vitamin bass "B2"

vitamin bass "B2"

メタルベーシストが釣りしたり、クルマ維持したり料理したり健康管理したりします。バス(魚)とベース(弦)でB2



予備のIbanezギターが手に入ったので要修理となっていたギターを直そう。


私のメインだったIbanez SV470は1992年の日本製。ボディ塗装は割れ、一部剥がれ、ネック裏は前オーナーの素人塗装が剥がれている。


右がSV470 MIJ。質屋で「長期在庫はヤフオクなんかに流すのだが、状態は良く無いが直せば使える良いものなので価値がわかる人の目に止まればとずっと置いてある」という店主の想いを汲んで買った。Fシリアルの日本製だ。最近はベースもIbanezメインとなってきた。


フレットは一度擦り合わせをした形跡があり形状に満足していない。ベンディングの際にフレットの摩擦を感じるのでフレットは打ち直ししたい。過去にFernandes FR90をDIYフレット交換で再起不能にしてしまった経験があるので今回はきちんとプロに頼もうかな。と言え自分だフレット打ち替えは出来るようになりたい。将来的にで良いんだ。



私たちが学生の頃はお年玉やバイト代でこういう作りの良い楽器を買って始めることができた。音楽聴き放題、動画見放題、タブ譜見放題の今の世代の条件ならもっと上手くなってたと思う反面、この時代の楽器を支えていたことは感謝したほうがいいな、と思ってる。


15年前にジャパンヴィンテージブームが来るか来ないかの頃、私は後のジャパンヴィンテージに相当する楽器を買い集めていた。その当時は80年代の楽器は木がいいが造りや品質管理が甘い、と思っていた。今思うと90年代上旬というのが品質と木資源のクロスポイントだったと思う。00年代も良いものはあったが、相応の値段がした。90年代は3万円のエントリーモデルも7万円のスタンダードも、10万円のプロ仕様も丁寧な日本製で素晴らしい加工がされている。


リフィニッシュをしたら価値が落ちるとか、オリジナルのパーツでは無いとかではなく、塗装は楽器の木部を保護するもの、機構にトラブルがあるパーツは交換して使い続けられるように維持して…とかの方が大切だと思うようになってきた。


きちんと手入れをして、私が死ぬまで使えて、次の世代に渡って…ということの方が「塗装をやり直してフルオリジナルのプレミア値を潰した」とか言われるより「歴史の中に消えるはずのものを守り抜いた」と言われる日が来ると思うようになった。


元々SV470のカラーバリエーションは塗りつぶしの黒とマホガニー材のオイルフィニッシュがあった。



私の使っているものは素人塗装が重ねられていて、元々はオイルフィニッシュ個体だったのかもしれない(素人がやったにしては厚く塗装してあるので黒に何かの理由で黒を重ねた可能性もあるが)。何色にするか考えるのがしばらくの楽しみだ。

細かい話は機会を見て書くことにするが、1992年日本製のIbanez、EX170を追加で手に入れた。これで現在日本製のIbanezが3本ある。RG2770、SV470(MIJ)、EX170(MIJ)だ。

元々インドネシア製や韓国製のIbanezも使ってきたが
「日本製のIbanezとインドネシア製のIbanezは良し悪しではなく、別物に感じる」
というのが最近の印象。各ブランドの廉価モデルだけを触ってそのブランドを知ったつもりになってはいけないと再認識した。


年末になるとミームの如く現れる「男性へのプレゼントで喜ばれるのはネクタイ、などと言いますが実際は〜」の大喜利。私は「Fシリアルのギター」というのを加えておきたい。



さて1992年製のジャンクギター(いつも通りジャンクである)。修理のプロセスはまた今度気が向いたら書くが、ネックのリペアは完了。残るはストラップピン部に割れ、塗装の割れが主だったトラブルだ。

90年代の楽器に多かったパイプレンチでのトラスロッド調整。Ibanez RG Prestigeに付属していた工具セットからトラスロッド調整用の7mmのパイプレンチを取り出したがサイズが合わず。今回のIbanezは8mmだった。珍しいな。

Amazonさんで調べてみたら日付を跨いだばかりの深夜の検索にも関わらず「今日中に届けるぜ」と。

ネック調整を終え、試奏。
RG Prestigeのネック全体が鳴る感じには及ばないが「手に馴染む薄いが硬いネック」という感じは近いものを感じる。同年代のSV470 MIJよりも現行RGのネックシェイプ、フィーリングに近い。

prestigeはマホガニー/メイプル。今回のはバスウッド。そこの差か。EX170はシンクロナイズドトレモロ。バスウッドボディを鳴らしきるには質量不足なのか、そもそも組みつけに差がありPrestigeみたいな鳴りを期待すんな、というのが正しいのか。

ブリッジは交換してみようと思っている。廉価モデルだが普通に使えるモデルの可能性が高いんだ。

最近自分と向き合う時間が作れるようになってきた。作れるようになってきたというか、時間はあった。その時間の中で過去を今と対比するのではなく、あの頃何をやりたかったのかとか、何ができなかったのかとか、当時の心境を知識と経験ある今から見ることができるようになったというか。Twitterの文字数で書く話じゃないのでこっちに書こうと思う。

 

6弦ベースについて

さっき風呂に入っているときに23年に及ぶジレンマの正体が分かった。

 

私は2002年、18歳から6弦ベースを使っている。当時はまだフュージョンバンドか変態セッションマンか一部プログレメタルの人しか使っていなかった。5弦ベースですら少し珍しい時代だった。

 

広い絵だけどご存じYAMAHA RBX6JM TBを使っていた。

YAMAHA RBX6JM John Myung

 

まあアクティブEQが私の好みじゃなくて弦ピッチも狭くて色とデザイン以外は私好みじゃなかった笑

けど何本か6弦を使ってきたけど一番思い入れがあったのも事実。

 

まず基本的な考えとしてなぜ6弦に手を出したのか。

Eより低い音が欲しかった。それでLow-B限は必須だった。でも5弦を使わず6弦にした。

正直いうと5弦ベースは演奏家業を辞めてから買っている。現役時代は使ってないんだ。

 

4弦か6弦だった。6弦を選んだのはもちろんJohn Myungの影響もあるけれど、「あったら困らないかも」というくらいの感覚でさらにHigh-C弦の増えた6弦を選んだというのが始まり。

6弦ベースは視覚的にただものではない感じがするので当時連日連夜ライブハウスに出ていた私は普通の人と違う楽器を求めていてその中でデザインやブランドとかよりも弦の数が多い、ということに勝るものはないと思っていたのも事実。

 

ところが6弦ベースを使い始めて困ったことがあった。弦が高価なので維持に困ったという話は散々しているので置いといて、6弦ベースはそのネックの大きさから完璧なフォームじゃないと弾けない。それまで4弦ベースではできていた「ロックな弾き方」が全くできない楽器だった。きちんと構え、きちんと弾く。それ以外を受け入れてくれない。

 

 

あと6弦ベース弾きにしか分からないと思うけれどネックが幅広で容積が大きいからなのか弦の振動がすごくタイト。音の立ち上がりもすごく早くて大きく振動させようとしても小さくしか鳴らないので演奏がかっちりしたプロの演奏になってしまう。なので5弦は4弦の感覚の延長で弾けるけど6弦は別の楽器を構えている感覚で挑んでいた。

 

 

ジレンマの話だけど、私は6弦ベースを弾くのが好き。振動がピアノのように「トーン」と響く。けれどその音は硬質でクリア。4弦ベースの音域拡張版だと思って使うとバンドアンサンブルに馴染まない。

正確にいうと4弦5弦は他のパートの技量を隠すような懐の深さがあるけれど6弦ベースは丸裸にしてしまう。6弦を使っても大丈夫なバンドで弾く機会がすごく少なかった。メタルの刻みなどをやる時も倍音成分が多く、ミドルに「パカパカ」というようなアタックが出やすい。ギタリストが低音一直線だったりするとメタルらしいレンジが出ない。

でも自分では知っている。音作りの上手いギタリストや音圧と音量と音抜けを両立できるドラムと一緒に演奏するとアンサンブルのうまさは異次元になることを。

私は6弦を使いたい。けれど6弦を使うとギタリストもドラムもバンドに6弦ベーシストがいる想定で音作りや弾き方を変える必要があることを悟った。具体的には普通のギタリストにとっての正解を正解としない、ハイミドルを少しブーストしたギター単体では硬めの音にするとうまく馴染む。けれどギタリストに私が6弦を使いたいから音作りを変えろ、というのはなかなか言いにくい。なので自粛して使う頻度が下がった。

 

他方でアコースティックギターとの組み合わせは使い方次第だった。アコギの倍音たっぷりの音にローファイなベースの音は曲を野暮ったくさせるけれどピアノトーンの6弦ベースはよく合う。なので後半の私は音域で選ぶのではなく、ネックの容積による倍音の量で4弦を使うか6弦を使うか決めていた。なので4弦を使っている日の方が音域が広いこともよくあったし、6弦ベースでルート弾きしかしない日もあった。

 

私が6弦ベースを使い続けて行き着いた境地はそこだった。

 

 

自分のバンドなら気兼ねなく6弦を使える、と思うのが普通じゃない。

けれど私の場合歌いながら弾かなくちゃいけなくて6弦ベースの正しいフォーム、すなわち胸の前に構え、胸を張り腹に力を入れながら弾くのは今度は歌の妨げになる。呼吸がしにくいし、見た目もなんだか歌手っぽくない。なので結局使う機会が少ない。

腰の位置で弾いたこともあったけれど6弦ベースの音色をコントロールするのに低い位置でのピッキングは精度に欠けて実用的じゃない。もちろんネックのふとさが左手の負担にもなる。

 

 

ちょっとまとめ切れないけれど23年も6弦ベースを弾いていると結構発見がある。6弦に挑戦してみたいと思っているベーシストや、仲間内に「6弦かっこ悪いからやめろよ」とか言われているベーシストがいたら話を聞いて的確にアドバイスができる気がする。

 

私の6弦ベースの使い方の最終形態はチェロの音域がついた楽器として捉えることだった。高い音を出すというより表現力のあるリードやオブリガードを弾ける、という感じで必要性と使い勝手を見出していた。あとは和音弾きと、高い音域をブライトな音で弾けるという利点。

 

音域が広いと言っても4度だけだし、弦が多いと言っても1本だし、この楽器の必要性は4弦ベースと禅問答を繰り広げたベーシストにしかわからないと思う。でも私は多くの人に使って欲しいと思うし、もっと名人が現れて欲しいとも思う。他方で早弾きなどは若手に負けてもこの楽器の可能性を引き出していることに関しては全然負ける気もしない、という自身もあったりしてまだ若さが抜けきってないと反省するところもある。

 

 

今日は本当に文字だけ。少なくともあの頃、東武東上線沿線で6弦ベース弾きは私くらいしか見かけなかったと言われたくらいだったよ(一人もいなかったということはないと思うけど私は年間100−150ステージやってたし)。ネットでしか6弦弾きに出会えず、わざわざみんなで2ヶ月先の予定で待ち合わせをして6弦ベーシストだらけのオフ会をやったこともあった。ベローチェに6弦ベース持った人が4人も集まって「弦何使ってます」とか「音量差はどのコンプ使ってる?」「ストラップすごい分厚いですね」とかそんな話ばかりしてた。懐かしいわ。

前回の更新からどれくらい空いたんだろう。

鬼のような繁忙があり、束の間の休みに贅沢すぎない自分へのご褒美みたいな感じの買い物に行ったりして



気づいたら今年になってからギター3本買ってた



という無茶苦茶な形で今年の半分折り返し。



多分2本目を買ったこともamebloには書いてない。高校生の頃にお世話になっていた楽器に強い質屋さんがあるのだけど、別件でそこに行ったらあったんです。


海外で10万円オーバーでも取引される90年代の日本製のギター。素人塗装されてベタベタで、艶もなくなり、塗装は水濡れ起こしたみたいになっている。


9,800円


休みの日に少しずつ手入れをしてとりあえず弾ける状態に。



このギターで練習量もさらに増え、一瞬Squireが戦力外になりかける感じだった。


ギタリストなら誰もが人生で10回は言う


「一生モノを買ったからもう買わないぞ」発言


をして1ヶ月半。



そして更なる事故が…。





「木製」


  レスポール

     ギター




「木製」って…どこのコピーモデルよ?

遠目に何のモデルかわかっていたから冷やかしで値段を見にきた。コピーモデルで35,000円ってGrass Rootsかなんかか?


冷やかし半分で見上げていくと









…。



ちょっと!

「木製」って扱いじゃないでしょ‼︎💦




質屋さんが買取こそしたけど店頭に並べるにあたり後になって真贋怪しくなってきて、Gibsonとして売り利益を取るのではなく、偽物など買わない、売らないという質屋としての信頼を守る、という決断で利益を乗せずに放出したとのこと。


買おうとしたら店員さんに「偽物かもしれないから」「1日2日考え直して!」「1週間くらい取り置きするから!」と買わせてくれないというイベントを経て2日後に買えました。


もう私からしたら本物じゃなくてもいいからこのマホガニーのしっかりした作りで薄い塗装にP90、このギブソン固有の最後が切り立った指板。スーパーコピーでもいいよ、これが欲しいと説得して売ってもらう感じ。

店頭に出しているのに熱意を伝えないと売ってくれないという謎イベントを経て家に持ち帰り。


トーンノブ、ポット、トラスロッド、ブリッジの刻印、キャビティの加工と型番のメモ、出荷前検品のカード、全部確認して本物です。





偽物かもしれないと思ったときに他にも方法あったと思うよ。それでも質屋の信頼を取ってノークレームノーリターンで売ることを選んだこのお店に敬意を表して財布だとかも一緒に買い替えてきた。


今家で1番弾くギターになってる。

特に半年続けていたEric Johnsonのコピーがだんだん弾けるようになってきてJoe Satorianiに手を出し始めている。「Surfing with the alien」のリフに出てくる2フレットのダブルの半音ベンディング。その音を聞いた時にトレモロのないギターの俊敏な反応にハッとさせられた。


今とても楽しいの

FUZZが壊れた。スイッチを踏みonにした後で足を離すと20%くらいしか繋がってない感じの音になる。ギタリストがフットスイッチの強度にこだわるわけがわかった。


私たちベーシストは一曲中エフェクターはかけっぱなしが多い。一曲中どころか1ステージ1セッティングもざらにある。on/offスイッチすらいらないと思うほどにだ。


自分がエレキギターをこうやってきちんと弾き始めて曲間でファズを踏んだり、コーラスを踏んだり、ベーシストの一生分くらいのon/offをやったらスイッチがおかしくなってしまった。



保証も修理もへったくれも無いamazonで買った中国製。千石電商で買ったスイッチと交換しようと中を開けた。





9ピンのハンダ取りに難儀したが「念のため」と外したハンダを全部付け直したら音が戻った。単なる接点不良だったようだ。


せっかくなのでC1をWIMAの0.1ufコンデンサに交換。それからgain(表記はsustain)が2以降変化を感じないレベルだったので10kΩの抵抗を三番ポットに直列配線しゲインを落とした。


持ち前の魅力は少し落ちたがヴィンテージ系ファズのような少しこもりのある唸りとサスティーンに変わった。エリックジョンソンごっこをするのに面白い。ファズが沼だと言うのも良くわかった。



次は自分用のファズを作ってみるとしてそれまではこれを使い続けよう。