「ギターを一から学び直す」
何回この言葉を発したか数え直してみる。
①2000年。本業パートのベースに行き詰まってギターへのコンバートを考えた時。
▶︎2002年から学業とベースでのサポートが多過ぎてギターを弾く暇がなくなり修理。スケールの速弾きばかりやっていた。
②2005年。ソロ作品を作り始めて自分が既存の曲は弾けるがゼロから生み出せない、と自覚した時。
▶︎卒論書きと就活で止まり、さらに2007年からプロベーシストになり暇がなくなった。2010年には音楽業から引退。
③2015年。仕事で地方転勤し、音楽仲間がいない=ベースを弾くこともないのでこの際メタル以外のギターをやってみよう。
▶︎YouTubeにベースの演奏動画を上げたらベースのサポート依頼だらけになりギターを楽に弾けず。休みの日もバス釣りばかりしてたし(笑)
④2019年。東京に戻りソロ作品を作る作業に復帰。やはりギターパートを書いていてマンネリ感がある。
▶︎2020年のCOVID-19騒ぎで会社が経営危機で楽器弾いてる余裕なし!
⑤2024年。6弦ベースを手放すことを決め、代わりに6弦ベースをガットギターの代わりにしていたのできちんとクラシックギターを学ぶことにした。
▶︎ちゃんとクラシックのエチュードを弾いた。
⑥2025年1月、やっぱりエレクトリックも弾きたい!メタル以外も弾けるようになりたい!とSuper Stratを買った。
▶︎SONGSTARRの有料会員になり片っ端から弾きまくり。長年マルチエフェクターとヘッドフォンで練習していたのをデジタル回路一切なしのギターアンプでの練習に変更。これがすごい差になった!
⑦2025年12月。ふとかつての名手の名を思い出し、調べてみたら商業音楽から引退してコーチになっていると知る。志や想いが私がベーシストの頃に考えていた事と全て合致していて氏のテキストを取り寄せた。12/25に郵便ポストに届く。
そしてそれがこれ。
いまF060まで弾き進めている。ハムバッカーにヘヴィディストーションでメタルのシュレッドしかできなかった私が、クリーンやクランチで様々なバリエーションを弾けるようになった!
カッティングができるようになりたい!という欲は昔からあった。6弦ベースやバリトンギターで和音弾きやアルペジオは普通にやっていたけど、楽器の構造と音域上できなかったのが軽やかなカッティング。憧れがあったの。
それでカッティングに関するテキストは学び直しの都度古本屋で買ってきて弾いてみたのだけど、一冊やっても身に付かずであったり、最後までやる気にならなかったり…で特に「身につきましたよ」という感覚はなかった。
それが今回は違う!効率的で、無意識の反復練習で技術や筋力を高めるようにとても考えられた譜例が毎ページ毎ページ出てくる。前のページで覚えた型ですんなり弾けることはなく、全てのページで習得すべきことを一つずつ覚えさせてくれる。
なんだこの完成された教本は!
そんな感じで最後まで終わってないが2冊を追加購入。いまは出勤前と帰宅後、就寝前の3回譜面たてに向かって練習をするのが楽しみになっている。
私も20年前から「将来はベーシストのための練習曲集を書くのが夢。独奏曲やクラシックの楽器と弾くチェンバーミュージックを書くのが夢」と公言しているけど、先を越された…このレベルのものをかけないと私が書いても時代を超えて残らない…と格の違いを思い知らされた。
昔の私ならここでギターを置いてベースの練習曲を書く方に戻ってしまったけれど、「やれば毎日上手くなったことを実感できる」というこのテキストを前にして「…ベースはこのレッスンを全て終えるまでお預けだ。楽しいし礼儀だ。」と取り組んでいる。
Amazonのレビューページでは書ききらないのでしばらくタイミングを見てはこの「トータルギターメソッド」について書こうと思います。
津本さん。本当にありがとう!