原作は、内科医であり作家の南杏子さんの小説です
命のしまい方を考えさせられます
いろんな病気で苦しむ、いろんな患者がいて
いろんな姿勢で闘っています
いろんな家族の、患者への向き合い方を知ります
それぞれの最期のかたちに直面します
吉永小百合は、在宅医療の診療所の医師役
彼女の穏やかな口調や物腰は、患者や家族を安心感で包み込みます
しかし
彼女が、自分の父親の病に向き合ったとき、、、
痛みにのたうち回る父親の姿を見たとき、、、
上の場面では、穏やかに父娘の会話が交わされました
私の父との思い出と重なり、かなり胸に迫り来るものがありました
映画では、金沢の四季を、目と耳で味わうことができます
風景や行事、しつらえ、調度品に、日本の美しい四季を感じます
心温まる場面に触れ、私は浄化された思いです
命の灯が消えるケースをいくつも目にして、私の涙は乾く暇無しという感じでした
鑑賞の際は、ぜひ、マスクの替え用意してください
ふだんは、おねえちゃん(広瀬アリス)贔屓の私です
が、
この映画で看護師役の広瀬すずの、地に足の着いた演技に好感が持てました