面倒でした
実は、この小説、香港返還直前の話と、20年後の話が、章単位で描かれています
20年後の章には、古葉の義理の娘が登場し、そちらも気になって読み進めます
非情な人間関係のあと、最後にエモーショナルなエピソードも付いてきます
この小説は、エンターテーメントとして、映像化した方が絶対面白いでしょう
(私が知らないだけで、実際、もう映像化してたりして💦)
古葉役は、小栗旬か松山ケンイチあたりでどうでしょうか(笑)
私の中では、そのお二人は、TVドラマ「日本沈没」で、官僚のイメージがついちゃってます